千年海仁「チームで声を掛け合って」習志野市立習志野(千葉県)

U18日清食品リーグ
チーム・協会

【©U18日清食品リーグ】

千葉県の男子は激しい戦国時代を迎えています。レベル感がほぼ同等の上位チームが多数あり、長身の留学生を軸に戦うチームもあれば、チームプレーでサイズをカバーするチームもあるなど、そのスタイルもバリエーションに富んでいます。

「留学生がいるチームのことばかり意識していたら、その前に留学生のいないチームに負けてしまう。どんなスタイルのチームが相手でもしっかり戦い、勝てるチームを目指さなければ千葉を制することはできません」と語るのは、習志野市立習志野(千葉県)の秋元啓人コーチです。

「U18日清食品ブロックリーグ2025 グループA」を戦う習志野市立習志野は、5試合消化時点で4勝1敗と好成績を挙げています。「全国の強豪を相手にいろいろな戦いができる、すごくありがたい機会です」と語る秋元コーチは、試合に応じて様々なラインナップを使い分けてこのリーグを戦っています。

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そして同時に、できる限り多くの部員にこの舞台で輝く機会を与えようとしています。11月22日の県立山形中央(山形県)戦では、3年生主体のチームと1.2年生主体のチームを20分ずつ起用。3年生チームがコートに出ているときは、学生コーチの大友康太郎アシスタントコーチに采配を任せました。「彼はBチームの選手をずっと一生懸命教えていたし、大学でもコーチを続けるので、リーグ戦のどこかでコーチとして立たせてあげたかった」と秋元コーチは話します。

翌日23日の八戸工業大学第一(青森県)戦は3年生からの提案により、年明けに新人戦を控えている1、2年生のみでゲームを戦い、78-69で見事勝利を挙げました。ゲームキャプテンを務めた水澤健吾選手は「出だしは良い感じで乗れましたが、途中は競ってしまい、まだまだ未熟なところがあります」と、またチームキャプテンの千年海仁選手は「ディフェンスでチームで声を掛け合ってやることを目標にしていましたが、コミュニケーションが取れていなくて相手にズレを作られてしまった部分があったので、そこを修正していけたらと思います」と語りました。

「予測不能のオフェンス」を掲げる習志野市立習志野は、ピック&ロールを駆使しながらコート上の5人全員が得点を決める力を身に着けることを目指しています。この試合でも水澤選手の鋭いプルアップからのジャンプシュート、柳瀬璃和選手のトリッキーなリムアタック、千年選手のリバウンドショットや3ポイントシュートなど個の力で点を取りつつも、合わせのプレーなどコンビネーションでも得点を重ねる姿が印象的でした。

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秋元コーチは若いチームが成長するカギとして、好不調の波をなくすことと控えメンバーの底上げを挙げました。「主力の5人だけでなく、6番目から10番目の選手にも自覚を持ってコートに立てるようになってもらいたいです。せっかく素晴らしい大会で強豪校と戦える機会があるのだから、勇気を持って戦いに挑んでほしいです」

習志野市立習志野の伝統は、大所帯だからこそ育まれる情熱です。「インターハイ予選で優勝した時も、インターハイで1勝を挙げた時も、ものすごい盛り上がりがありました」と水澤選手は振り返ります。しかし、ノリのいいメンバーが多かった3年生に対し、下級生チームは真面目でおとなしく、試合中に秋元コーチから「沈んでいるぞ」と声を掛けられる一幕もありました。これに対し水澤選手は「静かにやっていても良いことはないし、練習からコミュニケーションを取っていかないと面白くありません。これから向上させていきたいです」と今後の抱負を語りました。

11月29日と30日、自校の体育館で開催されたラスト2試合では県立福島商業(福島県)に89-60、東北学院(宮城県)に71-64と連勝しました。3年生の引退試合となった東北学院戦では、多くの父兄や同級生が見守る中、ホームアドバンテージを生かしての逆転勝利。同じ1敗で並ぶ相手を破っての大会2位フィニッシュと、有終の美を飾りました。

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著者プロフィール

「U18日清食品リーグ」ば、バスケットボールにおける部活・クラブなどの垣根を超えたU18年代の階層別リーグ戦です。リーグ戦文化の導入により、実力が拮抗するチーム同士の対戦や、多くの選手への出場機会、また、予定された試合/対戦相手を見据えた質の高い準備など、公式戦の試合数が確保された環境下で競技に取り組むことにより、競技力の向上を目指して設立した競技大会です。 今年度も「U18日清食品リーグ バスケットボール競技大会 2024」 として 「U18日清食品トップリーグ2024」 、「U18日清食品ブロックリーグ2024」を開催いたします。

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