【インカレ】前年度王者・東洋大がグループステージ敗退! 関東・関西以外では唯一、東海学園大がベスト8入り

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【結果】『ASTRO SPORTS Presents 2025年度 第74回 全日本大学サッカー選手権大会』決勝ラウンド・グループステージ第3節

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 大学サッカー日本一を決める冬の全国大会、『ASTRO SPORTS Presents 2025年度 第74回 全日本大学サッカー選手権大会』(以下インカレ)の決勝ラウンド・グループステージ・第3節が12月17日(水)に行われた。グループステージも最終節を迎え、ついに準々決勝に進む全8チームが決まる。

 すでに関東地区第1代表・筑波大学の2位内・準々決勝進出と、同第5代表・東海大学のグループステージ敗退が決まっているグループA。準々決勝進出は残り1枠。1分1敗の東海地区第2代表・常葉大学は他力ながら勝てばグループステージ突破の可能性が、1勝1分の関西地区第2代表・阪南大学は引き分け以上で準々決勝進出が決まる。しかし第1試合の東海大と常葉大の試合では、すでに敗退が決まっている東海大が意地を見せる。28分に鳥取内定・星景虎が豪快に左足のシュートを決めて先制すると、この1点を最後まで守り切り東海大が最終戦にしてグループステージ初勝利。反対に初黒星を喫した常葉大はグループステージ敗退が決定し、阪南大のグループステージ突破が決まった。

鳥取内定・星景虎が東海大をグループステージ初勝利に導いた 【©JUFA】

 第1試合の結果、筑波大と阪南大の試合はグループの1位・2位を決める試合となった。先手を取ったのは阪南大。29分、阪南大は筑波大のハンドで得たペナルティーキックを、C大阪内定の金本毅騎が決めて先制。金本はグループステージ全3試合でゴールを挙げた。リードを奪った阪南大は、直後に金本と主将で群馬内定の櫻井文陽を下げて準々決勝に備える。しかしその10分後の39分、今度は吉村駿輝がロングスローに抜け出して追加点。2点のビハインドを負った筑波大は後半に猛攻を仕掛けるが阪南大の粘り強い守備を崩せず。82分に小林俊瑛が篠田翼のクロスを小林俊瑛が頭で合わせて1点を返すが、反撃はここまで。2点を先取した阪南大が勝利し、Aグループの首位に。筑波大は2位でのベスト8入りとなった。

C大阪内定の阪南大・金本毅騎はグループステージ全試合でゴール 【©JUFA】


 第2節にして全勝チームが消滅したグループB。2連敗の九州地区第1代表・福岡大学のグループステージ敗退は決まったが、残る3チームは僅差でグループステージ最終戦を迎えた。第1試合は関東地区第7代表・日本体育大学と九州王者の福岡大が対戦。日体大は序盤の18分、セットプレーからの混戦の中で近藤広琉が倒されてペナルティーキックを獲得。これを鳥取内定・篠田大輝が冷静に沈めて先制すると、後半早々の52分にも近藤の入れたパスに篠田が合わせて追加点。篠田の3試合連続ゴールで日体大がリードを2点差に広げた。福岡大もその4分後に田中佑磨のクロスに坂井悠飛が頭で合わせて今大会初ゴールを挙げるが、試合は2-1のまま終了。日体大のグループステージ突破が確定した。
 準々決勝進出を懸けた第2試合は、関東地区第2代表・国士舘大学と同地区第6代表・日本大学の"関東対決"となった。日大は引き分け以上で準々決勝に進出。一方、第2節で黒星を喫した国士大は勝利が必須条件のうえ前節の退場で出場停止者ふたりを出す厳しい状況でこの試合を迎えた。しかし国士大は20分、コーナーキックからの混戦の中で須藤太一がこぼれ球を押し込んで先制すると、28分には百瀬健がミドルシュートを決めて2-0に。前半終盤の41分にも札幌内定・川原颯斗がヘディングシュートでゴールネットを揺らし、国士大が前半だけで3-0とリードを広げた。日大もその直後に選手ふたりを一気に入れ替えると、ハーフタイムにも矢越幹都をピッチに送り出すなど早めの選手交代で試合の流れを変えようとする。その効果もあってか、後半早々の55分には高知内定・松本大地がダイレクトボレーを決めて1点を返すが反撃はここまで。3点を先取した国士大が3-1で勝利し、グループステージ2位抜けで準々決勝に駒を進めた。

