【スキー】アルペンスキーW杯北米シリーズ、男女とも2戦連続でW杯ポイントを獲得し波にのるSNOW JAPAN、男子は加藤聖五、若月隼太選手、女子は安藤麻、前田知沙樹、渡邉愛蓮の3選手が出場

チーム・協会

2025-26 W杯カッパーマウンテン 男子ジャイアントスラローム第2戦 女子スラローム第3戦

先週末のW杯スラローム(SL)第2戦グルグルは、女子、安藤麻(日清医療食品)選手が16位、男子は小山陽平(ベネフィット・ワンSC)選手が22位の成績を残し、SNOW JAPANは男女ともシーズン初戦・第2戦と連続してW杯ポイントを獲得、チームとして「好調」の波に乗りました。

今週は舞台を北米のカッパーマウンテンに移し、4日間の日程で男子スーパーG、男女ジャイアントスラローム(GS)、女子スラローム(SL)が行われます。

チームのいい流れを継続すべく、男子GSには加藤聖五(野沢温泉SC)選手と若月隼太(ホテルロッソ・スキークラブ)選手、女子SLには安藤麻、前田知沙樹(株式会社村瀬組)、渡邉愛蓮(東海大学)の3選手が出場します。

自身、W杯「最小」のビブナンバー37番で今季のスタートを切った加藤聖五選手、開幕戦セルデンは1本目46位で2本目に進めませんでした 【写真/Alessandro Trovati】

加藤聖五選手は、W杯自身最小のビブナンバー「37」で出場したセルデン後は一旦帰国。今月の半ばに再渡欧し、16日から19日までWRA(ワールドレーシングアカデミー)で雪上練習を行った後、23日に若月隼太選手と共にミュンヘンから北米、デンバーへフライトしました。

開幕戦セルデンは直前の練習で左肩を脱臼し欠場、今回が若月隼太選手の今季「開幕戦」となります 【写真/Gabriele Facciotti】

W杯開幕戦セルデン前の練習で左肩を脱臼した若月隼太選手は、今回のカッパーマウンテンGS第2戦が自身の今季「開幕戦」となります。
今回の北米シリーズには帯同しない河野恭介男子チーフコーチによると、小山陽平選手の2戦連続W杯ポイント獲得は同学年の2人にもかなりの刺激を与えているようで、チーム内での切磋琢磨による相乗効果に期待したいところです。

1本目、過去自身最高13位につけた安藤麻選手、2本合計16位で、今季2戦連続で成績を残し、昨季から出場4戦連続でW杯ポイントを獲得しました 【写真/Pier Marco Tacca】

日曜の女子SL第2戦は、前戦レビで圧勝したミカエラ・シフリンが再び2位に1.23秒もの大差をつけW杯通算103勝目を挙げました。
34番スタートの安藤麻選手は、1本目13位の過去自身最高位につけ、2本合計で16位。自身最高位の更新はなりませんでしたが(2020年センメリングSL15位)、レビ、グルグルと2戦連続でW杯ポイントを獲得、「久しぶりに頑張れたと思えるレースができたかな」と手応えを感じています。
「滑っている時の感覚的にも映像を確認しても滑り自体は悪くないが、ラインなどまだ修正したいところはありますし、一桁順位を狙うにはもうひと超えアタックする必要がある」と冷静な安藤麻選手、普段の練習で意識している、「ターンに入るタイミングを早く取り過ぎないよう、またポールを過ぎてからスキーを滑らす良いポジションをとること」を実戦でも正確に再現できるように集中していると語ってくれました。
まだ早い「皮算用」ではありますが、このままカッパーマウンテンを含めた年内の残りSL3戦、10から20の間の順位をコンスタントに繋いでいくと、年明けクラニスカ・ゴラでは30番以内のビブでのスタートも見えてきます。

レビに続き33番スタートの前田知沙樹選手、1本目41位で2本目に進めませんでした。 【写真/Pier Marco Tacca】

日本人トップ、33番スタートの前田知沙樹(株式会社村瀬組)選手、53番スタートの渡邉愛蓮(東海大学)選手は、それぞれ1本目+4.99秒の41位、1本目途中棄権で2本目に進めませんでした。

1本目、53番スタートの渡邉愛蓮選手は、コース前半で途中棄権終わり、2本目に進めませんでした(写真はレビSL) 【写真/Marco Trovati】

女子チームは日曜のレース後、翌24日月曜にカッパーマウンテンに向けてミュンヘンを出発。大西洋を隔てる北米に陸路というわけにはいかないので、工藤昌巳女子チーフコーチ以下スタッフ、選手は共に空路でデンバー入りしました。数日、カッパーマウンテンでトレーニングして日曜のレースに備えます。

アメリカチームのナショナルトレーニングセンターというだけでなく、古くから各国選手の「トレーニング場」として好環境が整っていて、日本のアルペンスキー界でも馴染み深いカッパーマウンテン、今回がW杯初開催です。(1976年、1999年、2001年に他の会場雪不足で代替開催あり)
男子GS第2戦は28日金曜(日本時間29日土曜午前2時)、女子SL第3戦は30日日曜(日本時間12月1日月曜午前2時)スタートです。


文:田中慎一郎
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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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