【インカレ】一昨年王者・明治大がPK戦で敗退! 4強に残ったのは関西学院大、筑波大、国士舘大、日本体育大

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【結果】『ASTRO SPORTS Presents 2025年度 第74回 全日本大学サッカー選手権大会』決勝ラウンド・準々決勝

【©JUFA】


 『ASTRO SPORTS Presents 2025年度 第74回 全日本大学サッカー選手権大会』決勝ラウンドはグループステージを終え、ノックアウトステージに移行。その初戦となる準々決勝が12月21日(日)、ホンダヒート・グリーンスタジアム(栃木県グリーンスタジアム)とカンセキスタジアムとちぎの2会場で行われた。

 関東4チーム、関西3チーム、東海1チームが残った準々決勝。その中で特に注目を集めていたのは、関東地区第4代表・明治大学と関西王者・関西学院大学の対戦だ。両チームは昨年の大会のグループステージで同組に。グループステージ最終節での対戦はスコアレスドローに終わったが、その結果、関学大は準々決勝進出を逃している。また一昨年の大会では2回戦で激突し、明大が太田龍之介(現・栃木SC)のハットトリックを含む5点を先取し、5-3で勝利している。2度にわたり行く手を阻んできた因縁の相手に対し、関学大は立ち上がりから厳しいプレスをかけてボールを保持。開始早々の3分にコーナーキックを起点に前線でボールをつなぐと、三宅凌太郎がペナルティーエリアの外でボールを胸トラップ。そのまま放ったボレーシュートがGKの頭上を越えてゴールネットを揺らした。その後も試合は先制点を挙げた関学大が攻め込む展開に。明大は試合の流れを変えるべく、ハーフタイムにルーキー・柴⽥翔太郎を投入。65分には怪我あがりの林晴己(鹿島内定)を投入するが、どうしても関学大のゴールを割ることができない。ついには0-1のままアディショナルタイムに突入。このまま関学大が逃げ切るかと思われたが、90+6分、内山開翔の左コーナーキックを、前線に上がってきたGK藤井陽登が頭で叩き込み劇的な同点弾。GK藤井のゴールで明大が土壇場で追いついた。
 試合はそのまま延長戦に突入。しかし両チーム追加点を挙げることができず勝負はPK戦に委ねられた。PK戦では、明大最初のキッカー・林のシュートを、関学大GK宮本流維がストップ。しかし明大GKの藤井も、関学大2人目・篠原駿太のシュートを止めてイーブンに。3人目は両チームともに決めるが、明大は4人目のキッカー、鹿児島内定・三品直哉のシュートが右ポストを叩きゴールならず。残るキッカーは全員が決めたため、関学大が3-4でPK戦に勝利。"3度目の正直"で明大を退け、関学大が3大会ぶりに準決勝に進出した。

 同じく東西対決となった関西地区第2代表・阪南大学と関東地区第2代表・国士舘大学の試合は、国士大が優勢に進めながらも決定機を決めきれず0-0のまま後半へ。先に動いたのは阪南大。55分に仙台内定の長身FW・中田有祐と松本楓悟を投入すると、63分には大宮内定・松井匠をピッチに送り出して攻勢を強める。しかし国士大も冷静な守備で阪南大の攻撃を防ぎ、スコアレスのまま90分が終了。試合は延長戦に突入した。延長戦では、ボランチの熊本内定・吉岡優希が積極的に前に出て攻撃を仕掛け、また後半終了間際に投入された小西脩斗がアクセントとなるなど国士大がたびたびチャンスを作る。すると延長後半の113分、皆川春輝が右から入れたロングパスを小西が落とす。これを受けた吉岡が、ペナルティーエリアの外から狙い澄ましたボレーシュートを突き刺して国士大が先制。主将の一撃で待望のゴールを挙げた国士大が、残り時間もリードを守り切り0-1で勝利。国士大が3大会ぶりのベスト4入りを決めた。

決勝点を決めた国士舘大の主将・吉岡優希(熊本内定) 【©JUFA】

 こちらも東西対決となった関西地区第6代表・大阪体育大学と関東王者・筑波大学の試合は、立ち上がりから筑波大が主導権を握る展開に。大体大にシュートを1本も打たせないなどゲームを支配する筑波大だったが、ゴールだけが決められず試合は0-0のまま終盤へ。しかし延長戦も近づいた84分、筑波大は途中出場の篠田翼が、鮮やかな切り返しからシュートを突き刺して待望の先制点。これが決勝点となり、筑波大が0-1で勝利。2大会ぶりに準決勝へと駒を進めた。