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 関西王者の関西学院大学が2連勝し、同地区第6代表の大阪体育大学が前節6-0と大勝したグループCは、関西2チームのグループステージ突破が有力視されていた。しかし、第1試合で思わぬ"伏兵"となったのが四国地区代表の高松大学だ。大体大の結果次第ながら勝てばグループステージ突破の可能性のある高松大は、開始早々の6分に讃岐内定・辻岡招真がフリーキックを決めて先制。22分にも岩本拓也がGKをかわして追加点を挙げるなど、すでにグループステージ敗退が決まっている東北地区第1代表・仙台大学を立ち上がりから攻め立てる。仙台大もその3分後にコーナーキックからのこぼれ球を石山莞太郎が押し込んで1点を返すが、高松大は前半終了間際の43分、ロングスローを起点に矢野瑛吉がボレーシュートを突き刺して3-1と仙台大を引き離して前半を終えた。グループステージ突破のためには、大差で勝利が必須の高松大の攻撃は後半に入っても止まらない。57分に岩本がこの試合2ゴール目となる4点目を決めると、その5分後にはオウンゴールで5点目をマーク。すると65分、仙台大・吉良優音が2枚目の警告で退場に。すると高松大は直後の67分、久德庵道が倒されてペナルティーキックを獲得。これを辻岡が決めて6-1に。仙台大もその1分後に横溝広太が1点を返すが、数的優位に立った高松大の勢いを止めるまでには至らない。高松大は終了間際の89分に清水斗和、90+1分に下江玄徳、そして90+5分に辻岡が自身のハットトリックとなるゴールを決め終わってみれば9-2と高松大が圧勝。大差での勝利という準々決勝進出のための絶対条件をクリアし、第2試合の結果を末こととなった。
 高松大が大差で勝利したことで、大体大はグループステージ突破のためには負けられない状況となった。相手は関西王者の関学大。しかしリーグ戦での戦績は1勝1分と、決して相性の悪い相手ではない。スコアが動いたのは31分、ロングパスに走り込んだ三島典征がGKとの一対一を制し、頭上を越すシュートを放ち先制。後半は激しくなる風雨の中、関学大が大体大を攻め立てるが大体大は先制点を守り切り0-1で勝利。この結果、初黒星を喫した関学大はグループ2位で準々決勝へ。2勝1分の大体大が首位でのグループステージ突破を果たした。

 グループDでは、第1試合で東海王者の東海学園大学がすでに敗退の決まっている九州地区第2代表・九州産業大学が対戦。前年度王者・東洋大学と勝点で並ぶ東園大は30分、細井律のクロスを吉良元希が頭で合わせて先制。東園大はこの1点を守り切り0-1で勝利。グループステージ突破は、第2試合の結果を待つこととなった。
 注目の第2試合は関東地区第4代表・明治大学と前年度王者の東洋大の"関東対決"。すでに2勝を挙げている明大は引き分け以上で準々決勝進出となるのに対し、初戦で黒星を喫した東洋大は勝利が必須条件となる。夏の全国大会王者でもある東洋大の進退を懸けた戦いは、序盤の11分にコーナーキックからの混戦の中を、U-22代表・岡部タリクカナイ颯斗がこぼれ球を蹴り込んで先制。リーグ戦では明大に1勝1分と"負けていない"東洋大が先制を取る。しかし明大も攻め続け、終盤に差し掛かった72分に藤枝内定・真鍋隼虎が豪快なミドルシュートを突き刺して同点に追いつく。勝たなければ次がない王者・東洋大はなおも攻め続けるが、明大はアディショナルタイムの90+3分、コーナーキックの流れから再び真鍋がゴールネットを揺らして追加点。明大が今年度最後の大会でついに東洋大に勝利し、王者の2連覇に引導を渡す形となった。この結果、王者・東洋大はグループステージで敗退。準々決勝には、グループステージ3戦全勝の明大と、関東・関西以外のチームでは唯一のベスト8入りとなった東園大が駒を進めた。

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 ついにグループステージの全試合が終わり、準々決勝に進出する8チームが決まった。各グループの首位には阪南大、日体大、大体大、明大と関東・関西が2チームずつ並ぶ形に。関東王者の筑波大、関西王者の関学大はともに最終戦で敗れグループステージは2位通過となり、ほかには国士大と、関東、関西以外では唯一となる東海王者・東園大がベスト8入りを果たした。
 12月21日(日)に行われる準々決勝では、一昨年王者の明大と、夏の全国大会で準優勝の関学大が対戦。昨年の大会ではグループステージで対戦した両チームだが、今大会では準々決勝で激突することとなった。ともにインカレ優勝経験がある優勝候補の筆頭。どちらが準決勝進出を果たすか注目の一戦となるだろう。また8年ぶりのベスト8進出を果たした日体大と、初のベスト4入りを目指す東園大の対戦にも要注目だ。


※表示スコアは左側チーム対右側チームのスコアで表示。

(文・飯嶋玲子)

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全試合結果と得点者


東海大 1(1-0)0 常葉大
 得点者)【東海大】星景虎

日本体育大 2(1-0)1 福岡大
 得点者)【日体大】篠田大輝×2【福岡大】坂井悠飛

高松大 9(3-1)2 仙台大
 得点者)【高松大】辻岡招真×3、岩本拓也×2、矢野瑛吉、清水斗和、下江玄徳、オウンゴール【仙台大】石山莞太郎、横溝広太

九州産業大 0(0-1)1 東海学園大
 得点者)【東園大】吉良元希

筑波大 1(0-2)2 阪南大
 得点者)【筑波大】小林駿瑛【阪南大】金本毅騎、吉村駿輝

国士舘大 3(3-0)1 日本大
 得点者)【国士大】須藤太一、百瀬健、川原颯斗【日大】松本大地

関西学院大 0(0-1)1 大阪体育大
 得点者)【大体大】三島典征

東洋大 1(1-0)2 明治大
 得点者)【東洋大】岡部タリクカナイ颯斗【明大】真鍋隼虎×2
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著者プロフィール

一般財団法人全日本大学サッカー連盟は、大学サッカー界全体の競技力向上を目指すとともに、フェアプレーの実践やスポーツ文化の振興などを目的として活動しています。全日本大学選抜の活動をはじめ、全国9地域の大学代表が競う『全日本大学サッカー選手権大会』(インカレ)、『総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント』といった全国大会、選抜チーム地域対抗戦『デンソーカップチャレンジサッカー』、日韓両国の大学選抜が対戦する『DENSO CUPSOCCER 大学日韓(韓日)定期戦』などを実施しています。

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