【今週の注目レース】「最強世代」から素質馬が待望の復帰、4戦3勝ファンダムが中山マイル戦に登場

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無傷の3連勝でGIII毎日杯を制した素質馬ファンダムがダービー以来の復帰戦 【Photo by S.Okada】

 正月競馬が終わったと思ったら束の間、今週は土、日、月の3連休に合わせた3日間開催がやってくる。今年の重賞戦線を狙える可能性を秘めた馬が各路線で出走を予定しており、連日楽しみな3日間になりそうだ。1月10日(土)、11日(日)、12日(月)に中山、京都で行われる特別・平場・メイクデビューの注目レースを紹介!

【土曜・中山4R メイクデビュー】
アースアクシス(牝3=美浦・栗田徹厩舎)は半姉にノームコア、クロノジェネシスの2頭のGI馬がいる良血馬。姉たちは芝で活躍したが、父ドレフォンの本馬は1800mダートでのデビューとなる。どのような走りを見せるのか、初戦から注目度は高い。また、このレースには祖母シーザリオ、おじにエピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアがいる名門一族の出身、ギャニミード(牝3=美浦・木村哲也厩舎)も出走を予定している。こちらもドレフォン産駒だ。

【土曜・京都5R 3歳未勝利】
おじにGI朝日杯FSの勝ち馬サリオスなど、近親から活躍馬が多く出ている血統馬のサンダーバード(牝3=栗東・武幸四郎厩舎)。セレクトセール2億6000万円の高額馬としてもデビュー前から話題となった。2戦走ってまだ1着こそないものの、初戦3着、前走が0秒1差の2着と着実にステップアップ。今回は同馬を含めて前走2着が5頭もいるレベルの高い組み合わせとなったが、今度こそ初勝利を決めたいところだ。

【日曜・中山12R 4歳以上2勝クラス】
日曜の中山はGIIIフェアリーSの後にもぜひ熱視線を送りたい1頭がいる。それが最終レースのハードセルツァー(牡4=美浦・堀宣行厩舎)だ。昨年3月に中京1400mダートの未勝利戦でデビュー勝ちし、続く4月の中山1200mダート・1勝クラスも連勝して現在2戦2勝。無敗の戦績もさることながら、祖母が1994年のGI安田記念、GIマイルCSを制した女王ノースフライトというのも大きなポイントだ。芝とダートの違いはあれど、ノースフライトの名に再び注目が集まるような活躍を期待したい。

【日曜・京都10R 新春ステークス】
昨年前半はGIII京成杯3着、GIIIチャーチルダウンズC3着と重賞で上位に食い込んだミニトランザット(牡4=栗東・杉山佳明厩舎)。GI・NHKマイルCは12着に終わったものの、自己条件に戻ってからは力が違うとばかりに1勝クラス、2勝クラスを好内容で連勝した。本格化し始めた今ならここで3連勝も十分に狙える。今年のマイル重賞戦線の新勢力として名乗りを挙げるか。

【月曜・中山11R ニューイヤーステークス】
ミュージアムマイルらと同じ4歳世代から楽しみな素質馬が待望の復帰戦を迎える。デビューから無傷の3連勝でGIII毎日杯を制したファンダム(牡4=美浦・辻哲英厩舎)だ。続くGI日本ダービーは4番人気の支持を集めながらも14着に敗れたが、これはやはり距離が長かったのだろう。今回は仕切り直しのマイル戦。7カ月ぶりの休み明けがどうかだが、いきなりから「最強世代」の力を見せたい。

【月曜・京都10R 雅ステークス】
初ダートに挑んだデルアヴァー(牡4=栗東・松永幹夫厩舎)の前走が見事だった。後方から大外を一気に捲って2馬身半差の完勝。GII京都新聞杯3着、GII神戸新聞杯4着など芝の重賞実績もある馬だが、ダート適性は相当に高そうだ。血統背景を見ても祖母はGI天皇賞(秋)を勝ったヘヴンリーロマンスだが、母アムールブリエはJpnIIエンプレス杯連覇などダートグレード競走6勝、さらにおじにはJpnI・JBCクラシック馬のアウォーディー、国際GII・UAEダービー馬のラニがいるなどダート活躍馬が目白押しの一族。デルアヴァーもまだまだ上を目指せるはずだ。

(文・森永淳洋)
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