「何年か後に『あの日って“一つの歴史”が始まった日だよな』と言ってもらえるレスラーになる」1.4東京ドーム目前!EVILとのデビュー戦を控えるウルフアロン選手に直撃インタビュー!!
撮影/タイコウクニヨシ
■『サンセイアールアンドディ presents WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退』
2026年1月4日(日) 14:30開場16:00開始 ※第0試合は15:30開始
東京・東京ドーム
※チケットは全席種完売となりました。当日券の発売はございません。
■一番最初に観たのは、柴田(勝頼)選手と石井(智宏)選手のNEVER無差別級の試合だったんですけど、自分たちが培ってきた能力、パワー、すべてを出し切るっていう姿に衝撃を受けました
ウルフ 新日本プロレスを見始めるようになったのが、大学2年生の冬だったと思うんですけど、大学の一個下の後輩から進められて録画した『ワールドプロレスリング』を観たのがキッカケです。
――初めて観た時の感想は?
ウルフ 率直に「凄いな」って思いましたね。もちろん魅力的なものですけど、また柔道とは違った魅力、試合の中だけじゃなくて、自分の生き様を表現してる方たちが闘っているっていうところに、凄く感銘を受けました。
――リング上の闘いだけでなく?
ウルフ 言葉も、表情もすべて含めてですね。どちらかと言うと、柔道っていう競技は表情をあまり表に出さない。だから、疲れてることを悟らせないとか、できるだけ隠す文化でもあったりする中で、プロレスラーの方たちってすべてを顔に出して、言葉に出して生きてるっていうところに、また別の魅力を感じました。
――ちなみに最初に観たのはどの選手の試合か覚えてますか?
――あらためて、レスラーに転向を決断した経緯というのは?
ウルフ 大学生の頃、新日本プロレスを観てた時に「いつかこの競技をやりたいな」っていう気持ちがあったんですよ。でも、やっぱり柔道でまだまだやり残したこともたくさんありましたし、オリンピック、世界選手権、全日本選手権を優勝してなかったので、一旦その気持ちは自分の中にしまっておいて、この前のパリオリンピックが終わった時に、あらためて「柔道でもうやり残したことはないな」っていう風に感じましたし、その時に「プロレスやりたい」っていう気持ちがボクの中で大きく出てきたので、そこでやらしてもらいたいっていう話をさせていただきました。
――その決断は難しかったですか?
ウルフ 凄い簡単でしたよ。ボクは「やりたい」と思ったら、即行動するタイプなので、逆に言うと周りの方が「エッ、そうなの?」っていう風に衝撃を受けたのかなって。ホント自分の中でもこんなにプロレスやりたいっていう風に思うとはビックリしましたけど、柔道を引退するってなった時に、「プロレスをやりたい」っていう気持ちになったので、そこは自分に正直に生きてみたいなって思いました。
――柔道で一つ大きなことを成し遂げた状況で、またゼロからやるというのはリスクもあるかと思いますが。
――プロレスラーを目指す中で、新日本プロレスを選んだ理由は?
ウルフ もともとボクが観ていたのが新日本プロレスだったので、「プロレスやるんだったら新日本プロレス」っていう考えしかなかったです。
――ウルフ選手の思う新日本プロレスのイメージは?
ウルフ やっぱり一人一人の色が違うっていうイメージがありますね。それぞれが自分の長所を持っていて、そこを試合だったり、それ以外のところでも表現してて、そこに新日本プロレスの魅力を感じます。
――ご自身もその一員になりたいと。
ウルフ そうですね。その一員になりたいし、ボクもこの中で生きていたいって思いました。
■まだまだここから成長できるものもたくさんあると思いますけど、とりあえずこの6ヶ月間できることは全部やってきた
ウルフ 早かったですよ。やっぱり何かに打ち込んでる時間って凄く短く感じるじゃないですか。それこそ、メチャクチャつまんない映画を友だちに観せられてる時間と、自分が観たくて楽しみにしてた映画を観てる時間だと、同じ2時間半とか3時間でも全然体感する時間が違うのと一緒だと思うんですよ。
――なるほど。
ウルフ 自分のやりたいことにのめり込んでる時間って、ホントあっという間に過ぎていきますし、その中でいろいろ考えることとかがあるからこそではあると思うんですけど、気付いたらもう12月だなっていう感じですね。
――練習のキツさはいかがですか?
