プロ野球順位予想2026

note
チーム・協会
【これはnoteに投稿された佐藤静月さんによる記事です。】
佐藤です。遅まきながら今年もよろしくお願いします。
3年目となる #プロ野球(https://note.com/hashtag/%E3%83%97%E3%83%AD%E9%87%8E%E7%90%83) の #順位予想(https://note.com/hashtag/%E9%A0%86%E4%BD%8D%E4%BA%88%E6%83%B3)
今年もやらせていただきたいと存じます。

セ・リーグ順位予想

優勝:阪神タイガース
2位:中日ドラゴンズ
3位:読売ジャイアンツ
4位:横浜DeNAベイスターズ
5位:東京ヤクルトスワローズ
最下位:広島東洋カープ

【考察】
老舗が上位、新参は下位という特徴を付けて順位を出したが
阪神独走、中日五分、3~6位接戦とみる。
解説をすると1936年がNPB初年度にあたり、現在も活動している初期メンバーは読売、阪神、中日、オリックスである。

阪神:あたらめて「指導者は言葉が商売」だということを、阪神監督一年目の藤川球児が証明してくれたと思う。元よりチームの地盤が固かったこともあるが、責任ある人が説明する義務を果たすチームは安定感が違う。
打撃面では40本塁打の佐藤輝明、投手陣では佐藤の同期でもある石井大智が大車輪を見せた。FA去就が注目されていた近本光司が残ったことも勝てているチーム相応の風が吹いている。ドラフトで立石正広を引き当てたのも鬼に金棒だ。梅野隆太郎が低迷しデュプランディエは抜けたがトレードで経験値ある伏見寅威が加入、ルーカス、モレータと阪神ではピッチャーの目利きは昔から明るい。
それでも唯一怖いのは主力の故障だ。岡田政権以来不動起用の傾向が強く、旗色優れる時の安定感は頼もしいが、補欠とレギュラーの経験値に差がつきやすい。去年のホークスは柳町らが上手くカバーしたが。FA残留した近本は阪神入団以降常にAクラスという勝ち運を齎している一方、「走り屋はアシ(賞味期限)が早い」宿命か数値面に陰りが見える。

中日:組織には「聖域」というものがある。実力主義を旨とする一方でお金がかかる現実を持つプロスポーツも例外ではない。聖域との距離感に気を払いながら将帥の任に入った井上一樹は、采配面こそ疑問の声は少なくないが最下位脱出なら一定の成果を見せたといえる。楽天の正捕手で野村克也の末っ子弟子にあたる嶋基宏のHC就任も見どころとしては小さくない。元より嶋は中京圏の生まれで、采配としてはバントを好む評価が多い。
落合博満が監督の任を下りて15年になる。在任8年間は勝ちまくったが、ベテラン好きおよび不動起用による若手登用で遅れ長く下位に燻ぶり続けてきた。それでも岡林勇希らの若手登用がようやく形を成しつつある。岡林、細川成也、上林誠知の外野陣が今のドラゴンズにおける最大の強みだ。根尾昂、石川昂弥と当たりくじの人材さえ本領発揮できればいい線を行く用意はある。
反して投手陣は大野雄大の健在こそ喜ばしいが、高橋宏斗以外の先発が心許なく、草加勝や仲地礼亜をまだモノにできていない。ホームランテラス設置は強打好きのファンこそ喜ぶが、グラウンドに助けられてきた投手陣には逆風といえる。

