運動部活動の地域連携・地域クラブ活動「自治体の課題」
地域連携・地域移行における自治体の課題
分析の手順として、まず、自由記述に記載された内容すべてを対象にワードクラウドを作成した。しかし、「もらう」「よい」「含む」などスポーツ庁への要望や各自治体の課題の内容には直結しない単語が多数抽出されたため、自由記述の内容を整理したうえでコーディングを行った。これらのキーワードについて、回答した自治体数を分母としてコードの出現率を算出し、グラフを作成した。
「地域連携・地域移行における自治体の課題」について928の自治体の自由記述をすべて分析対象とした、ワードクラウドによるビジュアル分析の結果を示す。「スポーツ庁に取り組んでほしいこと」で最も大きかった「財源」は相対的に小さくなり、「指導者」、「確保」が最も大きなフォントで表示され、そのほか「部活動」、「地域」、「受け皿」といった単語も相対的に出現頻度が高い。「指導者」以外にも「指導員」「指導」といった単語も多くみられ、指導者やそれに関わる課題が多い。
「受益者負担」15.9%は、これまでの部活動では低額で抑えられていた活動費用について、保護者への理解促進や周知、活動費用を払えない生徒の参加機会の確保などといった課題があげられている。また、生徒たちの活動場所への「移動手段確保」は14.4%、「活動場所確保」14.2%では活動場所の確保のほかにも学校環境の整備、学校以外の施設使用の手続きや防犯体制の強化といった記述がみられた。
そのほか、スポーツ庁への要望にはなかったが自治体の課題としてあげられたのは、「指導者の質の担保」や「他組織との連携、かかわり」などがあり、特に「他組織との連携、かかわり」ではスポーツ少年団や中体連との関わり、運動部活動の地域連携を進めるにあたり中心となる組織の構築、学校・地域スポーツクラブとの連携が課題とされていた。
参考文献
AI Academy Media(2023)【テキストマイニング】WordCloud(ワードクラウド)とは.
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