同舞台の重賞好走と500kg超えが好走パターン!?コナブラック、ダイメイセブンが移籍後重賞初出走/佐賀・ウインターチャンピオンデータ分析

佐賀県競馬組合
チーム・協会

2024年優勝ダイリンウルフ 【撮影:佐賀県競馬組合】

第8回ウインターチャンピオン(3歳以上、ダート1400m)
11月16日佐賀6レース 18時05分発走予定


レース名の通り、冬の短距離王決定戦。先月、同じ舞台で重賞・佐賀オータムスプリントが行われ、12頭中7頭が再戦組となる一方、ダイメイセブンやコナブラックはJRA3勝クラスから移籍してここに臨む。
ここではレース創設の2019年から2024年まで過去7回のデータを元に分析する。

※2021年は2月と12月に2回開催

1番人気の好走率高いが、2着以下だと万馬券

1番人気の4着以下は1回のみと、信頼度が非常に高い。一方で、当レースでは毎回1番人気は単勝オッズ1倍台に支持されるとあって、2着以下に敗れた時は3連単は万馬券になりやすい。過去7回のうち1番人気が2着以下だった4回中3回で万馬券で、特に直近3回連続で万馬券が出ている。

単勝人気別成績 【表1】

逃げ優勢も、差し・追い込みにもチャンスあり

舞台となる佐賀ダート1400mは佐賀で最もレースが行われる舞台。直線の引き込み線からコースを1周する。小回りコースとあって好走率が高いのはやはり逃げ。先行よりも差しの勝利数が多いのは、差し・追い込みタイプの有力馬がいた影響もあるだろう。データからも分かる通り、小回りコースでも差し・追い込みにもチャンスはある。

脚質別成績 【表2】

内枠の差し馬

前述の脚質に絡めて、馬番別の成績も見ていきたい。
まず3勝を挙げる1番枠は逃げ1勝、差し2勝。差しの2勝はいずれも最内枠を生かして道中は馬群の内をロスなく回り、3~4コーナーで外に出して脚を伸ばした。勝負所ではある程度馬群がバラける傾向にあるため、内枠の差し馬でも馬群をさばきやすいのだろう。
逃げ馬が比較的多いのは7番より外枠。3着以内にはいったのは1番、3番、6番、9番と内寄りだが、このうち1番と3番はドラゴンゲート1頭によるもののため、判断が難しい。

馬番別成績 【表3】

500kg超えの大型馬が好ましい

陸上の短距離選手はしっかり筋肉のついたマッチョタイプが多い。競走馬でも短距離馬と長距離馬を比べると概ね似た傾向で、短距離の当レースでも最も好成績は500kg台の大型馬だ。勝ち馬で最軽量は22年ダイリンウルフで448kgだった。

馬体重別成績 【表4】

4歳~8歳まで幅広い年代が好走

馬齢別では好走馬が4歳~8歳まで広く分布する。唯一2勝を挙げる7歳は23年ロンドンテソーロと24年ダイリンウルフだった。

馬齢別成績 【表5】

牡馬優勢

基本的には牡馬優勢。牝馬による上位入着は21年ミスカゴシマによる勝利と、22年2着スーパースナッズだった。

性別別成績 【表6】

佐賀オータムスプリント上位組が好走

同舞台の佐賀オータムスプリントで3着以内に入った馬はここでも好成績。過半数が当レースでも3着以内に入っており、好走組は素直に信じていいだろう。
前走が「A1・A2混合以上」かつ「1300m~1400m」で勝った馬は、当レースで勝つか4着以下という極端な結果になったが、勝った5頭はいずれも単勝3番人気以内に支持されており、それが一つの指標となりそうだ。なお、「A1・A2混合以上」は具体的なクラス表記では「A1・A2」「A1」「オープン」。

キャリア別成績 【表7】

データからの推奨馬は?

①1番人気
②500kg超え
③牡馬
④内枠の差し馬
⑤佐賀オータムスプリント3着以内
⑥前走A1・A2混合以上、1300m~1400mで1着かつ上位人気


テイエムフォンテは前走・佐賀オータムスプリントを勝利。短距離から中長距離まで、幅広い距離で常に安定した走りを見せる同馬は意外にも重賞初制覇だった。前走は501kg。
②③⑤に該当。

オオイチョウは佐賀オータムスプリントで勝負所からしっかり伸びて3着。当レースは差しの成績も悪くなく、③⑤に当てはまる。

マイネルサハラはA1クラスの前走で逃げ切り勝ち。直線に入っても脚色が衰えず、ここも好走が期待できる。前走が498kgのため、場合によっては500kg超えの可能性も。
②③⑥に当てはまる。

牝馬のシルヴァーゴーストは逃げていいレースを見せる。佐賀オータムスプリントでも2着に粘っており、⑤に該当。

昨年の佐賀オータムスプリントを逃げ切り勝ちしたロードミッドナイトは最近、しまいを生かす形を取ることが増えた。砂を被るのが苦手なタイプだが、展開が上手くはまれば。前走は524kg。
②③に当てはまる。

移籍初戦のためデータからの推奨は薄くなるが、ダイメイセブンは力上位。
小倉ダート1700mはコーナー4回のコースで、同形態の佐賀ダート1400mとは好相性だ。3勝クラスで逃げていたこと、また10番枠と外目の枠のためこの馬の逃げも十分考えられる。
おそらく1番人気で、①に該当する。

なお、④については最内枠のマイネルダグラスが近走、差し脚を伸ばせず後方のままというレースも多いため、該当馬はナシ。

第8回 ウインターチャンピオン 【出馬表】


文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「Number」「netkeiba.com」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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著者プロフィール

佐賀競馬は九州唯一の地方競馬場として主に土日に競馬を開催しています。注目の重賞情報やイベント情報など、佐賀競馬のニュースを日々お届けいたします。

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