バイエルン戦は完敗でDFBポカール3回戦進出ならず【1. FCケルン】

1.FCケルン
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【©︎1FCKoeln】

1. FCケルンは10月30日(日本時間)、ラインエネルギーシュタディオンで行われたDFBポカール2回戦でFCバイエルン・ミュンヘンに1-4で敗れた。情熱と闘志を見せたケルンだったが、王者バイエルンの個の質と決定力が勝敗を分けた。

31分、ラフナール・アヘが高く跳び上がり、ヘディングで先制点を叩き込むと、スタジアムのボルテージは最高潮に達した。完全なアンダードッグとして臨んだケルンだったが、この時間帯はバイエルンを押し込み、いくつもの決定機を作り出していた。

FC出身のバイエルンGKヨナス・ウアビヒがヨハンネソンの強烈なシュートをクロスバー上に弾き、アヘのヘッドも防ぐ。さらにタフがカミンスキのボレーをゴールライン上でクリア。南スタンドのコレオグラフィーに始まり、ラインエネルギー・シュタディオンはまさにお祭りムードだった。

しかし前半終了前、バイエルンが一気にギアを上げる。36分、ルイス・ディアスがオフサイド気味の位置から同点弾を決めるが、このラウンドではVARが導入されていないためゴールが認められる。

そのわずか2分後、ハリー・ケインがターンから放った一撃をゴール右上に突き刺し、あっという間にスコアをひっくり返す。バイエルンはわずか2分で0-1から2-1へと逆転し、前半を折り返した。

後半もケルンはホームの大声援を背に果敢に攻めた。ディアスが追加点を狙う場面や、アヘのヘディングによる同点機もあったが、いずれもゴールならず。

64分にはケインがキミッヒのコーナーから頭で決めて3-1、72分にはオリーゼがカウンターから鮮やかに4点目を奪取。

ケルンも途中出場のリントン・マイナがポストを叩く惜しいシーンを作るなど、最後まで諦めなかったが、試合はそのまま1-4で終了した。

ケルンは最後まで戦い抜いたが、冷静で隙のないバイエルンの前に力尽き、惜しくもポカール3回戦進出はならなかった。

次節は3日後の日曜日、ハンブルガーとの一戦。現在8位のケルンはなんとしてでも上位に上り詰めたい。
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著者プロフィール

1.FCケルンは1948年に設立された、ドイツ西部の大都市ケルンに本拠地を置くサッカークラブで、ブンデスリーガに所属しています。1963年に発足したドイツ・ブンデスリーガの初代王者であり、日本人海外移籍の先駆者である奥寺康彦が所属していた頃には2度目のリーグ優勝を成し遂げました。また近年では、槙野智章や鄭大世、大迫勇也も所属していました。

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