香取慎吾さんとミラノ・コルティナ2026パラリンピックをアートで応援! 子どもたちが制作した“応援のタネ”
”応援のチカラ”アートとは
校内に設けられた展示スペース
「スポーツや芸術……児童・生徒の好きなことはそれぞれ違いますが、何か一つで活躍できたり、これをやり遂げたという達成感が味わったりできるように、授業で制作した作品をスロープ周りに展示しています。制作物が学校に展示されることで、子どもたちが喜びを感じることができれば、自己肯定感の向上につながるのではないでしょうか」
額に入れられた作品は、タイトルに加えて「アーティスト名」や手法の情報も添えられて、厳選された約20点が数ヵ月にわたって展示される。こうして小さなアーティストたちの創作意欲は刺激され、アイデアや思考をカタチにする表現力が養われてきた。
パラスポーツ体験で膨らませたイメージ
2025年9月11日、墨東特別支援学校の体育館では、小学部を対象とするパラスポーツの体験会が行われた。講師は2010年バンクーバーパラリンピックでアイスホッケー(旧名称:アイススレッジホッケー)が銀メダルを獲得した、当時の日本代表・上原大祐さん。子どもたちは氷上で使用するそりを陸上で体験できる仕様にしたフィールドスレッジに乗り、いきいきとした表情でスティックを操作したり、シュートを打ったりした。
「実際に自分たちがそりに乗ってパラスポーツを体験し、ワクワクする気持ちを感じられたのではないでしょうか」とは、今回のプロジェクトを担当する主幹教諭の藤井温子さん。
上原さんが持参したパラリンピックのメダルを首にかけると、嬉しそうな笑顔を浮かべた子どもたち。パラスポーツ、パラリンピアンに触れ、冬のスポーツが一気に身近になった。
絵を描くことが好きだという渡邊英瑠(える)さんは、タブレットのアプリで作品3点を描いた。そのうち1点はアイスホッケーを題材にした。
「(アイスホッケー体験が)楽しかった」と渡邊さん。イラストには胸番号やフェイスガードも描かれており、“がんばれ”という文字も添えた。「いっぱい頑張ってほしい」と、渡邊さんは“応援のタネ”に思いを込めた。
ほかに氷上競技の車いすカーリング、雪上でクロスカントリースキーと射撃を行うバイアスロンの絵も完成させ、制作は「楽しかった」と渡邊さん。
2025年11月30日の“応援のチカラ”プロジェクトキックオフイベントでは、観覧席でトークショーを楽しみ、香取さんから絵の制作についての感想を求められる場面も。「緊張したけど、頑張って言いました」。夢はYouTuberという渡邊さん。多くの報道陣や関係者に注目されるなかで堂々とコメントしていた。
制作したアートには、白地に黄色を敷き、水色で「がんばれ」と書いた。
「頑張ってほしいと思って、元気が出る色の黄色を使いました」
「テレビで知っている香取さんが学校に来てくれて、(取材の)カメラもたくさん来てうれしかった」とキーボード入力で教えてくれた西さん。
子どもたちの絵を見て回った香取さんが西さんのタブレットを覗き込み、「が・ん・ば・れ」と作品の中の文字を読み上げた。そのとき、香取さんと目が合ったと感じたと言い、「話しかけてくれてうれしかった」と笑顔全開で当時の気持ちを明かした。
前出の藤井さんは期待を込めて語る。
「今回のプロジェクトには、通学している子どもたちだけではなく、病院内で学んでいる子どもたちも複数参加しています。本校の子どもの作品と病院訪問学級の作品が混ざったアート作品は、これまでにない面白いものになるはずです。全校一体で参加できたうえ、パラスポーツを身近に感じられていい機会になりました」
どんな作品になるのか。選手たちに応援メッセージを送りつつ、楽しみに待ちたい。
※応援メッセージの受付は<“応援のチカラ”プロジェクトWEBサイト>で2026年3月15日(日)23:59まで。
text by TEAM A
key visual by Tokyo Metropolitan Government
※本記事はパラサポWEBに2026年1月に掲載されたものです。
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