【ISPS Handa シニアグランドゴールド】虎さんとスリロットによるプレーオフ対決は"虎さん"が勝利し、シニア2勝目を挙げる
◇国内シニア/最終ラウンド◇
最終ラウンドは首位と3打差、4アンダー4位からスタートした崔虎星(チェ・ホソン52)が6バーディ・ボギーフリーとスコアを伸ばして通算10アンダーと一気に優勝争いへ。一方で連日首位の7アンダーからスタートしたタマヌーン・スリロット(56)は3つスコアを伸ばすに留まり10アンダーとし、ふたりはプレーオフで勝敗を決めることに。
崔はティーショット、セカンドショットとフェアウェイに置く。3打目アプローチはグリーン上でスピンがかかり、ボールはピン方向へ転がり2メートルほどの近距離で止まった。
崔の見事な逆転劇は、上り3ホールプラスプレーオフバーディを含む4連続バーディと強さを光らせた。昨年の日本シニアオープン完全優勝に次ぐ、シニア2勝目を挙げた。
しかし16番で4メートルのバーディを仕留めたのを皮切りに、17番パー3で15メートル、18番では10メートルがコロンとカップイン。「ロングパットが次々に入った」形で優勝争いに加わった。
「調子いい時はカップが大きく見えてくる。上がりの3ホールはカップが大きかった」と良い流れを掴んでいた。ゴルフは調子の波を見定めるのは難しく、好機をとらえるのは容易ではない。ベテランでさえ苦悩する。
2年連続で優勝を重ねられたことについては「嬉しいです。先輩方、選手のみなさま。シニアになっても体、元気でやれてます。友達、選手、シニアはみんな元気です。みなさま、本当にありがとうございます。ギャラリーのみなさま、本当にありがとうございます」と丁寧な日本語で、次々と感謝の気持ちを言葉で示した。
半田会長は「ゴルフは独学というのは、彼の魅力でしょう。オリジナルスイングの個性は、ゴルフファンを楽しませてくれる。個性と明るさが人気の秘密ですね」と虎さんの方を向いて微笑んだ。
兜には「勝って兜の緒を締めよ」という武士道精神が込められており、勝者にだけ送られる素敵な日本の言葉でもある。崔の"諦めないプレー"と、"工夫されたスイング"はまさに「心とゴルフは若いんだ」という大会の副題にマッチする。
崔の優勝は、日本と韓国のゴルフ界に爽やかな架け橋をかけてくれたのだった。
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