【サーフィン】吉川広夏がワールドタイトルに挑む!『Surf City El Salvador Longboard Championships』開幕!
レギュラーシーズンでの3戦の結果によって絞られたトップ8による1日限りのチャンピオンシップ、Surf City El Salvador Longboard Championships』が11月5日〜9日の期間に開催される。
今年も舞台はエルサルバドルのエル・スンサル。
ラ・リベルタ西部に位置し、理想的なのは南~南南西ウネリ。
玉石の上で割れるパワフルで長いライトが特徴で、常に安定したウネリがあり、今やWSL、ISAイベントでは欠かせないポイントの一つになっている。
中米特有の強い日差しの中で体力を試される場面でもあり、ここでの勝利はスタミナと集中力の証でもある。
すでに現地でトレーニングを続けている吉川広夏によると、5月のISAの時よりは暑さは和らいでいるそうだ。
新フォーマット
最初のマッチからマッチ4までは昨年と同様だが、最後のタイトルマッチはこれまでの3本勝負、2本先取だったのが、変更。
No.1シードの選手のみ最初のヒートで勝てばワールドタイトルを獲得できる。
もし、No.1シードの選手が最初のヒートで敗退した場合、従来通りの3本勝負、2本先取になる。
アヴァロン・ガル&エドゥアルド・デルペーロが初のタイトル獲得に挑戦
共にワールドタイトル獲得の経験はなく、キャリア初の挑戦となる。
「良い波に乗れたら嬉しいわ。みんなが楽しめると良いわね。プレッシャーをかけすぎず、ただ楽しむつもりよ。この場所は本当に美しく、水も温かくて波も素晴らしい。また戻って来られて嬉しいわ」
10代からLTに出場してまだ22歳と若いアヴァロン。
これまでランキング10位近辺にいた彼女にとって、今年は飛躍の年となっている。
かつて兄弟でツアーを回っていたエドゥアルドは、35歳のベテラン。
アブダビでは2+1のボードを使用するなど、モダンマニューバーが特徴の選手。
今年、同じ場所で開催された『ISA World Longboard Championship』には兄と出場して圧倒的なサーフィンで4大会連続のファイナル進出。
見事に金メダルを獲得してフランスの団体金メダルにも大きく貢献していた。
モダンマニューバーが映えるこの波では無敵に近い存在である。
歴代チャンピオンが揃う
「ここはロングボードには完璧な波だよ。玉石のポイントブレイクで、ロワーズやサンオノフレに似ているんだ。自分にはフロントサイドのライトポイントで、挑戦できるのが楽しみさ」
昨年、義父ナット・ヤングに並ぶ4xを達成したテイラーは、開幕戦で2位、ベルズで5位、アブダビで3位。
ランキング3位で3番目のマッチに入り、2ヒート勝てばエドゥアルドとのタイトルマッチに進出できる。
アブダビでの出産後初の優勝でチャンピオンシップ進出が決まったホノルアはウィメンズでは初の4xを狙う。
「ここの波は地元バイロンの“ザ・パス”を少し大きくしたような感じで、似ているんだ。ロングボーダーにとって、現代的なスタイルを見せる絶好のチャンスだと思う。60年代、90年代、そして今のスタイルが融合するような波で、本当にぴったりだと思うよ」
吉川広夏が初のワールドタイトルに挑む
吉川広夏は3人ヒートのマッチ1で勝った一人とクロエ・カルモン(BRA)との3人ヒートからスタート。
このヒートに勝てば次はホノルアとのマッチ3。その後、ソレイユ、タイトルマッチのアヴァロンと合計5ヒートの勝利でワールドタイトルを手に入れることができる。
ベルズではアヴァロンや2xのレイチェルにも勝っている。
ワールドタイトルは奇跡ではなく、現実の延長線上にある。
日本とエルサルバドルの時差は15時間。
ファーストコールは現地時間11月5日7時30分(日本時間同日の22時30分)
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(黒本人志)
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