巨人:「監督の座を約束されていた」阿部慎之助が苦しんでいる。中日の項でも述べたが、巨人なら川上哲治、藤田元司、原辰徳と続く「川上派の嫡流」も1つの聖域といえる。予定通り大将の位に就いた阿部だが、後継者指名した原も心配した通りパワハラ上司の評価は最早公然のものになっている。加えて川上派と肩を並べる長嶋派では内外より愛弟子と目される松井秀喜の擁立及び待望論(https://note.com/bluemoon_satoh/n/n9c563f8c1d89?external_type=sports_navi&external_position=related_link&rt=external&sub_rt=sports_nav)が活発な状態であり、不協和音を抱えた状態で外敵に当たるのは大変だろう。先輩に仕事を邪魔されている阿部の状況は同情できるが、二軍監督時代の罰走事件や「ミスをした若手は謝罪に来るべきである」「足を引っ張った選手をインタビューで名を上げなくてはいけない」など超然主義な上司像を阿部が手放さない限り、優勝を義務付けられた最大手を束ねるには道が険しい。若手登用を希望する山口寿一オーナーと、ベテラン好きな阿部の方針不一致も気になる。
戦力面でも1人でホームランの数を稼いでいた岡本和真流出が決まり、4番を託せるのが外国人のキャベッジかSBから来た砂川リチャードだけと大砲が少な過ぎる。ドラフトも竹丸和幸はじめピッチャー中心であり、泉口友汰の台頭や松本剛のFA加入、丸佳浩らベテラン健在が小さく見えると言わざるを得ない。
先発陣では山﨑伊織の孤軍奮闘だったがそれでもマルティネスらリリーフ陣はもともと固く、戸郷翔征や高梨雄平らが持ち直せば3位には滑り込める。順位は巨人と横浜で3位予想を悩んだが、チーム状態の不安はあれど団体競技は往々として守備力順に並ぶものだ。

横浜:「番長」三浦大輔政権が終わり、後任監督候補が乱立した(https://note.com/bluemoon_satoh/n/n59e5b461b72f?external_type=sports_navi&external_position=related_link&rt=external&sub_rt=sports_navi)状態の末に相川亮二が監督の座を継いだ。「内野とキャッチャーは監督向き」(野村克也)のセオリーには適う。相川の現役時代は「チャンスに強いが、防御率は悪い」タイプで、得失点とも嵩むチームになるかもしれない。
昔から強打のチームとして知られる横浜は牧秀悟、佐野恵太をはじめ24年日本一(https://note.com/bluemoon_satoh/n/nd7e6037baf72?external_type=sports_navi&external_position=related_link&rt=external&sub_rt=sports_navi)を筆頭に殴り勝つ試合を幾度も演じてきた。しかし守備面で大きく支えてきた桑原将志が西武に流出。FA流出ワーストチームに手を差し伸べる桑原の行動に義侠は感じるが、走る守る2面を1人で支えてきた桑原の穴埋めは容易と言い難い。蝦名達夫は台頭したが筒香嘉智、宮崎敏郎、ビシエドと野手の平均年齢は高い。
投手面では石田裕太郎と竹田祐は伸びているが、ジャクソン、ケイ、バウアーが抜けるディフェンスでのマイナスは小さくない。坂本裕哉しか左リリーフがいないのも穴。
それ以上の不安はグラウンド外にある。筒香や山崎康晃、東克樹が契約更改の席で若手選手の覇気不足に苦言を呈し、将帥となる相川や村田修一は負けていた時のレギュラーで近本と逆の選手時代での負け運が気になる。内外から指導者として高く評価されていた石井琢朗流出は大打撃だ。加え雑誌レベルながらスタッフ陣の跳躍が指摘されており、TBS時代の砂原、若林、佐藤といった背広組の独り相撲を髣髴する悪い聖域化の危険はある。
あとおまけレベルの余談を一つ、このオフで66年ぶりに巨人から横浜に馬場さんが来た。馬場皐輔から66年遡るこの人物とは、プロレス転向したジャイアント馬場である。

ヤク:セントラルのチームは総じて排他性が濃く、エースナンバー1の系譜に連なる池山隆寛を監督に据えたヤクルトもこの傾向は強い。走攻守トータル面の身体能力に優れホームランか三振の豪快さ及び博奕性を愛された選手だが、指導者経験値の多さと新潟を下回る二軍成績や博奕気質のどちらが転ぶかは賽を振るまでわからない。同じくエースナンバーの系譜の一人青木宣親もGMとしては新人だ。一方でHCの松元ユウイチは池山青木と逆で現役時代の成績が弱く評判は芳しくない。
村上宗隆流出をはじめ、オスナ、サンタナ、山田哲人も加齢が進み、塩見泰隆にいたってはほとんど試合に出られなかった。吉村貢司郎以外の先発稼働率がもう一つで、石山泰稚や庄子宏太など健闘している投手こそいるが依然一握りの選手だけで頑張っている印象を禁じ得ない。
それでも巨人、横浜、広島よりヤクルトは若手登用に前向きな姿勢は窺えるため、日ハムや中日同様若手の成長如何で浮上できる芽はある。今季は結果が出なかったとしても内容は明るい。山田哲人と塩見泰隆といった走り屋タイプの再起は可能性としては難しいが、長岡秀樹が持ち直し最も伸びている内山壮真とドラ1松下歩叶の三塁争いを上昇気流の種火に充てたい。