ウルフ やっぱりキツイですよ。でも、キツイと楽しいっていうのは同居するものだと思うので、キツイから楽しくないわけではなく、自分がやりたいからやれるっていうところはありますね。
――練習の手応えはいかがですか?
――いまの仕上がり具合はいかがですか?
ウルフ もう8割、9割は仕上がっていると思います。
――理想通りに進んでいると。
ウルフ どこが自分の理想かっていうのはわからなかったですけど、6ヶ月間の中でやれることは全部やりたかったので、まだまだここから成長できるものもたくさんあると思いますけど、とりあえずこの6ヶ月間できることは全部やってきたっていう感覚はあります。
――ルールなどは置いて、柔道とプロレスの大きな違いは何だと感じますか?
ウルフ プロレスは年間100試合以上あるのに対して、ボクは柔道を年間で4試合ぐらいしかやってないんですけど、柔道家って試合当日に向けてできるだけ疲れを抜くために、調整練習って練習の量を減らしていくんですよ。でも、プロレスって疲れた中でもいいパフォーマンスができるような身体にしていかないといけない、そこが大きな違いですね。
――コンディションの整え方が違うわけですね。
ウルフ だからこそ、最初からプロレスの練習をするんじゃなくて、“基礎体”ってまずは体力の練習をしてから、プロレスの練習に入るんですよ。ただ、最初は正直それが科学的ではないなっていう風に思ったところもあったんですけど、年間100試合以上あるって考えた時に、疲れた中で試合をするためには結果的にそういった練習が一番合ってるんですよ。
――とはいえ、柔道というバックボーンも活かしてはいきますか?
ウルフ バックボーンとして柔道はあり続けるものなので、そこは強みにはなると思いますけど、柔道をやってきたことだけでプロレスは絶対にできないので、ボクはしっかりとプロレスをイチから練習したいっていう話をさせてもらって、練習生の方たちと一緒にやらせてもらってるんですよ。
――プロレスラーとしての基盤を築き上げてからということですね。
――柔道家としてのウルフ選手の強みは?
ウルフ 同じ失敗を繰り返さないことですね。
――具体的には?
ウルフ 同じ相手に同じような負け方してるって成長してないじゃないですか。だから、その一つ一つの自分の試合とか、自分の練習を振り返りながら、同じ失敗をしないように、「どうやったら勝てるか、どうやったら負けないか」っていうのを常に考えながら成長できるのがボクの強みなのかなと思ってます。
――身体能力や技術面よりも精神面が強みであると。
ウルフ そういった自分の体験があるからこそ心も強くあれると思うので、そこはバランスだと思います。「頭でもしっかり考えながら自分の気持ちも安定させていく」そこのバランスが取れてるのが強みなのかなと。
――ちなみにウルフ選手の座右の銘は?
ウルフ ボクの道場の先生の受け売りなんですけど、“夢は大きく目標は身近に”っていう、夢は大きく持ちながらも夢ばっかり見ていてもそこには辿り着くことができないから、しっかりと目の前に目標を設定してそれを一個一個クリアしていくっていう言葉です。
――目先の目標を達成しながら最終的に夢を叶えると。
ウルフ その小さい目標が試合だけじゃなくて、今日の練習ではこの技が一回でもかかるようにとか、そういったものの積み重ねの最終的な先に自分が目指している自分像っていうものがあると思うので、その言葉に凄く救われたというか、その言葉とともにボクは柔道をやってきましたね。
――これからもそこは変わらないですか?
ウルフ これはボク自身の生き方の座右の銘なので、そこは変わらずにただただ上を目指すだけじゃなくて、上を目指すためにはどうすればいいのか道のりを明確にしていくわけで、それがプロレスの世界に入ったからといって変わるわけではなく、まずはデビューをしっかりと勝ち切って、その後に繋がっていく何かがあると思うので、そこを繋げてもっと高みを目指していきたいと思います。
■HOUSE OF TORTUREの人たちがダーティープレイをするのを見てて、正直「止めたい」っていう気持ちがあったんですよ。「ボクが観てきた新日本プロレスってそういうものじゃないだろ!」っていう想いが強かった
ウルフ プロレスラーになるっていうのがボクの中で新しくできた夢なので、ただなるだけではなく、なるからにはとことん上を目指してやっていきたいなって思いますね。少し嬉しい気持ちもありますけど、それを抑えながらしっかりと地に足をつけてやっていきたいです。
――大学生の頃から持っていたプロレスへの憧れがついに実現しますが。
ウルフ ボクがテレビで観ていた選手の方たちの中に自分も加わるっていうのは、もちろんうれしいですけど、うれしいだけじゃダメだと思うので、そこはもっともっと高みを目指して、これまで通り変わらずに、夢は大きく目標は身近にやっていきます。
――ここからEVIL戦について伺っていきますが、EVIL戦が決まった経緯としては、10.13両国でリングに上がったことがキッカケですが、あの時の想いというのは?
