【重賞見どころ・京王杯2歳S】叔父にマカヒキ、福永厩舎期待のダイヤモンドノット重賞初V狙う

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叔父にダービー馬マカヒキがいる良血ダイヤモンドノット、重賞初Vなるか 【S.Okada】

【京王杯2歳ステークス(GII)】11月8日(土)東京競馬場1400m芝

 かつてはグラスワンダーがここを制し、昨年はパンジャタワーが勝利。勝ち馬からは後のGI馬が多数出ている2歳の出世レースだ。
 登録馬16頭の中から、JRA-VANの予想印ランキング上位馬(11月4日20時20分時点)をご紹介!
※予想印ランキング……JRA-VANユーザの◎数をランキングで表示

・ダイヤモンドノット(牡2=栗東・福永祐一厩舎)948pt
初勝利までに3戦かかったが、昇級後の前走もみじSでは上がり最速33秒3の脚で2着。マイペースで逃げた勝ち馬は捉えられなかったものの、一戦ごとに力をつけている印象だ。叔父にダービー馬マカヒキがいる血統。まだまだ奥がありそうだ。

・レッドスティンガー(牡2=美浦・矢嶋大樹厩舎)518pt
ここまで3戦して1勝2着2回。初戦を逃げて2着とした以降は、続く未勝利をインの好位3番手から抜け出し1着、前走の1勝クラスは後方2番手から追い込んで2着と、自在の脚を見せている。このセンス、器用さは2歳戦で大きな武器になる。

・シャオママル(牡2=美浦・加藤士津八厩舎)420pt
デビュー3戦目の前走で未勝利を勝ち上がったばかりだが、今回と同じ東京1400m芝を勝った経験は大きい。しかも3戦全てで上がり3ハロンの最速タイムをマーク。この切れ味は重賞のここでも侮れない。今回も末脚にかける競馬を見せるか。

・シュペルリング(牡2=美浦・嘉藤貴行厩舎)306pt
10月11日の東京1600m芝の新馬戦でデビュー勝ち。スタートはやや後手を踏んだが、前半からスッと好位に取り付くと、最後の直線もしっかり伸びきるというセンスの高い競馬を見せた。これなら1ハロンの距離短縮も問題なさそう。祖母はハルーワソングで近親にはヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロスのきょうだいGI馬をはじめ活躍馬がズラリと並ぶ母系だ。

・ルートサーティーン(牡2=栗東・辻野泰之厩舎)266pt
新馬、未勝利と連続3着のあと、前走の京都1600m芝で待望の初勝利。2番手からメンバー中最速の上がり3ハロン33秒9の脚で2着馬を1馬身3/4突き放す競馬は強い内容だった。千八、千六と使ってきたため今回の千四がどう出るかだが、同距離での重賞勝ちもある父イスラボニータなら心配はないか。

(文・森永淳洋)
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