広島:菊池涼介や秋山翔吾の加齢が進むなど、12球団で最も若手登用で遅れている。将帥たる新井貴浩は立浪和義や阿部とは逆の優しい上司ではあるが、優し過ぎたか平均年齢は高い。首位打者に輝いた小園海斗が契約更改で難航するなど気を揉む噂も多く、外国人選手の当たりに助けられた5位であった。投手陣は栗林良吏先発転向の吉凶がポイントか。
そんな広島だが2つ光がある。1つはドラフトの即戦力が多いことだ。齊藤汰直ら投手の枚数はあり、立石こそ取れなかったが平川蓮がハマれば活路になりうる。もう1つは首脳陣で、ヤクルトの左リリーフだった石井弘寿入閣は排他性の際立つ広島には異例だ。

パ・リーグ順位予想

優勝:福岡ソフトバンクホークス
2位:北海道日本ハムファイターズ
3位:埼玉西武ライオンズ
4位:オリックスバファローズ
5位:千葉ロッテマリーンズ
最下位:東北楽天ゴールデンイーグルス

昨季同様パシフィックはSBと日ハムの一騎打ちを予想。
若手登用&FAでプラス収支の西武を3位とした。

【考察】
SB:ケイ、デュプランディエを逃したこともあるが、昨オフは上沢直之、その前は山川穂高と和田毅が騒がれた事績に比べると静かなオフとなった。阿部同様監督の椅子を約束されていた小久保裕紀が日本一に輝いたことで「王の一番弟子」の面目を施し、順調にキャリアを伸ばしている。巨人でゴジラ監督待望論について触れたが、もしかしてレベルの仮説ながら「王の一番弟子は立派にやっている。長嶋の一番弟子は何やってるんだ」という影響を与えているかもしれない。開幕早々にケガ人続出の非常事態となったが、柳町達をはじめとした補欠組の鬱憤がいい形でチームに還元された。ベテラン好きの小久保には不本意だったかもしれないが。ただ柳田悠岐らベテラン陣もこのままで終われないという意気込みから若手vsベテランの構図か。
今期もおそらく日ハムと一騎打ちになるだろう。投手面ではモイネロをはじめ大関友久、杉山一樹、松本裕樹、藤井皓哉は盤石だが、有原航平の日ハム出戻りが決まったことでどう変わるか。

日公:昨季CSでの敗北の雪辱という新しい目標を胸に新庄剛志率いる日ハムであったが、またもCSで涙を呑んだ。
投では伊藤大海が大車輪で有原航平が出戻る。打では松本剛こそ出たが万波中正に清宮幸太郎、レイエスと概ね陣容はしっかりしている。若手で特筆するなら山縣秀か。
ただ26年が日ハムのラストチャンスになるだろう。いつまでも選手はいてくれるわけでなく、むしろダルビッシュ有から大谷翔平まで日ハムはNPBで本場メジャーに最も近い。そしてこのチームには監督の椅子に座る人が前から決まっているのだから。そのうえで出戻りを果たすヤンチャ型の西川遥輝と、一見派手だが根は真面目な新庄剛志との気質の違いに一抹の不安を感じる。

西武:出ていった山川穂高にコテンパンに負けた24年シーズン。かつてのエース西口文也を監督に迎えた新生西武は渡部聖弥をはじめとした若手の躍動、ネビンの当たり、鳥越裕介や仁志敏久といったコーチ陣の頑張りに支えられ一先ずドン底は脱したと言える状況にある。さらに驚くべきはアクセス難が災いしてFA流出ワーストだった西武にレギュラー選手が来たのが驚きだった。日ハムの石井一成と横浜の桑原将志はFA収支で西武にプラスを齎している。ドラ1の小島大河は森友哉を髣髴とする強打のキャッチャーで、火力で丸々順位が決まった昨季の傾向ならこの上ない吉兆といえる。
その代わり投手陣では今井達也の海外流出はやはり影響を免れないだろう。それでも高橋光成は残り、渡邉勇太朗と山田陽翔も伸びている。

