セレッソ大阪【J1リーグ第36節 C大阪vs.清水】右肩上がりで終えたい今シーズン。攻守に自分たちの目指すサッカーを披露して、敵地に集うサポーターとともに3連勝を目指す
前節の川崎戦は、開始7分で2点を奪う今シーズン最高の入りを見せると、その後は幾度となく迎えた3点目のチャンスで仕留めることはできなかったが、GK福井光輝が好セーブを連発。チーム全体の守備も機能し、無失点を達成。攻守がガッチリかみ合う快勝を収めた。「入りが良かったですし、後半はボールを持たれる時間も長かったですが、守備で全員がハードワークしたことが無失点で終われた要因。(プレスに)行くところ、行かないところもハッキリできた。欲を言えば、もっと前から行って、前で取り切れるシーンがあったら良かったですが、いい試合ができたと思います」と前節を振り返った畠中槙之輔。今シーズンも残り3試合。「監督のやりたいサッカーをまだまだ体現し切れてはいないと思うし、自分たちのポテンシャル、若い選手たちのポテンシャルを考えたら、もっとできることはあると思う」(畠中)とさらなる高みを見据えつつ、「1年目のチーム作り、土台作りという意味では成果も出せている。来年以降につながるサッカーはできている。残りの3試合でも示していきたい」(畠中)とチームの成長に手応えも持ちながら向上に努めている。今回の中断期間でも、攻守の切り替えで強度を高める練習、ビルドアップの確認などを行い、これまで積み上げてきたことのブラッシュアップを図った。残り3試合に向けてはアーサー パパス監督も、「1試合1試合、目の前の試合しか見ていません。もっと言えば、今日しか見ていない。今日が終われば、明日。日々のトレーニングの中からもっとできることを増やして、向上させていくことを続けていきたい」と意欲を示す。最近のシーズンは失速傾向で終えることも多かっただけに、今シーズンは右肩上がりで最後まで駆け抜けていきたい。
今節対戦する清水とは、前回対戦では開始4分に直接FKを決められ先制こそ許したが、13分、CKから髙橋仁胡のJ1初ゴールで同点に追い付くと、18分にも再びCKから今度は中島元彦が決めて逆転に成功。後半も、この試合が海外に旅立つ前、最後の試合となった北野颯太の2アシストから2点を追加。最終的には4-2で快勝を収めた。今節もゴールを目指して攻め抜く姿勢を存分に発揮したい一方、「エスパルスもホームでは攻撃的でアグレッシブに来る。こっちのホームでやった試合とは逆の展開になってもおかしくない。気を引き締めて臨みたい」と香川真司も話すように、オレンジで染まるスタジアム、相手の攻勢を受けて、思い通りにいかない時間帯もあるだろう。敵地でも攻める姿勢を発揮すると同時に、前節のように、耐えるべき時間帯はしっかりと耐えることが勝利につながる。中盤で攻守を司る喜田陽も、「バランスを崩せばスペースを使われるので、そこを埋める作業は意識している」と話す。前節見られた、ボールホルダーに強く行く姿勢を継続し、自由を奪うとともに、自陣のペナルティーエリアから遠ざける守備を心掛けたい。試合当日は雨の予報もある。“事故”が起きやすいピッチコンディションになる可能性もあるだけに、セットプレーやミドルシュートも勝敗を分けるポイントの一つになるか。相手に与える機会はなるべく減らし、こちらは有効に活用していきたい。
(文=小田尚史)
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