【インカレ】昨年度王者・東洋大が初戦で躓く! 決勝ラウンド・グループステージがスタート

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【結果】『ASTRO SPORTS Presents 2025年度 第74回 全日本大学サッカー選手権大会』グループステージ第1節

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 大学サッカー日本一を決める冬の全国大会、『ASTRO SPORTS Presents 2025年度 第74回 全日本大学サッカー選手権大会』(以下インカレ)。12月6日に予選ラウンドを終えたインカレは、関東・関西・東海・九州の優勝・上位チームと総理大臣杯優勝の東洋大学のシード6校を加えた16チームで戦う、決勝ラウンド・グループステージがスタートした。

 グループAでは関東王者の筑波大学と関西地区第2代表の阪南大学が危なげなく快勝。筑波大は先日大分トリニータ内定がリリースされたばかりの主将・山崎太新が、U-20代表・布施克真のクロスを合わせて先制する。筑波大は最後までこの1点を守りきり、東海地区第2代表・常葉大学に勝利した。
 阪南大は、後半序盤の53分に山田晃市が倒されてペナルティーキックを獲得。これをC大阪内定・金本毅騎が冷静に沈めてリードを奪うと、アディショナルタイムにも群馬内定・櫻井文陽が金本のパスを押し込んで追加点。関東地区第5代表の東海大学を2-0で下した。

 関東勢が3チーム揃うこととなったグループBでは、ともにシードでこれが初戦となる九州リーグ全勝王者の福岡大学と関東地区第2代表の国士舘大学が激突。古豪同士の対戦は、前半に国士大・後藤響が鮮やかなミドルシュートを決めて先制すると後半にも札幌内定・川原颯斗がコーナーキックを頭で合わせて追加点。国士大が2-0で快勝した。
 一方、"関東対決"となった関東地区第6代表・日本大学と同第7代表・日本体育大学の試合は、後半の63分に日体大・赤井ウェズリー景太がボールを奪取し一気にゴール前へ。最後は篠田大輝が決めて日体大が先手を取る。だが日大も71分、高知内定・松本大地のパスを東京V内定・平尾勇人が押し込んで同点に。スコアはそのまま動かず両チーム勝点1を分け合うこととなった。

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 唯一、関東のチームがいないグループC。関西王者で総理大臣杯準優勝の関西学院大学は、東北王者の仙台大学を4-0と一蹴。序盤の13分に先田颯成のボレー弾で先制すると、前半終了間際の41分にも内田康介が上げた浮き球のパスを棟近禎規がダイレクトで蹴り込み追加点。後半に入っても関学大の勢いは衰えず、57分に酒井柊維がこぼれ球を押し込んで3-0とリードを広げると、終盤の86分にエース・小西春輝がGKからボールを奪い個人技でゴールをこじ開けダメ押しの4点目を決め、関西王者の貫禄と実力を見せつけた。
 同じく関西地区の第6代表、大阪体育大学と四国地区代表・高松代表の試合は、前半は高松大が、後半は大体大が主導権を握るもののどちらも決めきれずスコアレスドローとなった。

大阪体育大と高松大の試合は両チーム決めきれずスコアレスドローに 【©JUFA】

関西学院大は先田颯成のゴールを皮切りに大量4得点。関西王者の実力を見せつけた 【©JUFA】


 この日いちばんの波乱がおきたのはグループDだ。まず、関東地区第4代表の明治大学と九州地区第2代表・九州産業大学の試合は、昨年度大会ベスト4で、一昨年度の王者である明大が4-0と快勝。前半は決めきれず無得点で試合を折り返した明大だったが、後半開始早々に藤枝内定・真鍋隼虎のクロスを山口内定・藤森颯太が蹴り込んで先制点を挙げると、その2分後にはコーナーキックを小泉佳絃が頭で合わせて追加点。その後も明大が主導権を握り続け、69分には坂上輝がGKとの一対一を制して3-0と九産大を引き離すと、終了間際の90分にも真鍋が試合を決定づける4点目。九産大はシュートわずか1本と、明大が圧倒的な力で九産大をねじ伏せた。
 注目の一戦となったのが、前年同王者にして夏の全国大会・総理大臣杯の優勝チームでもある関東地区第3代表・東洋大学と東海地区王者・東海学園大学の一戦だ。全国大会3連覇を狙う東洋大の初戦は、しかし開始早々の5分に東園大に先制点を許すことに。東園大はGKの弾いたボールを拾った上野滉太が鮮やかなドライブシュートでゴールネットを揺らした。ビハインドを負った東洋大はアグレッシブに攻撃を仕掛けて1点を負うが決めきれず、ようやく同点に追いついたのは73分。交代出場の髙橋輝が香取武の落としたボールを蹴り込んで試合を振り出しに戻した。だが最後にもうひと波乱が待っていた。アディショナルタイムに入った90+4分、東園大はコーナーキックを十河拓平が頭で合わせて再び勝ち越す。これが決勝点となり試合は1-2で東園大が勝利。連覇を目指す東洋大はまさかの黒星スタートとなった。

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 シード校の関東、関西、東海王者が順当なスタートを切った一方、昨年度王者の東洋大や九州の絶対的覇者、福岡大が黒星を喫するなど波乱含みの始まりとなった決勝ラウンド・グループステージ第1節。一発勝負ではなく3戦トータルの戦い方と実力が問われるこのリーグ戦を勝ち抜き、準々決勝に駒を進めるのはどのチームか。第2戦は12月15日(月)に行われる。


※表示スコアは左側チーム対右側チームのスコアで表示。

(文・飯嶋玲子)

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全試合結果と得点者


阪南大 2(0-0)0 東海大
 得点者)【阪南大】金本毅騎、櫻井文陽

日本大 1(0-0)1 日体大
 得点者)【日大】平尾勇人【日体大】篠田大輝

大阪体育大 0(0-0)0 高松大

明治大 4(0-0)0 九州産業大
 得点者)【明大】藤森颯太、小泉佳絃、坂上輝、真鍋隼虎

筑波大 1(1-0)0 常葉大
 得点者)【筑波大】山崎太新

国士舘大 2(1-0)0 福岡大
 得点者)【国士大】後藤響、川原颯斗

関西学院大 4(2-0)0 仙台大
 得点者)【関学大】先田颯成、棟近禎規、酒井柊維、小西春輝

東洋大 1(0-1)2 東海学園大
 得点者)【東洋大】髙橋輝【東園大】上野滉太、十河拓平
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著者プロフィール

一般財団法人全日本大学サッカー連盟は、大学サッカー界全体の競技力向上を目指すとともに、フェアプレーの実践やスポーツ文化の振興などを目的として活動しています。全日本大学選抜の活動をはじめ、全国9地域の大学代表が競う『全日本大学サッカー選手権大会』(インカレ)、『総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント』といった全国大会、選抜チーム地域対抗戦『デンソーカップチャレンジサッカー』、日韓両国の大学選抜が対戦する『DENSO CUPSOCCER 大学日韓(韓日)定期戦』などを実施しています。

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