移籍馬同士の力比較、かつてのプリンスリターンを上回る意外なデータとは/佐賀競馬・大恵総合研究所佐賀支部
今夜も20時40分までアツいレースが繰り広げられています。
その佐賀最終レースに特化したデータ分析を行うのが競馬リポーターの大恵陽子氏。
JRAと地方競馬の二刀流の彼女が、今夜も独自の視点から最終レース的中を目指します。
今夜と同条件の傾向は?
競馬リポーターの大恵陽子です。
今夜の佐賀最終レースは特別な条件のつかない「C2クラス」「1300m」という条件。
基本的には最終レース以外に組まれるC2クラスのレースと条件としては変わりありませんが、念のためここでは最終レースに限定した直近1年の成績を見てみましょう。
まず人気は上位人気の信頼が厚い一戦。
10レース中9レースで単勝3番人気以内の馬が複数頭、3着以内に入っていました。(オレンジマーカー)
また、1番人気は3着内率80%。
上位人気の信頼は高いですが、3連単万馬券は5レースで出現。
1番人気が馬券圏外になるか、6番人気以下の好走が要因でした。
位置取りとしては差しにも注意が必要。
逃げは3着内率60%とそれなりに高い一方、6番手以下からの差し馬が3着以内に入ったのも10レース中7レースでした。
逃げ・先行から2頭、差しから1頭というのが基本パターンです。
大井からの移籍馬、タイムから取捨を考える
佐賀にやって来る前の地で、どのような競馬ができていたかが一つの予想ファクターとなります。
注目したいのは大井から移籍初戦の⑫サヨノフジ。
前走の大井C3クラス10着は着順だけ見ると手を出すのを躊躇したくなるのですが、着目したのは走破タイムです。
大井ダート1600mで1分46秒9でした。
参考までに、佐賀最終レース(C2クラス1400m)で大井から移籍5戦目以内の馬の成績をまとめたのが下表。(2025年)
サンプルが2例しかないのですが、タイムからはここで十分通用しそうです。
なお、2行目の直近5走で大井重賞を走り、佐賀に移籍して勝ったのはプリンスリターンのこと。
重賞・サンタアニタトロフィーでブービーから大差離された最下位だった時の走破タイムが記されています。
重賞とC3クラスでは道中のペースが全く違うため、単純に時計だけで力量を判断できませんが、一つの指標にはなるでしょう。
悩ましい金沢組
金沢から移籍5戦目以内の馬の佐賀最終レース(C2クラス1400m)の成績は下表の通り、いずれも4着以下。(2025年)
今回は下表よりも1400mの走破タイムが遅い点から、買い目から思い切って外すか、あるいは相手に留めるかでしょう。
データからの推奨馬は?
昨秋に約10カ月ぶりの休養を経て復帰後は大井C3クラスで2桁着順が続きますが、前走は勝ち馬から1秒9差と大きく離されていません。
走破タイムもここでは十分通用しそうなもの。
⑪サトノシュタールはデビューが3歳秋。
JRAでは未勝利戦が終了した時期のため、古馬混合の1勝クラスでいきなり格上挑戦でしたが、18頭中17着でした。
デビュー2戦目となった前走は向正面でハミを取ってポジションを上げる場面もあり、悪くない走り。
一方で、1コーナーと4コーナーで大きく外に膨れるロスがあって最下位での入線となりました。
その点だけが心配ですが、きちんと回ってこられれば上位争いできる能力を持っていそうです。
③シリウスライトは2走前に後方から追い込んで3着。
上がり3ハロン39秒3の脚を再び繰り出せれば。
⑧クロシオカレントは名古屋から移籍初戦。
名古屋組は1500mで1分40秒5以下の持ちタイムが直近5走にあれば理想的なのですが、同馬は直近5走で最も速いのが1分42秒1。
基準外ではあるのですが、同様に基準タイムから1秒5以上、下回る馬が今回は多いため、ギリギリ許容範囲かも、と思い買い目に入れます。
買い目は絞りたい。
馬連 ⑪-⑫ 1点
昨夜と同じく馬連のオッズが2倍を切るようなら
3連複軸2頭 ⑪⑫-③⑧ 2点
文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「Number」「netkeiba.com」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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