10月18日に開幕したボーイズリーグ秋の中日本チャンピオンを決める「メニコン・中日スポーツ杯 第20回日本少年野球中日本秋季大会」。
11月1日に岐阜ファミリーパーク野球場と輪之内アポロンスタジアムで中学部の準々決勝と準決勝が実施され、決勝進出の2チームが決定した。
順延となっていた決勝戦は、12月21日（日）の9時からカヤバスタジアム（岐阜県可児市）で開催される。

岐阜ファミリーパーク野球場では準々決勝2試合と準決勝が行われた。
第1試合は岐阜中濃ボーイズ（岐阜県支部）と四日市ボーイズ（三重県支部）が対戦。
岐阜中濃が初回に幸先よく3点を先制すると、その後も小刻みに加点。
四日市は4回に2点を返し、一時は1点差に詰め寄るも及ばず。
岐阜中濃が四日市を5対2でくだし、準決勝進出を決めた。

第2試合では岡崎中央ボーイズ（愛知県東支部）と浜松北ボーイズ（静岡県支部）が対戦。
行き詰まる投手戦を展開した両チーム。4回に1点を先制した岡崎中央が固い守りで浜松北に得点を許さない。
しかし浜松北が6回表に反撃。一挙4得点し逆転。4対1で岡崎中央を退け、準決勝に進出した。

岐阜中濃と浜松北が対戦した準決勝。
試合は岐阜中濃が序盤から先制攻撃を仕掛ける。3回までに5得点し、試合を優位に進める。
対する浜松北も3回、4回と1点ずつを返し、反撃を開始。
5回には2点を返し、ついには1点差と迫る。全くわからない試合展開の中、攻撃力を見せつけたのは、またしても岐阜中濃。
雨天による中断を挟みながら、6回裏に一挙に6得点。コールドで決勝進出を決めた。

輪之内アポロンスタジアムで行われた準々決勝第1試合は、春季全国大会王者・愛知尾州ボーイズ（愛知県西支部）と全国大会の常連・鯖江ボーイズ（福井県支部）が対戦した。
まずは鯖江が、自慢の走塁を生かして初回に1点を先制する。
対する愛知尾州も毎回ランナーは出すが、鯖江の粘り強い守りの前にあと一本が出ず、4回まで無得点と白熱の投手戦が展開される。
試合が動いたのは5回。愛知尾州はこの回先頭の境 翔太（さかいしょうた）のヒットを皮切りに加藤風賀（かとうふうが）のスクイズなどで2点を挙げ、逆転に成功する。
しかし、鯖江もすぐさま反撃。山口慶司郎（やまぐちけいじろう）の安打で同点とする。
2対2の同点で迎えた最終回、鯖江は錦織星空（にしきおりせいと）がサヨナラ安打を放ち、準決勝進出を決めた。

続く第2試合は夏の選手権大会とエイジェックカップ制して二冠を達成した東海中央ボーイズ（愛知県中央支部）と近年メキメキと実力をつけ、全国大会にも出場する愛知守山ボーイズ（愛知県西支部）が対戦。愛知県勢対決となった。
先手を取ったのは愛知守山。上村勇翔（うえむらゆうと）のタイムリーで1点を先制。
3回にも加点し2対0とリードして前半を終える。
3回まで無得点に抑えられていた東海中央が、4回に反撃。1アウト満塁から中村 快（なかむらかい）の右翼前タイムリーで同点に追いつく。
その後も一進一退の攻防が続き、5回に愛知守山は無死一・二塁から石原瑠星（いしはらりゅうせい）のタイムリーで4対2と再びリードを奪う。
粘る東海中央も6回にすぐさま反撃し同点。
最終7回は両チーム満塁のチャンスを作るも、あと1本が出ずに同点のままタイブレークに突入。
東海中央は8回・福定一颯（ふくさだいっさ）の値千金のタイムリーなどで一挙4得点。
その裏の愛知守山の猛攻を1失点で凌ぎ、8対5で東海中央が勝利した。

準決勝は共に激戦を制して勝ち上がった東海中央ボーイズ（愛知県中央支部）と鯖江ボーイズ（福井県支部）が決勝進出をかけて対戦した。
試合は序盤から東海中央が優位に進める。
初回に1点を先制すると、4回に一挙4得点。6回にも2点を追加した東海中央が6回コールドゲームで決勝進出を決めた。
この試合で光ったのが強力な投手陣。
先発の橋本 祥（はしもとしょう）から、大屋順正（だいおくじゅんせい）、和田健吾（わだけんご）とつなぎ、強豪・鯖江打線を完封。
見事決勝進出の立役者となった。

【準々決勝試合結果】
岐阜ファミリーパーク野球場
第1試合：岐阜中濃ボーイズ　５対２　四日市ボーイズ
第2試合：岡崎中央ボーイズ　１対４　浜松北ボーイズ

輪之内アポロンスタジアム
第1試合：愛知尾州ボーイズ　２対３　鯖江ボーイズ
第2試合：愛知守山ボーイズ　５対８　東海中央ボーイズ

【準決勝試合結果】
岐阜ファミリーパーク野球場
岐阜中濃ボーイズ　１１対４　四日市ボーイズ

輪之内アポロンスタジアム
東海中央ボーイズ　７対０　鯖江ボーイズ


【決勝戦対戦カード】：12月21日（日）9時試合開始予定
カヤバスタジアム（岐阜県可児市）
岐阜中濃ボーイズ　vs　東海中央ボーイズ

（原稿：広報委員会　文中敬称略）