完全復活-畑岡奈紗POで通算12勝目

チーム・協会

【Photo:Lintao Zhang/Getty Images】

全米女子プロゴルフ協会公式戦『TOTOジャパンクラシック』(賞金総額210万ドル、優勝賞金31万5000ドル)大会最終日が11月9日、滋賀県大津市・瀬田ゴルフコース北コース(6616ヤード/パー72)で行われた。定刻通りのスタート。しかし、降雨のため競技は中断した。12時58分、コースコンディション不良のため第4Rの中止が決定。今大会は54ホール短縮競技になった。勝負は第3R終了時、通算15アンダーの首位で並んだ荒木優奈、畑岡奈紗のプレーオフ(PO)へ。1ホール目、畑岡がパーセーブで22年DIOインプラントLAオープン以来、3年ぶりの通算12勝目(海外、アマ含む)を飾った。

畑岡奈紗にとって、3シーズンぶりの優勝は格別だった。「勝つことができて本当に良かった。それも日本で。本当に大きな優勝だと思います」。安どと喜びが同時にやってきた。

プレーオフは18番を使用。しかし、129ヤード・パー3に変更して実施された。第1打はグリーン右へ。10メートルのバーディートライだった。「しっかり打ち切ることだけを意識した」という。ところがカップを2メートルオーバーしてしまう。それでもパーパットは絶妙のタッチでカップイン。これがウイニングパットになった。

振り返れば、去年の4月、ラスベガスで短い距離を3パット。突然、不調に見舞われる。「自信がまったくなくなった。ショットでチャンスをつくっても、まったくバーディーがとれない」。正常の感覚を取り戻すまでには、予想以上の時間が過ぎていた。

【Photo:Lintao Zhang/Getty Images】

「いろいろなことを試して、考え抜いた。それが焦りにもなったと思います。でも、グリップの握り方をちょっと変更してからショット、パッティングともに良くなってきた。今年の8月ぐらいから、また勝てるのでは…。そんな感覚がわいてきた」そうだ。

優勝インタビューでは、「また、優勝インタビューできることがうれしい。本当に長い3年半でした」と飛び切りの笑顔で語った。一方、会見では、「忘れられてしまう。そんなことも考えました」と本音まで…。

とはいえ、きのうまでの好成績で「私の地元、茨城から急きょ、応援にかけつけてくださった方々もいます。期待に応えられて良かった」と胸をなでおろした。次戦へ向け、「目指すは優勝でしょう」とボルテージが上がる。シーズンはまだ、終わってはいない。
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