ロッテ中村奨吾 OBの今江氏と毎年オフ恒例の子ども病院を訪問。活動するキッカケとなった2019年 中学生との交流。
訪問を終えた中村奨吾は「今日は子どもたちが喜んでくれて自分たちも嬉しかったです。自分たちが病院に来ることで、入院中の子どもたちが少しでも気持ちが前向きになってくれたらという思いです。 来シーズンは子どもたちの励みになるよう試合に出て元気を届けていきたいです」と語った。
毎年12月恒例の病院訪問となっているが、中村奨吾内野手にとってのキッカケはあるファンとの交流からだった。
「2019年に闘病生活を送っている自分のファンの子と球場でお会いする機会がありました。マリーンズの試合を見て自分のプレーを見ることで頑張れると言ってくれました。それまでは自分のプレーが誰かの力になれるという実感があまりなかったのですが、そうやって実際に会って言ってもらえたことが、ずっと今でも胸の中に残っています」(中村奨吾)
それは2019年9月。球場でファンであるという中学生と面会をした。彼の名前もまた「しょうご」(尚吾)だった。重い病気を患っていたが、わざわざ球場まで応援に来てくれた。マリーンズを応援すること、特に同じ名前の中村奨吾が活躍することが楽しみで元気が出ると目を輝かせながら語ってくれた。しかし、尚吾くんはその年の12月に天国に旅立った。
後に彼の両親から「あの子はマリーンズが勝つことで元気をもらっていました。毎日、病室で中村選手の応援歌をかけて手拍子して歌っていました」と教えてもらうと、熱い想いがこみ上げてきた。ファンに応援してもらい、影響力を伴うプロ野球選手である自分と自分が行うべき活動を見直す転機ともなった。
「そんな風に応援してくれている人がいる。調子が悪いとか結果が出ないとか身体が疲れているとか弱音を吐いてはいけないと思いました。自分たちのプレーを見て元気になってくれる人たちがいる。楽しみにしてくれている人たちがいる。そういう人たちのために、どんな時でも諦めてはいけない。力になるようなプレーをしないといけないと思いました」と中村奨吾は当時、話をしていた。
かくして球団OBの今江敏晃氏がマリーンズ時代に慈善活動の一環として訪問をしていると伝え聞いて「一緒にいかせてもらえないか」とお願いをして、22年から毎年、一緒に訪問を続け、今年で4年目となった。その活動に興味を持つキッカケをくれたのもあの時の出会いがあったからだ。
文 千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原 紀章
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