 関東地区第7代表の日本体育大学は、関東・関西以外で唯一ノックアウトステージに残った東海王者・東海学園大学と対戦。試合は、早い時間帯からスコアが動いた。まずは開始早々の4分、日体大・天野悠斗のシュートは東園大GKが防ぐものの、こぼれたボールが赤井ウェズリー景太の前へ。「思い切りゴールめがけて蹴るだけだった」という赤井のシュートがネットを揺らし、日体大が幸先のいい先制点を挙げる。その後も試合は日体大が主導権を握り続け、14分には田中遥稀からのアーリークロスに篠田大輝が滑りこみながらもシュートを突き刺し、これが4試合連続となるゴールで追加点。その3分後には東園大DFのパスミスを拾った赤井がそのままゴールを決めて3点目。24分にはロングスローから赤井が折り返したボールを天野が合わせて4点目を挙げ、日体大が前半だけで4-0と東園大を大きく引き離した。東園大はハーフタイムに土屋桃夏と鵜澤浬のふたりを同時に投入。流れを変えようとするが、日体大は51分、田中のフリーキックを大村海心が頭で合わせてダメ押しの5点目をマーク。東園大も80分、後半から出場の土屋が一矢報いるが反撃はここまで。5-1と圧勝した日体大が、8大会ぶりの4強入りを果たした。

4試合連続ゴールの日本体育大・篠田大輝。準決勝では弟・篠田翼のいる筑波大と対戦 【©JUFA】


 準々決勝の結果、ベスト4に残ったのは関東3チームに関西1チーム。東園大が敗れたことにより、東海地域代表は準々決勝で敗退。関西地域代表も、関学大を残して2チームが姿を消すことになった。
 12月24日(水)に行われる準決勝は、11:00キックオフの第1試合が国士大vs関学大の東西対決、14:00キックオフの第2試合が日体大vs筑波大の対戦カードとなった。なかでも注目の試合が、日体大と筑波大の関東対決だ。リーグ戦の戦績は筑波大が2戦2勝と圧倒的ながら、日体大はエース・篠田大輝が4試合連続でゴールを決めるなど絶好調。準々決勝では筑波大にいる弟の篠田翼もゴールを決めており、篠田兄弟のゴールの競演も見どころのひとつだ。「リーグ戦では筑波に2敗しているが、最後は勝って兄貴の意地を見せたい」(日体大・篠田大輝)。また日体大にとって筑波大は、8大会前のインカレ決勝で8-0と屈辱的な大敗を喫した相手でもある。日体大が8大会前の雪辱を果たすのが、それとも筑波大が関東王者の力を見せつけるのか。また関西地域の最後の1チームとなった関学大が決勝に駒を進めるのか、それとも決勝は関東対決になるのか。国士大vs関学大の行末にも注目したい。


※表示スコアは左側チーム対右側チームのスコアで表示。

(文・飯嶋玲子)

【©JUFA】

全試合結果と得点者


阪南大 0(0-0/0-0/0-0/0-1)1 国士舘大
 得点者)【国士大】吉岡優希

明治大 1(0-1/1-0/0-0/0-0/3PK4)1 関西学院大
 得点者)【明大】藤井陽登【関学大】三宅凌太郎

日本体育大 5(4-0)1 東海学園大
 得点者)【日体大】赤井ウェズリー景太×2、篠田大輝、天野悠斗、大村海心【東園大】土屋桃夏

大阪体育大 0(0-0)1 筑波大
 得点者)【筑波大】篠田翼
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著者プロフィール

一般財団法人全日本大学サッカー連盟は、大学サッカー界全体の競技力向上を目指すとともに、フェアプレーの実践やスポーツ文化の振興などを目的として活動しています。全日本大学選抜の活動をはじめ、全国9地域の大学代表が競う『全日本大学サッカー選手権大会』(インカレ)、『総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント』といった全国大会、選抜チーム地域対抗戦『デンソーカップチャレンジサッカー』、日韓両国の大学選抜が対戦する『DENSO CUPSOCCER 大学日韓(韓日)定期戦』などを実施しています。

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