【今週の注目レース】武幸四郎厩舎から桜花賞候補がまた1頭誕生なるか、2戦2勝リリージョワ
【土曜・中山12R 4歳以上2勝クラス】
昨年のGIIIフェアリーSで1番人気を裏切る9着に敗れて以降、スランプに陥っていたレイユール(牝4=美浦・手塚貴久厩舎)が昨年12月の前走、初のダート挑戦でデビュー戦以来1年3カ月ぶりの2勝目を挙げた。このままダートでの走りを見てみたいが、今回は再び芝に戻っての昇級戦。半姉シンリョクカはGIII新潟記念の勝ち馬、母レイカーラも芝で5勝を挙げたオープン馬という血統だけに、やはり本領は芝にあると陣営は見ているか。今後の方向性を定める試金石となりそうだ。
【土曜・京都9R 稲荷特別】
ジョイエッロ(牡4=栗東・池江泰寿厩舎)は前走の1勝クラスで、着差はクビながらも直線のど真ん中から堂々と差し切る強い内容で完勝。昨年のプリンシパルSでは12番人気の低評価を覆す走りで3/4馬身差の2着に好走していたが、ダービー出走まであと一歩に迫った脚がフロックではないことを証明した。今回は約4カ月半ぶりの休み明けで昇級戦と簡単な条件ではないが、素質が光るドゥラメンテ産駒。このクラスで苦戦するような馬ではないはずだ。
【土曜・京都10R 紅梅ステークス】
GI桜花賞へつながる道は重賞だけではない。このレースで注目したいのは2戦2勝のリリージョワ(牝3=栗東・武幸四郎厩舎)。デビュー戦も3馬身半差の快勝だったが、さらに前走のもみじSでは、後にGII京王杯2歳S1着、GI朝日杯FS2着の牡馬ダイヤモンドノットを半馬身退けて制しているのだ。ならば、この馬も重賞級の力を秘めていると見たい。先週のGIIIフェアリーSを勝ったブラックチャリスに続き、武幸四郎厩舎から桜花賞候補がまた1頭現れるか。
【日曜・中山7R 4歳以上2勝クラス】
レッドバンデ(牡4=美浦・大竹正博厩舎)はGI菊花賞5着、GIIセントライト記念3着、GII青葉賞4着と、昨年の3歳重賞戦線で上位に来た実力馬。今年初戦は自己条件から再スタートを切ることになった。菊花賞4着のゲルチュタール、同7着のコーチェラバレーがGII日経新春杯で人気を集めそうな下馬評を見ると、このレッドバンデが重賞に出ていたとしても人気の一角となっていただろう。ここは力の違いを見せて突破しておきたい。
【日曜・中山10R ジャニュアリーステークス】
昨年の米BCスプリントで4着と健闘したアメリカンステージ(牡4=栗東・矢作芳人厩舎)が、この中山1200mダート戦を今年の始動戦に選択してきた。2月14日にサウジアラビアで開催されるリヤドダートスプリントへの招待を受諾しており、ここは同馬にとって前哨戦の位置づけとなる。ダート競馬の本場アメリカの最高峰スプリントレースでも見劣りしなかったスピードを日本のファンの前でも存分に披露して、いざサウジへと向かいたい。
【日曜・京都5R メイクデビュー】
父は三冠馬コントレイル、半兄にGI・7勝キタサンブラックを持つ良血馬ラルクアンレーヴ(牡3=栗東・清水久詞厩舎)が京都2000m芝でデビューする。ここに向けた調整も順調、栗東CWでの追い切りでは好タイムもマークしており、素質を十分に感じさせる動きを披露している模様だ。クラシックを意識できるような走りを初戦から見せることはできるか、注目したい。鞍上は武豊騎手。
(文・森永淳洋)
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