「甲子園大会のそんな重大な役割が務まるのだろうか」。不安だらけの私が、最後は胸が熱くなった理由
この場に自分がいてもいいのだろうか?
特に、甲子園プロジェクトチームは全日本学生委員と違い、9名という少人数で構成されており、一人ひとりが担う責任も大きい組織です。「自分にそんな重大な役割が務まるのだろうか」「チームの足を引っ張ってしまうのではないか」——そんな不安ばかりが大きくなっていきました。初めてミーティングに参加した際には、委員長の慶應義塾大学・田中優乃さん(4年=県相模原)、そして全日本学生委員長でもある福岡教育大学・川原功太郎さん(4年=県立春日)をはじめ、慣れたメンバーが活発に議論を進めている姿が印象的でした。自分だけが会話の流れに乗れず、理解できないまま取り残されていくような感覚を覚え「この場に自分がいていいのだろうか」とさえ思いました。
連続成立のクラファンを任されることになった
大会当日、甲子園のグラウンドで選手たちが全力で躍動する姿を間近で見て「この舞台を裏から支えているのは自分たちだ」と胸が熱くなりました。選手たちが笑顔でプレーする姿を見たときは、裏方としての誇りと喜びが込み上げ、これまでの努力が形になったと強く実感しました。
そして今年は「準硬式野球のブランディング発表」という節目の年でもありました。この先の方向性を示す大きなステップに携われたことは、私にとってかけがえのない経験となりました。一方で、「これからは自分たちがその未来を形にしていかなければならない」という強い責任も生まれました。
正直、不安でいっぱいです。
しかし、そこで立ち止まるわけにはいきません。むしろ、ここからが本当の勝負だと思っています。来年度は、今年発表されたブランディングにしっかりと肉付けをし、形にしていくことが求められています。今年の運営を通して得た経験や学びを強みに変え、自分だからこそできる役割を果たしていきたいと考えています。
不安もある。自信がない瞬間もある。
それでも、この甲子園大会の価値を守り、さらに高めるために、挑戦を続けます。学生運営だからこそ創れる未来を信じて。ここで得た経験を胸に、これからも前へ進み続けます。挑戦する環境を与えてくれた準硬式野球に、心から感謝しています。この競技には、自分を大きく成長させてくれる力があります。だからこそ、多くの仲間にも準硬式野球を通して、失敗も成功も恐れずに、さまざまなことに挑戦してほしいと願っています。
可能性、ひろがる。JUNKO
——その先の未来を、私たちが繋いでいく。
全日本大学準硬式野球連盟・川原巧太郎学生委員長からの言葉
(文/2025年甲子園プロジェクトチーム、愛知大学3年・大井陽斗=刈谷北)
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