――練習生としてリングサイドでご覧になっていても、思う部分があったわけですね。
ウルフ ただ、それを自分の中で押し殺していたんですけど、両国で(ボルチン・)オレッグ選手とEVIL選手の試合があって、試合が終わったにも関わらずまたああいった行為が繰り返されていたので、あの時は頭で考えるよりも先に身体が動きましたね。
――一番の想いは怒りですか?
ウルフ 怒りっていうよりも、「ボクが観てきた新日本プロレスってそういうものじゃないだろ!」っていう想いが強かったので……。ホント気付いたら投げていたという風な感じだったので、自分でもビックリしました。
――本能で動いたからこそ、柔道技を出たと。
ウルフ 柔道技は払い腰、大腰と出ましたけど、最後はボディスラムもかけたので、あそこで感覚的にプロレス技が出るようになって来てるなって思って、そこは少しずつボク自身もプロレスラーになってきてるって実感しましたね。
――そして、ウルフ選手自ら、デビュー戦の相手にEVIL選手を指名しました。
――EVIL選手の印象は?
ウルフ プロレスのキャリアはボクよりも全然ありますし、プロレスラーのとしての技術や力は凄いものがあるとは思うんですけど、闘い方としてはシングルマッチにも関わらず、大勢で介入したりとか、正々堂々から一番かけ離れた闘い方をする人だとは思いますね。
――2025年のEVIL選手の暗躍ぶりについてはいかがですか?
ウルフ H.O.Tっていうユニットが巨大化したっていうのもありますし、『G1 CLIMAX』準優勝だったり、やっぱり技術力的には高い、プラスその技術力に反則もついてくるので、そこは強いなっていう感じはします。
――幅の広さあるもプロレスの魅力ではあると思いますが、EVIL選手はそこを最大限に活かしているレスラーでもあると思います。
ウルフ プロレスの幅が広いことでボク自身がやれることも増えてくると思いますし、幅が広いってことでルールを破ったり、反則をやってくる選手もいる中で、ボクがそこの土俵に立ってしまうと自分自身を落とすことになるので、ボクはそういった生き方をしたくないですね。ただ、相手がそういったことをやってくるのであれば、ボクはそこに対してしっかりと対応していきたいと思います。
――ウルフ選手は正々堂々と立ち向かうと。
ウルフ そうですね。正々堂々と立ち向かいながらも、柔道の時から相手の研究をずっとやってきてるので、相手がこういったことをする可能性も頭に入れながら練習もやってきてますし、そこは自信を持ってます。
■ボクは大学に入学してから大外刈りで負けたことが一度もない。もちろん柔道技を活かした技も準備してますし、柔道技を活かすようなプロレス技の研究は常日頃からやってます
ウルフ 闇が深ければ深いほど光も強く輝くと思いますので、ボクがその闇に対抗できるだけの光を放てるように準備してますから大丈夫です。
――またEVILという技は柔道の大外刈りの変型だと思われるが、対策などはいかがですか?
ウルフ ボクは大学に入学してから大外刈りで負けたことが一度もないですし、大外刈りの受け方とか返し方とかも頭に入ってますし、大外刈りであればまったく問題ない。それこそ、大外刈りで投げられるっていうのはボクの日常にはないことなんですけど、懸念点としては少し大外刈りと違うんですよ。
――と言いますと。
ウルフ EVILは相手の手を挙げて頭を後ろから入れるようなスタイルなので、そこに対して柔道選手も意外と対策ができてない部分がありますけど、そこも想定はしてます。
――この一戦で柔道技などは?
ウルフ もちろん柔道技を活かした技も準備してますし、柔道技を活かすようなプロレス技の研究は常日頃からやってます。
――もうその段階に入ってると。
ウルフ そうですね。それも完成に近づいて来てますね。
――柔道エッセンスの加わったプロレスラー・ウルフアロンに期待していいわけですね。
ウルフ もちろんです(キッパリ)。
――またこの一戦は、NEVER無差別級選手権ともなりましたが、率直にいかがですか?
