新加入・九里亜蓮がチーム最多11勝 リリーフでは育成出身の若手が芽を出す【オリックス・バファローズ2025:投手編】
今季はFAで加入した九里亜蓮投手が勝ち頭となり、チーム最多の11勝をマーク。次いで曽谷龍平投手が8勝、宮城大弥投手、田嶋大樹投手が7勝、エスピノーザ投手は5勝を挙げ、ローテーションを回った。
一方のリリーフ陣は、古田島成龍投手や吉田輝星投手ら昨季まで中心となっていた選手が離脱するなか、マチャド投手、ペルドモ投手の両外国人選手もチーム1位、2位の試合数に登板し、チームを支えた。そして、才木海翔投手、川瀬堅斗投手といった育成出身の若手が台頭。シーズン途中には中日から岩嵜翔投手も加入した。
チーム先発最多25登板の九里亜蓮が投手陣をけん引
シーズン中盤の7月はやや打ち込まれ、4試合で1勝2敗、防御率4.50という成績に。それでも終盤にかけて持ち直し、9月の4試合は2勝0敗、計26イニングを投げ、防御率1.04と再び好成績を残した。特に9月29日の東北楽天戦では、129球3安打5奪三振で移籍後初完封勝利も収めている。
北海道日本ハムとの「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ」第2戦では、2番手として4回無失点の好救援を披露するなど、ポストシーズンまで献身的な投球を見せた。
開幕投手・宮城大弥が7勝 曽谷龍平はキャリアハイ更新
今季は2022年のキャリア最多24試合に次ぐ23試合に登板。エース格との対戦も多く、勝利数は伸び悩んだものの、7勝3敗と勝ち越した。
2完封の田嶋大樹、ローテーションを守り抜いたエスピノーザ 山下舜平大はポストシーズン初登板を果たす
規定投球回には届かなかったが、129.2回を投げ5勝8敗、防御率2.98。安定して試合をつくり、チームに必要不可欠な存在となった。
さらに、「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ第1戦の先発を託された山下投手。そのポストシーズン自身初登板は6回2失点も、敗戦投手となってしまった。来季は開幕から万全な状態で一年間投げ切りたい。
中継ぎ陣は外国人選手がフル回転
マチャド投手はチーム最多の58登板、リーグ3位の28セーブをマークし、自身が持つ球団外国人投手最多セーブ記録を更新。特に、6月5日から8月9日まで20試合連続無失点と、抜群の安定感を披露した。
昨季途中から加入したペルドモ投手も、マチャド投手に次ぐ50登板、リーグ2位タイの33ホールドと頼もしい活躍を見せた。4月22日から7月6日まで17試合連続ホールドポイントを挙げており、その間の「日本生命セ・パ交流戦2025」ではセ・リーグ全球団からホールドを記録した。
育成出身の若手が飛躍
才木海翔投手は6月中旬に初昇格すると、同28日・東北楽天戦で2死1、2塁のピンチを無失点で切り抜け、プロ初勝利をマーク。8月11日・千葉ロッテ戦では、2点リードの延長10回裏に登板。全てのアウトを三振で奪い、プロ初セーブを挙げた。最終的に38試合に登板し、2勝1敗、11ホールド、4セーブ、防御率1.87とブレイクの年に。
自身初の開幕一軍をつかんだ川瀬堅斗投手も、4月22日・福岡ソフトバンク戦でプロ初ホールド、8月23日・東北楽天戦ではプロ初勝利を収めるなど23試合に登板し、一軍で多くの経験を積んだ。
ベテラン・岩嵜翔はシーズン途中の加入ながら37試合に登板
文・西嶋葵
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