父が立った舞台を目指して海を渡った男。日本で積み重ねる、夢への一歩

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン3 第4節2026年1月17日(土)13:00 AGFフィールド (東京都)クリタウォーターガッシュ昭島 vs 狭山セコムラガッツ

クリタウォーターガッシュ昭島(D3)

【🄫ジャパンラグビー リーグワン】

ラグビー選手にとって、ラグビーワールドカップは夢の舞台だ。その大舞台を目標に、アメリカから日本へ渡ってきたのがヴィリアミ・ヘルだ。奇しくも、ラグビーワールドカップ2027オーストラリア大会で、アメリカ代表は日本代表と対戦する。その対戦を思い描くヘルの表情は、実に楽しげだった。
「日本を倒すことは、すごく特別な経験になると思います。そのときには、日本語もいまよりずっと分かるようになっていると思いますしね(笑)」
すでに日本代表とは対戦経験がある彼がワールドカップを強く意識する背景には、父の存在がある。父親は1987年に行われた第1回ラグビーワールドカップで、アメリカ代表としてプレーした元代表選手。その背中を追うように、自然とラグビーの道を歩み始めたヘルは、成長の場としてクリタウォーターガッシュ昭島を選んだ。
日本へ旅立つ前、アメリカ代表のコーチから彼は二つのアドバイスを受けた。一つはラインアウトでのリーダーシップ向上。試合の流れを左右する局面で周囲をまとめ、的確な判断を下せる存在になること。もう一つは、異国でプロとしてプレーすることでチームから「頼られる存在」となること。「プレッシャーの中でこそ、選手としても人としても成長できる」、と助言された。その成長を具体的に形にするため、ヘルは毎試合ごとに明確な目標を設定している。モールからのトライを一つ、ラインアウトからのスティールを二つ、そしてドミナントタックル率15%。数字に落とし込むことで、自身の役割と責任をはっきり意識しているのだ。
日本での挑戦が始まる中、私生活でも大きな出来事があった。来日後、第2子となる男の子が誕生した。父としての責任も背負い、迎えるのが今節の狭山セコムラガッツ戦だ。
「ずっとプレーしたいと思っていましたし、やっとチャンスが来た。すごく楽しみです」
新たな命と、ワールドカップという大きな夢。ヴィリアミ・ヘルはいま、日本の地で、その夢の舞台へと、一歩一歩、近づいている。
(匂坂俊之)
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