――ベルトが懸かったことでモチベーションはいかがですか?
ウルフ モチベーションはもう天井まで上がっているので、そこはベルトがあろうがなかろうが関係ないです。
――EVIL選手がNEVERのベルトを金色に塗り上げたことに関してはいかがですか?
ウルフ ボクが新日本プロレスを観始めたのが、大学2年戦の頃で一番最初に観た試合がNEVER無差別級の試合だったので、そのベルトをああいう扱いをするっていうのは元プロレスファンとしても憤りを感じます。
――NEVERというタイトルに対してどういう想いをお持ちですか?
ウルフ やっぱり特別なタイトルですね。ボクが一番最初に観た新日本プロレスの試合が、柴田選手と石井選手のNEVER無差別級のタイトルマッチだったっていうところも特別な想いがありますし、NEVER無差別級の試合はスケールのデカい人たちがバチバチにやり合うってイメージを思ってます。
――そこがウルフ選手の目指す闘いでもありますか?
ウルフ やっぱりスケールはデカくいきたいですね。そこはもちろんこのプロレスという世界に足を踏み込むからには縮こまってたらやっていけないので、もっといろんなところででっかく自分を見せていきたいですね。
――NEVERが懸かったというのはある種、運命的ではありますね。
ウルフ 正直、ボクは「いまじゃない」っていう風に思ってるところもあって、ボクがプロレスラーとしてデビューして、力を培って目指していくところだと思っていましたし、小さな目標を一個一個クリアしていくっていう自分の生き方とは少し離れてる気もするんですよ。でも、チャンスは簡単に舞い込んでくるものでもないですし、今回EVIL選手がああいう風にベルトを懸けてきたのは一つのチャンスでもあるので、決まったからにはそこを全力で狙いに行きます。
――先輩相手にデビューで勝利するのはなかなか難しいことではあると思いますが。
ウルフ 勝つ自信がなかったらやんないですし、不安なんて考えてたら「準備をしろ」って話ですよ。
■ボク自身の柔道で培ってきた力強さ、技術っていうもの、新日本プロレスに入団して準備をしてきた6ヶ月間っていうところをしっかりと見せたいですし、「この半年間、ちゃんと準備してきたんだな」っていう風に思ってもらえるような試合を絶対したい
ウルフ その日からボクのプロレスラー人生が始まるので、イメージしてるというよりは勝った先もずっと勝ち続けたい。やっぱ負けたくてやってるものじゃなくて、勝ちたくてやっているので、そこは勝ち続けたいですね。
――今回、1.4東京ドームでデビュー戦が決まり、ファンの期待感も含めて歴史を変える選手の誕生になると思いますが、ご自身はどのように捉えていますか?
ウルフ そうなりたいっていう気持ちが強いです。おそらく得意なこと、不得意なこと、これから先もたくさん出てくると思いますし、いろんな人に「プロレスラーに向いていると思いますか?」って質問もされるんですけど、向いてると思うかどうかじゃなくて、やっぱやりたいと思ったことをやりたいですね。もし向いてなかったとしても、そこは自分で変えていけばいいわけで、これから先も自覚があるとかではなく、自分の目指しているもの対してひたむきに真っ直ぐやっていきたいです。
――EVIL選手は「デビュー戦を引退試合にしてやる」という風にもおっしゃってましたが、この発言についてはいかがですか?
ウルフ そんなことになる可能性はまったくないです。
――EVIL選手の思惑として、完売御礼の大観衆の中で恥をかかせてやるという思惑でもあると思います。
ウルフ そういった風な闘い方をしてくる選手っていうのは承知してるので、そうはならないと思います。
――あらためてデビュー戦を目前にした現在、目指すレスラー像は?
ウルフ いまはないです。自分にしかできないものを追求していきたいので、おそらくやっていく中でこれから先も気付くこと、知ることも山ほどあると思うんですよ。で、そうなった時にちょっとずつちょっとずつ自分の目指すものって変わってきたりするとも思うんですよ。もちろん「偉大なプロレスラーにはなりたい」っていう気持ちはありますけど、それが今どういったものなのか、今この段階では定まってないですし、ただ追求していきたいっていう気持ちが強いです。
――デビュー戦でどんな姿を見せたいですか?
