ハンドボール全日本インカレ準決勝 大阪体育大学女子が国士舘大学に快勝、12連覇にあと1 大型1年生・加藤「すべてを出し切って勝つ」

大阪体育大学
チーム・協会
 ハンドボールの高松宮記念杯男子第68回女子第61回全日本学生選手権大会は11月5日、金沢市のいしかわ総合スポーツセンターで男女の準決勝が行われた。

川﨑美羽(みう) 【大阪体育大学】

 女子の第1試合は、男女を通じた最長記録の12連覇(13回目優勝)を目指す大阪体育大学が、国士舘大学と対戦。ディフェンスでセンターの中尾藍(スポーツ科学部2年、京都・洛北高校)、加藤真央(スポーツ科学部1年、千葉・昭和学院高校)が長身を活かしてよく守り、速攻につなげて、40‐19(前半21‐7)で快勝した。加藤がポストプレーや速攻から9得点、中尾は7得点を挙げた。また、GK比嘉楓(体育学部4年、沖縄・那覇西高校)の好守も目立った。
 決勝進出は楠本繁生監督就任1年目の2010年から15大会連続。

小林実杜(みと) 【大阪体育大学】

 女子第2試合は筑波大学が36‐27で関西学院大学を降し、6日午前10時半の決勝は3年連続で大阪体育大学と筑波大学の対戦となった。
 大会の全試合は「動画時代!」でライブ配信されている。

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大型1年生・加藤真央「学年に関係なく思い切ってプレーする」

加藤真央 【大阪体育大学】

 逸材ぞろいの大阪体育大学女子にあって、1年生ながら攻守にチームを引っ張る加藤真央。「周りから注目される体大で1年生からプレーすることはプレッシャーも大きいが、そのプレッシャーに負けないくらいの練習を普段から意識してやってきた。自信を持って、学年に関係なく思い切りのあるプレーでチームに勢いをつけたい」と決勝を前に意気込んだ。
 177㌢、74㌔。フィジカルを活かした、ポストでの1対1の力強さが持ち味だ。2年生の中尾藍とともに、DFでは長身を活かして中央で相手のポストを封じ、攻撃でも、準決勝でチーム最多の9得点を挙げた。
 宮城県大崎市出身。中学1年から兄の影響でハンドボールを始めた。強豪の千葉・昭和学院高校を経て、より質の高いハンドボールを目指して「連覇を続け、勝ち続ける強さを感じる」という大体大に進んだ。
 U‐18女子日本代表では2023年女子ユースアジア選手権(インド)で初優勝、2024年同世界選手権(中国)で8位。U‐20は今年の女子ジュニアアジア選手権(ウズベキスタン)で初優勝。中尾らとともに国際大会に数多く出場した。楠本監督は「日本を背負うような選手を目指してほしい」と期待する。
 加藤は「自分に自信を持って思い切りプレーすることが、コートに立っている自分ができること。みんなの応援を力にかえて、明日は全てを出し切って勝ちたい」と12連覇に向けて抱負を語った。
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著者プロフィール

日本を代表するスポーツの総合大学。体育系大学として西日本で初めて開設されました。スポーツ科学部は6領域を備えデジタルスポーツにも注力、教育学部は最大4つの教員免許が取れ、両学部生の96%が「満足」と卒業時アンケートに回答。6専用体育館・各種競技場・医師在勤の診療所・AT・S&Cルームが教室棟に隣接。学生の非認知能力の高さも特長です。

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