久保不在のレアル・ソシエダは伝統のバスクダービーで1−1の引き分け

レアル・ソシエダ
チーム・協会

不可解な判定、逆境の中、勝ち点を獲得

【©︎RealSociedad】

 ラ・リーガ第22節、ラ・レアル(レアル・ソシエダの愛称)はアトレティック・クルブとのバスクダービーに臨んだ。バスクを代表する2チームによるプライドをかけた戦いが敵地サン・マメス・バリアで開催された。前回の対戦ではゴロチャテギの終了間際の劇的弾で勝利を収めたラ・レアル。超満員のサポーターと共にカテドラル(大聖堂の意)とも呼ばれるスタジアムでビルバオの雄が待ち構える。

 久保とバレネチェアは負傷により、そして前節レッドカードにより退場となったチャレタ=ツァルも欠場となった。一方、先日、クリスティアーノ・ロナウドが所属することで知られているアル・ナスル(サウジアラビア)から期限付き移籍で加入したブラジル人FWウェズレイは早速、遠征に帯同した。数日前に契約延長と新たな背番号が発表されたパブロ・マリンが先発に名を連ねた。※ラ・リーガでは1から25番がトップチーム登録となる。


 開始早々大きなチャンスを得たのはラ・レアル。ゴロチャテギを起点にゲデスを経由し、マリンの元へ。新たな背番号15を背負ったカンテラーノの渾身のシュートはスペイン代表GKウナイ・シモンを強襲。こぼれ球にオヤルサバルが迫るが惜しくもブロックされてしまう。バスク人としての歴史と伝統を共有しながらも、ビスカイアとギプスコアそれぞれの地域の代表が相見える一戦は熱を帯び勝利への想いがピッチ内でぶつかる。

 37分、拮抗する展開を打破したのはまたしてもこの男。ゲデスがソレールのショートコーナーからのセルヒオ・ゴメスのパスを受けターンからゴールを見ないまま右足を一閃。エリア外から放たれた一撃がゴールネットに突き刺さる。前体制から幾度となくチームを救い、前回の対戦に引き続き再び得点を決めた”新ダービー男”の今季6点目がラ・レアルにリードをもたらし前半を0−1で終える。

 マタラッツォ監督は後半の早い時間から積極的な交代で消耗する中盤を補強。さらに77分にはオスカルソンと新戦力ウェズレイをピッチに送り出し前線の活性化も図る。勝利への道を歩んでいたラ・レアルだが、その道を阻んだのは不可解な判定。83分、DFパレデスの殴打を振り払ったブライス・メンデスにギジェルモ・クアドラ・フェルナンデス主審によりレッドカードが提示される。判定は覆ることなくラ・レアルは数的不利な状況で残された時間を戦う。

 そして88分、後半から出場したガラレタがドリブルでエリアに侵入し同点弾を決める。直後の90分にはブライスを退場に追いやったパレデスがエリア外から強烈なミドルシュートを放つが守護神レミロがセーブ。5分間のアディショナルタイムを守り切ったラ・レアルが勝ち点1を死守。新体制はリーグ戦3勝2分と無敗を維持し、調子を落としている6位エスパニョールとの勝ち点差6の8位につける。

 次戦は4日、国王杯デポルティボ・アラベス戦。中2日でのハードな日程となるがベスト4進出をかけ敵地メンディソロツァへ乗り込む。
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著者プロフィール

レアル・ソシエダは1900年代初頭に創設され、2度のリーグ優勝と3度の国王杯を制したスペインの名門サッカークラブです。過去にはミケル・アルテタやシャビ・アロンソといった名選手がプレーし、2022年からは日本代表の久保建英が所属しています。

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