早大ラグビー蹴球部 85ー7で関東学院大に快勝 『荒ぶる』へ向け、弾みをつける一戦に
【早稲田スポーツ新聞会】(記事:安藤香穂 写真:村上結太、大林祐太)
ついに幕を開けた全国大学選手権(大学選手権)。負けたら終わりのノックアウトステージに緊張感が高まる中、早大は関東学院大学との初戦に臨んだ。前半から早大らしい展開ラグビーを繰り広げた。チャンスを必ずものにし、38ー7と圧倒的な力の差を見せつけて試合を折り返す。メンバーを大きく変えた後半。前半と同様に攻撃の手を緩めることなく、次々とトライを奪っていく早大は関東学院大に得点を許すことなく、計7トライを追加。85ー7と関東学院大を大きく突き放し、試合終了。今後を占う大事な初戦を白星で飾ることに成功した。
コメント
◆大田尾竜彦監督(平 16 人卒=佐賀工)
ーー今試合を振り返ってのコメントをお願いします
先週の早明戦から1週間ということでコンディショニングを考えてメンバーを大きく変えたんですけれども、このような結果にできたのは1年間かけてチームの底上げをできた証拠かなと思います。今日出た萩原とか金子とかはジュニア選手権の決勝で活躍した選手たちなので、その彼らがこういった舞台で力を発揮してくれたことはチームとしても非常にいい方向に向かっていると思います。来週の天理に関しては非常に難しい、厳しいゲームになることは予想されるのでそこに向かってしっかりとチーム一丸となって戦っていきたいと思っているところです。
ーー先週の敗戦から、選手たちにどのようなことを伝えていましたか
6点差での負けは、ワンプレーワンチャンスで逆転できる範囲での負けということなので、自分たちが目指す日本一に向かって、9割くらいは積み上げができてるんじゃないかと思います。あと1割のところが勝ちきれなかったところになると思っているので、やはりこのまま進んでいたらまた負けるよねという話をしました。そこの1割はやはりスキル的なところではなく、メンタリティーの部分で、最後までやりきるとか、丁寧に戦うなど、意識を統一して練習に取り組んできました。
ーー今試合の出来についてはいかがですか
取ったトライに関しては個人技も当然あったのですが、組織的に取れたトライも非常に多かったですし、やはり後半にスコアが伸びてきたことが評価できるのかなと思います。点差が開いた時でも自分たちのプレーに集中してやりきることができたかなと思います。
ーー来週は大阪での試合となりますが、2年前の敗戦と重なるところはありますか
2年前の試合はゲーム当日も含めてかなりイレギュラーなことが起こったので、それを自分たちの教訓と学びにしなければならないとずっと思ってきました。関西での試合ではあるんですけれども、できるだけ選手に集中して、メンタル的にも自信を持ってプレーをさせることが非常に重要だなというふうに思っています。2年前に負けたのは僕の中でも本当にショッキングな内容のゲームでしたので、そこからこの2年間はあれをスタートに立て直しを図ってきたわけで、特にスクラムとディフェンスに関してはあの頃とは違う姿だと思うので、全てを出し尽くして戦う試合にできるように我々としてサポートしていきたいです。
ーー天理大の今季の印象はいかがですか
セットプレーを中心にしたラグビーではなく、アンストラクチャーを好むチームであると思っています。その点では似ているチームが少ないのかなと思っています。その中心には能力の高い選手たちと留学生たちがいて、オフロードなどを使ってどこからでも攻めてくる攻撃力のあるチームだと感じています。
まずは勝てたことをすごくホッとしてます。監督もおっしゃってたんですけど、選手層の厚さは去年の課題であった中で、今日は特に多く出ていた4年生がリーダーシップを発揮してくれたので自分も試合をスムーズに運ぶことができたかなと思います。来週は本当にすべてをかけないと勝てない相手だと思うので、そこに向けて準備していきたいなと思います。
ーーいよいよ大学選手権が始まりましたが、独特な緊張感などは感じていましたか
負けたら終わりという中で、相手もプレッシャーをかけてくることは想定していました。自分たちからもプレッシャーをかけにいくことはずっと伝えていて、選手を多く入れ替えていたことから、緊張感や修正するべきところはあったのですが、4年生中心になって乗り越えることができたのだと思っています。
ーー来週は大阪での試合となりますが、2年前の敗戦と重なるところはありますか
個人的にも2年前の印象は強く、あの試合をきっかけに自分も変われましたし、もう1回早稲田を強くしたいという思いが湧いてきたので、来週はそれを払拭するような試合にしたいと思っています。
ーー早明戦での敗戦から、チームとしてはどのように成長しましたか
対抗戦で2敗した意味は必ずあると思っていますし、今日の試合もトライとられた場面では自分たちの役割を遂行できなかったり、そういった隙が見えた試合だったと思うので、その隙を練習からひとつずつなくしていかないと次の相手にほんと勝てないなと思っています。スキル的なところより、自分たちのやってきた役割をどれだけ遂行できるかが勝負だと思ってます。
チームとしては『One Shot』。部員全員がまず目の前の試合を勝つということを掲げました。個人としては勝敗の前に目の前の一線を意識して、戦える機会を頂いたことに感謝しました。コンセプトとしては『遂行』をあげてました。
