原点は”楽しむ心”。ジーコCAが語る、ジュニア育成と新グラウンドの意義。「環境が未来をつくる。里内さん、小笠原さんらの努力が結果に出ている」
鹿島アントラーズ
クラウドファンディングプロジェクト
#アントラーズの未来をみんなで 2025
鹿島アントラーズがジュニア年代の環境整備を目的に、12月16日(火)までクラウドファンディングを実施している。目指すジュニア専用グラウンドの建設は、選手育成の根幹を支えるプロジェクトだ。今回はクラウドファンディング実施を記念した特別企画として、ジーコクラブアドバイザー(CA)インタビューを2回にわたって連載。第1回はアカデミーの現状、ジュニア年代の育成観、プロジェクトへの期待を聞いた。
ユースが二冠を遂げ、年末には三冠をかけた高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 ファイナルへの進出も決めています。どの年代でも年代別代表に選ばれていて、さまざまな結果が出ているのではないかと思います。
アカデミーが結果を出しているのは、日々の指導がしっかり行われているからこそです。里内(猛)さん、小笠原(満男)さん、(鈴木)修人さん、市川(友也)さんなど、多くの指導者が毎日一生懸命に選手と向き合っている。その努力が良い流れをつくり、結果につながっているのだと思います。
クラウドファンディングも、ただお金を集めるだけではなく、こうした“現場の努力”があるからこそ価値が生まれていく。非常に意義のある取り組みだと感じています。
――ユースが二冠を達成し、三冠目前です。アカデミーからトップにつなぐ流れが理想に近づいていますか。
クラブの施設やグラウンドなど“環境への投資”は、クラブの未来をつくるうえで欠かせません。アントラーズには鹿島・ノルテ・つくばという3つのブランチがあり、幅広い地域で選手を育てていますが、彼らにとって大切なのはタイトルだけではなく、人間形成です。
私がフラメンゴ時代もそうでしたが、若い選手が“人として成長する環境”を整えることが、最終的にクラブの未来につながります。鹿島はその理想に確実に近づいていると思います。
小学生年代の基礎づくりはもちろん大事ですが、もっと大切なのは“楽しむこと”と“人間教育”です。私はブラジル・リオデジャネイロでサッカースクールを運営していますが、目的はアスリート養成ではなく、あくまで子どもたちの人間的成長です。
海外の人との交流や違う環境に触れることで新たな学びが生まれるように、この年代は“経験の幅”が何より重要です。
――今回の「ジュニア専用グラウンド建設プロジェクト」について、どんな印象を持ちましたか。
とても良い取り組みだと思います。小学生年代は身体の差が大きく、勝敗よりも“サッカーが好きになること”や“仲間と成長すること”のほうが大切です。地域の人が集まり、交流し、安心してボールを蹴れる場所があることは、子どもたちにとって大きな価値になります。プロを目指すかどうかではなく、まずはサッカーを楽しめる環境を整えること。それがこの年代に必要なことです。
――ジーコCA自身も小学生の頃は“楽しむ心”を大切にしていたのでしょうか。
そうですね。私は12歳から毎週トーナメントの大会に出ていて、12・13・14歳と毎年優勝し、得点王にもなりました。でも、それまでは本当にただ楽しんでいただけでした。学校から帰ると日が暮れるまで道ばたでサッカー。母からよく「早くシャワーを浴びなさい」と言われていました(笑)。とにかくいつもボールを蹴っていて、大会で活躍すると少しお金をもらえたのでお菓子を買ったことも良い思い出です。
――その経験が、現在の育成活動にもつながっているのでしょうか。
はい、そうですね。兄がプロになった影響で自分もプロになりたいという思いを強くしましたが、父からは「勉強もやりなさい」とよく言われていました。午前は練習、午後は学校、その後にまた練習。5人兄弟全員がしっかり勉強をして学校を卒業しています。2人の兄と僕はプロのサッカー選手になり、サッカーと勉強を両立しました。子どもたちにも“サッカーの楽しさ”と“学びの大切さ”の両方を伝えたい。その思いが、私の育成観の根底にあります。
【vol.2へ続く(12/14掲載予定)】
【12/16(火)23:00まで】ふるさと納税型クラウドファンディングプロジェクト「アントラーズの未来をみんなで2025」は下記、関連リンクから!
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