電車でスタジアムに向かう元オールブラックスは、“常に100%の体現者”

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン2 第4節2026年1月17日(土)14:30 ヤンマースタジアム長居 (大阪府)レッドハリケーンズ大阪 vs 花園近鉄ライナーズ

花園近鉄ライナーズ(D2)

【🄫ジャパンラグビー リーグワン】

好調の花園近鉄ライナーズ(以下、花園L)をけん引しているのが、今季加入したピーター・ウマガ=ジェンセンだ。ニュージーランド代表のキャップを保持する実力者は、加入1年目ながら共同キャプテンの一人に抜擢された。
「正直、ショック(驚き)でした」と率直な思いを明かすウマガ=ジェンセン。しかし、この人選は太田春樹監督にとって必然だった。「2カ月半ほどチーム全員を見て判断しましたが、間違いはなかったですね」(太田監督)。
今季のチームスローガンは『TNT(Takes No Talent) ── 才能はいらない。必要なのは姿勢と努力』。「グラウンドで常に100%を出している」(太田監督)ウマガ=ジェンセンは、その体現者としてまさにうってつけの存在だ。
ディビジョン2では3節を終えて早くも3トライ。日本のラグビーへの適応力を示す一方で、ピッチ外でも大阪の街にすっかり溶け込んでいる。
東大阪市花園ラグビー場で試合が行われる日は、近鉄電車に乗ってスタジアムへ向かう。「先頭車両に乗って、なるべく目立たないようにしているんですけど」と笑うが、スーツ姿で身長187cm、体重106kgの大男が目立たないはずもない。
試合後のファンサービスもリーグワンの魅力の一つだが、ウマガ=ジェンセンのファンとの交流は東花園駅を降りた瞬間から始まっている。スタジアムまでの道中でも気さくに応じ、「ここのファンは本当に情熱的だと感じます」と語る。
もちろん、最大の見せ場はピッチの中だ。普段の温厚な人柄から一転、勇猛果敢にグラウンドを駆け回る。その姿勢は、世界的スターのマニー・リボックも高く評価する。「自分の行動で示してくれる男なので、安心して付いていける。彼がキャプテンの一人にいるのは、僕たちにとってラッキーですね」。
仲間思いでファン思いの共同キャプテンは、私生活では二人の男の子を愛する良き父親でもある。トライ後に披露するおなじみのパフォーマンスは、「息子の名前がフォックス(キツネ)で、彼が生まれたときからやっているんです」というキツネを模した仕草だ。

【🄫ジャパンラグビー リーグワン】

自身にとって初となるレッドハリケーンズ大阪との『大阪ダービー』でも、チームのために体を張り、そして愛息に捧げるパフォーマンスを披露する。
(下薗昌記)
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