王者との激闘を制す!悲願の14年ぶりインカレ総合V
一方のスナイプ級は総合で一時トップとなるものの、裁量ペナルティが与えられ加点、団体2位で初日を終えることになった。
初日を終えて総合順位は2位に68点差をつけトップに立ち、好スタートを切った。
このレースでトップホーンを鳴らしたのは前日に続き池田・末吉ペア。流れを切らさないと見せんばかりの好レースだった。
最終日を前に立ちはだかった王者・早稲田大学
第5レースから第7レースまで行われた470級。第5レースで王者・早稲田大学が1位、2位、7位と猛追を見せる。好調の池田・末吉ペアが第6・第7レースで1位となるものの、87点差あった団体得点は40点差まで迫られてしまう。
第4レースから第6レースまで行われたスナイプ級では髙島楓真(法学部2年・津工業)・山田真理歩(国際関係学部4年・日本大学)ペアが第4レースで2位、角田一瑳(スポーツ科学部4年・青森工業)・今西郁文(危機管理学部4年・星林)ペアが3位と奮闘するも、得点差は40点以上開いてしまう。
そして総合得点も62点差を一日で捲られ、逆転を許してしまうことになった。
劇的な逆転優勝、こだわった「人間力」の成長
5連覇中の王者・早稲田大学に対して、挑戦者として真っ向勝負に挑む姿勢を貫いた。
それぞれ2レースずつが行われた最終日、470級の第8レースでは杉原・山本ペアが1位、池田・末吉ペアが2位、宇田川・佐藤ペアが12位と渾身の走りを見せ、標準ペナルティでの加点があったものの18点に抑え、2位の早稲田大学を大きく引き離すことに成功。
第9レースも大きく崩れることはなく、470級団体の最終得点は234、2位早稲田大学の395.5点に対し161.5点差をつけ、470級優勝と同時に総合順位も逆転。
スナイプ級でも髙島・山田ペア、角田・今西ペア、奥地龍信(法学部3年・津工業)・秋月颯太(法学部4年・新居浜東)ぺアが、快走を見せた早稲田大学に点差は離されたものの、粘りの走りを見せ、総合順位を守り切り、14年ぶりの総合優勝が確定。
チームの成長の軸に掲げてきた「人間力」の向上が結実し、14年ぶりの総合優勝を手にした。
総合成績 1位(523.8点)
470級 1位(234点)
スナイプ級 2位(289.8点)
選手コメント
ー 「14年ぶりの総合優勝」という結果について、率直な感想をお聞かせください。
素直に嬉しいです。ただ、14年ぶりということはあまり意識しておらず、あくまでこの1年間取り組んできたことを存分に発揮できた結果だと思っています。部員全員が「全日本インカレ総合優勝をする」という強い気持ちを最後までぶらさずに貫けたことが大きかったです。
ー 最終日に演じた大逆転劇、レース前にチームでどんな話をしましたか?
前日に逆転されてしまいましたが、僕たちは改めて「挑戦者として臨んでいる」という意識を強く持ち直しました。最終日に追う立場となったことで、むしろ僕たちの本領を発揮できたと思います。
ー 練習以外にどのような取り組みをしましたか?
合宿所での整理整頓や時間厳守はもちろん、ご近所の方への挨拶や、普段練習で利用している森戸海岸での清掃を心がけました。インカレの会場は江ノ島でしたが、いつも通り清掃を行いきれいなバースを維持しました。また、上級生が率先して動くことも意識しました。上級生は指示するだけでなく自ら行動し、最終確認まで責任を持って行うことで、チーム全体に責任感が生まれたと思います。
ー 個人順位でも1位のペアとなりました、末吉選手との間でどのようなコミュニケーションをとっていましたか?
江ノ島は自分が育った海だったので、迷うことなくレースに臨めました。末吉選手とは1年間乗ってきて、自然と役割分担が確立していました。必要以上に話しすぎると混乱してしまうため、お互いが自分の役割を果たすことに集中し、必要な情報だけを共有するよう心がけました。風も味方してくれて、本当に良かったです。
ー 今年のチームの強みは?
「挑戦者として戦う姿勢」を最後まで貫いたことだと思います。昨年、代行代をしてから、日本一練習してきたという自負があります。挑戦者が覚悟を持って練習に取り組み、強い闘争心と団結力を持てば、ここまで強くなれるのだと再認識しました。本当に強いチームになったと思います。
ー 後輩たちにメッセージをお願いします。
自分についてきてくれて本当にありがとう。主将になった時、年間スケジュールを立てる際に合宿日をこれでもかというほど詰め込んだのを覚えています。自分以上に後輩たちの方がやることも多く、気が抜けない日々だったと思いますが、ここまでついてきてくれたことに心から感謝しています。最高の景色を見せてくれてありがとう。君たちは僕の誇りです。
副主将 角田一瑳選手
ー 14年ぶりの総合優勝という結果について、率直な感想をお聞かせください。
14年ぶりに総合優勝を達成できたことを本当に嬉しく思います。これまで支えてくださった監督・コーチ・OBの方々、そして一緒に戦ってきた仲間への感謝の気持ちでいっぱいです。
長い間届かなかった目標を、チーム全員でつかみ取れたことが何より誇らしいです。
ー スナイプ級は春・秋と今季好調でした、インカレを振り返っていかがですか?
昨年の全日本インカレが終わった次の日から練習を行い初心に戻り基礎から練習を行い練習量を増やし着々と積み上げてきたことが発揮できたシーズンになったのではないかと思います。個々の実力だけでなくチームとして強くなれたことが何より安定した成績に繋がったのではないかと思います。
ー チーム全体の雰囲気はいかがでしたか?
しっかりと4年生が各々の役割を果たしそこに対して後輩たちがついてきてくれた。「元気」この言葉に尽きると思います。プライベート、練習中でも上下問わずすごく仲が良く個性豊かで活気あるチームです。
ー 後輩たちにメッセージをお願いします。
今年1年間「挑戦者」として死に物狂いで練習してきて、その結果優勝し「奪還」することができました。今年は「奪還」するものとしての「挑戦者」でしたが来年からは2連覇を果たす、王座を守る挑戦者になります。
守りに入ることなく日大らしく全力で挑戦者精神を忘れずにセーリングに励んでください
松本監督
ー 14年ぶりの総合優勝という結果について
優勝することができとてもうれしいです。昨年の全日本インカレが終わった次の日から、今回のチームは始動しましたが、どこの大学より練習し競技に向き合うことができた結果だと思います。部員全員が、できる限りの努力を惜しむことなく行ってくれたことを誇りに思います。
ー 具体的なチーム戦略としては?
風が不安定であることが予想できていたため、各レースの結果に一喜一憂することなく、常にほどよい緊張感を持ち平常心でレースに望むことを指示していました。各選手の良いところを最大限引き出すため、自由な考えでレースに望ませました。
ー 「日本一」となったチームの強みは?
池田主将のリーダーシップでチームが一丸となり一年間練習できたこと。また、4年生を中心に部員が挑戦者として、前だけを向いて活動できたことだと思います。
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