東京辰巳アイスアリーナで初開催! アイスホッケーの全国クラブ選手権大会で長野サンダーバーズが大会8連覇
パラリンピック出場権を得た日本代表戦士も集結!
6日の第1試合は、東海アイスアークスとロスパーダ関西が対戦。河原優星が2得点の活躍を見せた東海アイスアークスが、シュートアウトまでもつれ込んだ大接戦を4-3で制した。ロスパーダ関西は日本代表チームの若き中心選手でもある伊藤樹の2得点や初出場の山田惟月のゴールで食らいついたが最後に屈した。
第2試合は北海ベアーズと東京アイスバーンズの対戦。中村俊介が2得点を決めた東京アイスバーンズが、第3ピリオドに1点を返されたものの2-1で逃げ切った。
第3試合は長野サンダーバーズと第1試合を制した東海アイスアークスの対戦。長野サンダーバーズは立ち上がりの42秒に先制ゴールを決めたエースの熊谷昌治が計4得点の活躍。対する東海アイスアークスは第3ピリオドに鵜飼祥生と河原がゴールを決めて1点差まで詰め寄ったが及ばず、5-4で長野サンダーバーズが勝利した。
日本代表でもベテランコンビとして活躍する須藤悟と三澤英司、そして同じく先の最終予選の日本代表である森崎の3人がコンビネーションプレーを披露して3人で4得点し、一気にロスパーダ関西を突き放す。北海道ベアーズは第3ピリオドにも2点を加え、7-4で勝利。ロスパーダ関西は伊藤を中心に多くのチャンスを作り、シュート数では29本対21本で相手を上回ったが及ばなかった。
試合後、北海道ベアーズの三澤は「朝が早く、前日の疲労もあったので出だしは固かったですが、点数が入ってからはいつも通りの伸び伸びしたプレーができたと思います」とホッとした様子を見せた。
また、三澤は「森崎くんは耳が(あまり)聞こえず、周りから声かけをしても気づきにくいというハンデがありながらもこれだけできる。視野が広がれば、もっと味方を活かせるプレーや周りを使うプレーができるので、もっと伸びていくと思っています」とも言った。
三澤のこの言葉を聞いた森崎は「本当は昨日の試合に勝って決勝に行きたかったけど、僕のミスで勝てませんでした」と悔しさをのぞかせたが、パラリンピックに向けては「残り3ヵ月間で視野を広げて周りを見ることや、1対1での駆け引きを身につけてパーフェクトな選手になりたい」といきいきとした表情で抱負を述べた。
伊藤は小学生のときに競技を始めた当初、スレッジの操作に苦労したことを思い出し、「自分は障がいが重くて一人で起き上がれず、下手くそでしたが、それでもここまで来られるので、みんな頑張ってほしいです」としみじみ語っていた。
東京アイスバーンズが王者に挑んだ決勝戦
「日本代表トリオ」の連携で口火を切った長野サンダーバーズは、第2ピリオド開始からの2分間で3得点を決めるなど一挙4得点。5-0までリード広げたところで東京アイスバーンズの金子幹央に1点を返されたがその後も危なげなく試合を進めていく。
また、長野サンダーバーズへ移籍してから初出場だった永井涼太は第2ピリオドにチーム5点目を決め、「長野チームでの初の大会で勝利できて得点を決められてよかったです」と笑顔を浮かべた。
永井は「アイスホッケーはパラの中でも当たりが強くて迫力のあるスポーツだと思うので、それをもっと皆さんに広めていきたいです」と意欲的だ。
一方、惜しくも準優勝に終わった東京アイスバーンズだったが、金子が「東京チームとして出られたのは久々。少ないメンバーでなんとか準優勝できたのでよかったと思います」と言うように実りのある大会となったようだ。
photo by Hiroyuki Nakamura
※本記事は2025年12月にパラサポWEBに掲載されたものです。
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