――先ほど座右の銘は、「夢は大きく目標は身近に」と伺いましたが、いまの夢と目標は?
ウルフ いまの夢はIWGP世界ヘビー級のベルトを獲ること、いまの目標はEVIL選手を倒すことです。
――プロレスというジャンルを広く見ての夢は?
ウルフ どの試合でも満員がいいですよね。ボクもいまセコンドにつかせてもらうことも多くなってますけど、プロレスラーってホントに凄いことをされてる方たちなんですよ。で、やっぱり観てくれる人がたくさんいればいるほど、その競技って盛り上がってくると思いますし、観たらプロレスって面白いんですよ。
――少しでも来場者の数を増やしていきたいと。
ウルフ 観るっていうところまでいくのは少し難しい部分もある中で、なにかボクがそこにプラスになるような働きをしたいと思いますし、どの地方に行っても、どの巡業に行ってもいつも満員っていう新日本プロレスになるように、ボクもそこに協力したいっていう気持ちが強いです。
――自分が好きなプロレスを届けたいと。
ウルフ そういうことですね。もちろんボクの試合だけじゃなくて、こんなたくさんの選手がいて、「この選手とこの選手が試合したらどうなるんだろう?」とか思いながら、人それぞれ自分自身の楽しみ方を持って観てもらえたらいいのかなと思いますね。
■未来を作りたいっていう気持ちは大きく持ちながらも、地に足をつけて謙虚にやっていきたい。柔道家・ウルフアロンではなく、プロレスラー・ウルフアロンを観てもらえたらと思います
ウルフ ホント「とんでもない舞台でデビュー戦をするんだな」って思いますし、棚橋選手が引退するっていうところで歴史が一つ閉じるっていう風な大きな意味もあると思ってます。で、ボクがそういったところでデビュー戦をさせていただくっていうのはとてもありがたいことですけど、それはボクにとっても大きなチャンスだと思うので、練習で培ってきたすべてをリングの上で出せるようにしたいです。
――ある意味、終わりと始まり交錯する大会でもあると思います。棚橋選手の引退、ウルフ選手のデビューという点では、ウルフ選手がこれからのプロレスを担っていくとも受け取れますが。
ウルフ 棚橋選手が引退するっていうのは一つの歴史の終わり、ボクがボク自身のことを「また一つの歴史が始まる」っていうのはこそばゆいような感じもしますけど、何年か後に「あの日って一つの歴史が始まった日だよな」って観てる方たちに言ってもらえるようなレスラーになります。
――引退する棚橋選手にどんな姿を見せたいですか?
ウルフ 「俺が引退してもこれから先の新日本プロレスは大丈夫だな」っていう姿を見せたいですね。
――棚橋選手が引退した新日本プロレスの未来を作っていくという想いは?
ウルフ 未来を作りたいっていう気持ちは大きく持ちながらも、地に足をつけて謙虚にやっていきたいです。
――会見で棚橋選手より「業界を担う存在になってほしい」というような言葉もありましたが。
――いまデビュー戦の入場を想像してどんな感覚ですか?
ウルフ 心臓がキュッとなりますよね。やっぱ緊張感はかなりありますけど、ボク柔道の試合もずっと緊張してたので、緊張しなかったことがないんですよ。やっぱり緊張するのってその物事に対して本気でやってるからだと思うんですよ。なので、いまこうやって考えるだけでも緊張するのって、ちゃんと俺自身がプロレスラーを目指して本気でやってきてるからだって思いますし、だからこそ緊張してる中でも最高のパフォーマンスができるように、残り数日ですけど準備していきたいです。
――少し脱線しますが、柔道時代、オカダ・カズチカ選手から「イチからプロレスを学ぶなら新日本がいい」と言われたことがあると伺いました。
ウルフ 新日本プロレスに入るかどうかっていう中で、中にいる人の声を聞きたいと思って永田(裕志)さんともお話させてもらって、もう一人聞きたいなって思った時に、オカダさんと少しプライベートで親交があって連絡させてもらって聞いたって感じです。
――また先日の公開したインタビューで、オカダ選手は「『AEW来いよ』と言っておけばよかった」と言っていましたが。
ウルフ そんなのリップサービスですよ(苦笑)。
――ウルフ選手、長時間のインタビューありがとうございました!最後にファンの方へメッセージをお願いします。
ウルフ 柔道家・ウルフアロンではなく、プロレスラー・ウルフアロンを観てもらえたらと思います。
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