ーー独特の緊張感はありましたか
未知の相手ということで緊張はもちろんありましたし、ノンメンバーの思いも背負って戦う緊張感がありました。
ーー相手チームとのフィジカルの差は感じましたか
ボールキャリーとかの部分で自分が球を出せる部分はあったんですけど、組織での動きや自分の動きに関してはまだまだ改善点があると思います。
ーー荒ぶるに向けての意気込みをお願いします
目の前の一戦一戦を1つずつ勝ち進んでいくだけですし、チーム全体がひとつになることが大事だと思うので。変に先を見ずに、とにかく目の前の一戦を勝つことに集中して100%勝ち切りたいと思います。
まずチームコンセプトは『One Shot』です。メンバーが結構代わって、その中でしっかり今年のスローガンの『One Shot』を体現することをコンセプトにしていました。個人的には体を張るっていうところです。僕の強みである体を張るっていうのをしっかり体現しようと思いました。
ーー大学選手権にて赤黒に袖を通した感想を教えてください
純粋に嬉しかったですし、同時にめちゃくちゃ緊張しました。
ーーボールタッチ数も多く、アタックで活躍されていましたが個人のパフォーマンスはいかがですか
こんなにボール触るとは思ってなくて。タックルで体を張ろうと思ってたんですけど、アタックでゲインライン切れたのでよかったと思います。
ーー荒ぶるに向けての意気込みをお願いします
A戦はあと3試合、全部勝ちきって目標の荒ぶるに向けて進みたいです。まずは選ばれるように練習からまたアピールし続けようと思います。
チームは『One Shot』で、アタックがガッツでディフェンスはディスシプリン。個人は強気っていうところをコンセプトにしていました。
ーー久しぶりのスタメンでしたがいかがでしたか
気負わずに、自分が今までやってきたことを出してやるべき事を遂行しようと思いました。
ーー自ら仕掛ける場面が多かったですが、個人のアタックの手応えを教えてください
CTBとSOでそれぞれ出たんですけど、前半は少し横で上手く早く取ろうとしすぎて停滞したのでCTBとしてもっとオーガナイズしなきゃいけないなと思いました。SOに関しては、自分の力不足もあったんですけど前半に出た課題を全体として縦を使うことで改善できたかなと思いました。
ーーBKのディフェンスの完成度はいかがですか
全体的によかったです。最初のセットプレーのところは自分だけ飛び出ちゃって安易なディフェンスをしたかなと思ったんですけど、他は80分間通してFWとコミュニケーション取りながらいいペースでできたかなと思います。
ーー後半からスタンドオフをやられていましたが、いかがですか
元々今週は亮太が前半で変わるということで後半のSOを合わせていたんですけど、全体的に自分がチームプレーをできなくて、曖昧なプレーをしたのは反省です。今後やる機会があれば、チームとしてやらなきゃいけない事をコミュニケーション取りながら、交代で出たとしてもチームのレベル下げずにやれるようにしたいです。
ーー荒ぶるに向けての意気込みをお願いします
泣いても笑っても1ヶ月くらいなので、これからの全てを早稲田ラグビーに捧げて、荒ぶるを歌えるように頑張りたいです。
『One Shot』で、一戦一戦負けられない試合が続くので必ず勝ち切るって言うことをコンセプトに掲げました。
ーー赤黒の13番を着られましたが、どのようなお気持ちですか
どんな状況でも13番を背負うっていうのはチームの代表を張ることなので。目標としていたので着れた嬉しさはありますし、まだまだこれからチームが優勝するためには自分が成長する必要があると思うので、これからの試合も自分がまた13番を着れるように練習頑張っていこうと思います。
ーー力強いキャリーが多く見られましたが、個人のパフォーマンスはいかがですか
自分自身、キャリーはチームを勢いづけるという目標があったのであったので良かったと思います。ただまだミスがあって、これから相手もどんどん強くなるならこういうミスが命取りになると思うので、映像を見返して改善していきたいと思います。
ーー『荒ぶる』に向けての意気込みをお願いします
絶対に自分が荒ぶるに貢献するというのが今年の目標でした。今自分自身もチームも調子がいいので、これからも自分に矢印向けて、最後に国立で笑って荒ぶる歌えるように頑張ろうと思います。
今週は『One Shot』をチームテーマにして頑張ってきました。
ーー早明戦の敗戦から、どのような事を意識して練習しましたか
最後までアタックもディフェンスも我慢し続けて、自分自身のいい形で取りきったり守りきったりっていうのを意識しました。
ーーランを活かしたアタックが光っていましたが、ご自身でどのように評価しますか。また、課題はありますか
自分の強みであるランを全面的に出すように意識したんですけど、まだまだ課題はあると思うので直して臨みたいと思います。
ーー今後の意気込みをお願いします
シーズンが深まっていく中でメンバー争いも激しくなるんですけど、継続して出れるように頑張ります。
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