オリ:オリックスに覇を齎した「ナカジマジック」後の難しい状態であったが、素材を讃えられながらなかなか本領発揮といかなかった廣岡大志の規定打席到達など選手の復帰が実って3位につけた。
それでも投打に亘って不安が小さくない。投手陣は宮城大弥や九里亜蓮こそいるが宇田川優希はじめ怪我人が多くリリーフ枚数に不安はある。
野手陣は太田椋と紅林弘太郎以外の主力が高齢。岸田護監督は前任と異なり若手登用は不得手なのかもしれない。ドラフトも高卒中心で福永奨や野口智哉らが伸びてこないと未来は暗く、若手の伸び1点でみると今のオリックスは下位だ。

ロッ:投打に亘って精彩を欠きVision2025は惨敗に終わった昨季であるが、投手陣においてジャクソン及び石垣元気獲得は験がいい。沢村拓一の引退や益田直也の加齢はあるが、ドラフトは7人中5人がピッチャーであり、最下位の中でも横山陸人、高野脩汰、木村優人など若手登用は進んでいる。
重光昭夫オーナーが「放出は大失敗だった」と認めるほど選手の中心だったサブローが監督の座に就く。しかし人望とは裏腹に「外野出身は監督成功率が低い」ことや「PL関係者が監督として勝てていない」ことの2点で不安が先行する。
問題は野手陣で長年親しまれた荻野貴司放出をはじめ、主力が軒並み振るわなかった。ソトポランコといったロートルへの過剰な期待は酷だ。西川史礁、寺地隆成、藤原恭大、髙部瑛斗と善戦を見せる若手はいるがかえすがえすも安田尚憲ら若い大砲の伸び悩みが重たい。またプロジェクトが大ハズレだったにも関わらず、社長である高坂俊介がケジメをつけていない実態もマイナス。

楽天:功労者たる田中将大(https://note.com/bluemoon_satoh/n/n49faa18e7353?external_type=sports_navi&external_position=related_link&rt=external&sub_rt=sports_navi)を放出し2度目となる石井一久と三木肇の二人三脚で臨んだ2025年は、若手選手の走塁面での活躍もあって4位となった。もともとこのチームは脚で引っ掻き回す野球を好み、監督が代わっても走る戦い方が不動なのはおそらくオーナーの好みなのだろう。小郷裕哉や村林一輝のほか中島大輔が力を伸ばした一方、長く主砲を務めてきた浅村栄斗が加齢で翳りを見せ、火力面での不安は濃い。辰己涼介も騒がれたがなんとか残った。
投手面ではメジャー帰りの前田健太加入は目玉といえるが、ここ数年は精彩を欠いている。西垣雅矢、西口直人、藤平尚真は善戦し、ドラフトで臙脂繋がりか早大エース伊藤樹もいるが、早川隆久以外の先発がイニングを食めていない。また田中に続き則本昂大も流出し、二年連続で功労者が去るあたり空気の悪さは案じられる。

まとめ

簡潔に述べるとこうなる。
阪神:おそらくぶっちぎり。立石獲得も鬼に金棒
中日:若手育成実る。ホームランテラスは博奕
巨人:戦力は守高攻低。監督の求心力が爆弾
横浜:強打健在も、高齢化と首脳に不安
ヤク:立て直し一択。若手登用は前向き
広島:現時点で若手登用ワースト。監督が育成路線に舵を切れるか
SB:日ハムと一騎打ち濃厚。ベテラン野手は土俵際
日公:SBに再チャレンジ。改革の兆しあり
西武:FAで黒字。若手登用も光
オリ:リリーフと野手高齢に不安
ロッ:投手補強はマル。兎にも角にも若手大砲
楽天:若手は良いが、二年連続功労者流出

自軍以外の注目として巨人を挙げる。今の監督が最大手の重圧と一部の身内やマスコミが唱える「ゴジラ監督待望論」に挟まれた劣悪な状態は稀有だ。巨人90余年の歴史を紐解くと、阿部の師匠の師匠である藤田元司もオーナーである正力亨すらラブコールを送るほどだった「長嶋待望論」に苦しめられながら指揮を執った先例はある。

2026シーズン開幕は3月27日。今回はWBCが先立って開催される。
今日はここまで。読了感謝。

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