【今週の注目レース】白毛のマルガ、良血ベレシート、5.2億円サガルマータ…期待の2歳が続々登場
【土曜・中山8R 3歳以上2勝クラス】
メリークリスマス(牡3=美浦・小手川準厩舎)は今回が3カ月ぶりの休み明けで、しかも昇級初戦となる。条件的には厳しそうに見えるが、今回と同じ中山1800mダートの前走は6馬身差の圧勝。勝ちタイム1分52秒9も優秀で、3勝クラスでも十分に通用する能力がありそうだ。振り返れば昨年も12月21日のデビュー戦で快勝し、季節にぴったりの馬名で話題となった同馬。クリスマスにはまだちょっと早いが、今年も12月の中山で競馬ファンに勝利のプレゼントを届けるか。
【土曜・阪神5R メイクデビュー】
2023年のセレクトセールにおいて5億2000万円という超高値で落札されたコントレイル産駒のサガルマータ(牡2=栗東・福永祐一厩舎)がついに1800m芝でデビューする。オーナーの前田幸治氏が“開業祝い”として福永厩舎に預託したという素質馬。初戦から能力の高さを見せるか。なお、このレースには同じくコントレイル産駒で祖母にダービー馬ウオッカを持つノートルダム(牝2=栗東・矢作芳人厩舎)、三冠牝馬ジェンティルドンナの仔アルジェンテーラ(牝2=栗東・斉藤崇史厩舎)も出走を予定している。
【土曜・阪神9R エリカ賞】
過去の勝ち馬にはタヤスツヨシ、アドマイヤベガ、キングカメハメハ、エイシンフラッシュと4頭のダービー馬をはじめ、クロフネ、アドマイヤグルーヴも名を連ねている2歳の出世レース。今年も将来楽しみな若駒が集まったが、その中でも注目はベレシート(牡2=栗東・斉藤崇史厩舎)だろう。7月小倉のデビュー戦ではスタートで出遅れて序盤は最後方からの追走となったものの、ゴール前で一気の差し切り勝ち。父エピファネイア、母クロノジェネシスから受け継いだその脚は、素質の高さを十分に感じさせる強烈なインパクトだった。
【土曜・中京9R つわぶき賞】
GI・3勝の“白毛のアイドル”ソダシを姉に持ち、自身も真っ白な馬体で話題を集めるマルガ(牝2=栗東・須貝尚介厩舎)。前走のGIIIアルテミスSはゴール前で失速し、1番人気の期待に応えられず5着に敗れた。今回はGI阪神JFにも登録していたが、自己条件を選択。それだけに今度は能力を出し切って好結果を残したい。鞍上は武豊騎手。
【日曜・中山10R 師走ステークス】
前走の重賞で1番人気を裏切ってしまったと言えば、このテーオーパスワード(牡4=栗東・高柳大輔厩舎)もそうだ。休養から復帰2戦目の3勝クラス・瀬戸S、続くOP特別・名古屋城Sと連勝。勝ちっぷりの良さが評価され、前走のGIIIシリウスSで1番人気に支持されたものの7着に沈んだ。だが、昨年春に挑戦したケンタッキーダービーで5着に奮闘するなど、この馬の力はこんなものではないはず。仕切り直しの今回で巻き返して再び重賞戦線に殴り込みたい。
【日曜・阪神9R オリオンステークス】
エコロディノス(牡3=栗東・大久保龍志厩舎)はここまで6戦3勝。勝ったレースはいずれも4角先頭から押し切る形だった。特に逃げた2走前の1勝クラスは6馬身差、前走の2勝クラス・北野特別は3馬身差と、まさに“圧逃”の連続。抑えて好位に控えるよりも馬の気分に任せてハナを切らせた方が能力を発揮できるタイプのようだ。となると、今回もまずはスタートしてからの出方がポイント。すんなりと先手を取ることはできるか。
(文・森永淳洋)
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