1年ぶりの復帰戦は、失って気づいた喜びとともに。名手が再びグラウンドに立つ

NECグリーンロケッツ東葛 ニック・フィップス選手 【🄫ジャパンラグビー リーグワン】

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン2 第3節2026年1月10日(土)14:30 柏の葉公園総合競技場 (千葉県)NECグリーンロケッツ東葛 vs 豊田自動織機シャトルズ愛知

NECグリーンロケッツ東葛(D2)

右ひざの大けがから約1年。ニック・フィップスが、ついにグラウンドへ帰ってくる。
負傷したのは2025年1月18日。奇しくも相手は、今回の復帰戦と同じ豊田自動織機シャトルズ愛知だった。
フィップスは「ひざの状態は良いです。ギリギリ1年以内に帰ってくることができました」と笑顔で語るが、復帰までに要した1年は本当にタフな時間だった。1年間の離脱を余儀なくされるほどの大けがは、彼にとって初めての経験だったからだ。
「これまでは常にグループの中で活動できていました。グループを離れ、一人でリハビリをしなければならない状況は初めてでした。リハビリは孤独なプロセスですし、私がリハビリをしている間、仲間たちはグラウンドでプレーし、試合の準備をしている。それでも、自分がコントロールできる部分をコントロールしようと心がけ、そこにフォーカスしてきました」
離脱期間の中で、フィップスが最も「キツかった」と振り返るのは、受傷から約半年後に受けた二度目の手術だ。昨年1月に負傷し、手術後は精力的にリハビリへ取り組んでいた。しかし思うように状態は上がらず、再びメスを入れる決断を迫られた。
「二度目の手術を終えたあと、その前の6カ月間で取り組んできたエクササイズを、もう一度やり直さなければいけなかった。それを受け入れるのは正直つらかったです。でも、やるしかない。幸運だったのは、メディカルチームが本当に素晴らしかったこと。コーチ陣も理解があり、彼らには支えてもらいました」
厳しい時間を過ごし、ラグビーから離れたからこそ、痛切に感じたものもある。それは、ラグビーへの思いであり、プレーできる喜びだった。その感情を胸に、フィップスは復帰戦を迎える。
「本当に、ラグビーを恋しく思う時間でした。プレーできることが当たり前だとは思っていませんでしたが、失って初めて気づくありがたみもあると感じました。試合そのものはもちろん、ビジターゲームへの遠征や、グラウンドでチームメートと競い合うこと。そういったすべてが恋しかった。試合はいつも緊張するものですが、今週末は同時にすごく楽しみでもあります。けがで離れている間は『自分のラストゲームがいつ訪れてもおかしくない』という思いもありました。だからこそ、試合の中で自分がやるべきことを一つひとつ達成していくことを、心から楽しみにしています」
フィップスはオーストラリア代表72キャップを誇り、ラグビーワールドカップ出場経験をもつ。その名手の帰還は、NECグリーンロケッツ東葛に確かな力をもたらす。
(鈴木潤)
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