【スキー】ノルディック複合W杯開幕! 渡部暁斗選手が前人未到の大記録へ 大飛行時代突入に山本涼太選手は「再挑戦200mの壁!」
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ワールドカップってどんな大会??
週末に2または3試合を行い、今季は男子が5か国10会場で個人19試合と団体2試合、女子は8会場で個人15試合と団体2試合が組まれています。
個人戦は優勝=100点、2位=90点、3位=80点と、順位に応じて40位までの選手にW杯得点が与えられます(上位30人には賞金も出ます!)。
また複合ならではのタイトルとして、ジャンプとクロスカントリーそれぞれの総合成績1位の選手は、シーズン最終戦に“Best Jumper Trophy”、“Best Skier Trophy”の表彰があります。
男子は来年2月のミラノ・コルティナ五輪のメンバー入り(最大3枠)を懸けた戦い。
出場147試合で歴代最多の78勝を挙げた史上最強選手のヤールマグヌス・リーベル(ノルウェー)が27歳の若さで引退して迎える今季、各チーム力のある若手、ベテランがおり大混戦が期待できそうです。
渡部暁斗選手が前人未到の大記録樹立へ
2006年に17歳でW杯デビューを飾ってから20年、現役最後の冬を前に「春に引退を決めてからは一日一日を大切に、有意義なものにするために高い意欲と集中力でトレーニングできている。今はシーズンインが楽しみ」と話す暁斗選手、W杯では個人戦290試合に出場し、ヴィルヘルム・デニフル(オーストリア)の歴代最多記録にあと5試合と迫っています。
W杯通算19勝を挙げ、37歳で大台の20勝到達となればもちろん歴代最年長優勝。通算勝利数も歴代9位タイ、日本選手としては単独最多になります。成績のアップダウンが激しい競技にあって抜群の安定感を誇り、W杯では74度(!)表彰台に上がって、トップ10入りは歴代2位の182回。エリック・フレンツェル(ドイツ)の持つ歴代最多の表彰台187回を超え、ミスター・コンスタントとしてその名を刻んでくれるはず。
大飛行時代スタート
フライングヒルの世界最長記録は昨季ジャンプW杯最終戦でドメン・プレブツ選手(スロベニア)がマークした254.5メートル、日本選手の記録は小林陵侑選手(TEAM ROY)の252メートルです。
渡部善斗選手(北野建設SC)と山本涼太選手(長野日野自動車SC)は、2023年にジャンプW杯のテストジャンパーとしてノルウェーの台でフライング・デビューを済ませており、それぞれ179メートル、191メートルを記録しています。
その時のことを「とにかくジャンプがさらに、かなり、とても好きになった瞬間でした。どうしたら遠くに飛んでいくのかを考えて考えて考えていたのを覚えている」と振り返る山本選手。“Best Jumper Trophy”を獲得し、誰もが認めるジャンプの得意な選手なだけに、ジャンプ台記録244メートルのクルムでは「再挑戦200メートルの壁!」と意気込み十分。
善斗選手は「スピードとサイズ感に翻弄されただけで何もできなかったなーという印象。まずは安全に飛びたいというのが正直なところ」と控えめ。ですが、ここは経験者ならではの大飛行を見せてくれるはず。
また、女子はラージヒルの試合が始まり、五輪後の2大会はすべてラージヒルが舞台。複合は冬季五輪で唯一男子のみ実施となっており、女子の五輪採用実現へ競技レベルの向上をアピールする絶好の機会になります。
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