佐賀唯一の2500m戦は外枠と近走中距離実績が狙い!門別移籍初戦馬、連勝馬など集う/佐賀・九州大賞典データ分析
11月2日佐賀6レース 18時05分発走予定
佐賀競馬で唯一、2500mでのレースとなる九州大賞典。長距離適性を見込まれた馬たちが集う。過去にはグレイトパールが4連覇を果たしたこともある一戦だが、同馬引退後は長距離路線はやや混戦ムード。ここでは2015年~24年の過去10回を元に分析する。
上位人気の信頼が高い一戦
好位~中団が好成績
佐賀の最長距離レースとあって、逃げはやや不利。先行~差しが過去10回で9勝を挙げており、道中は脚を溜めてしまいの脚を伸ばせるタイプがいいだろう。中でも2~3番手につけた馬は【7,3,5,6】で勝率33.3%、連対率47.6%、3着内率71.4%。このくらいの位置に先行できる馬がいれば積極的に狙いたい。
外目の枠が比較的好成績
中心は6歳~7歳
なお、出走頭数も好走率も高い4歳馬は重賞3着以内の実績馬が1勝、2着1回、3着2回、勝ち上がり組が3着2回だった。
長距離得意なジョッキーは?
近走での中距離実績を重視
データからの推奨馬は?
②先行・差しタイプ
③6歳~7歳馬
④1800m以上で2着以内(直近2走)
⑤6番より外枠ならなお良し
ベルウッドグラスは門別からの移籍初戦。
直近2走は最下位に敗れているが、それ以前は1800mで南関重賞勝ちのあるハセノパイロなどを相手に勝ったほか、2600mのオープン戦で3着の実績もあり。
好走時は先行する一方、内枠に入ると後方からとなって成績が冴えないことが多いが、8頭立て6番枠に入った点はプラスだろう。
①②⑤に該当。
ベルノレイズはJRA1勝クラスから佐賀に移籍後、3連勝中。
2000mの前走は2番手から折り合いは許容範囲で、3コーナー先頭から押し切り勝ちを決めた。
①②④⑤に当てはまる。
アエノブライアンは佐賀の中長距離戦で中心的存在。あと一歩届かぬレースも多いが、昨春の移籍以降、3着以内を外したのは14戦してたった1戦のみだ。好位につけてしまいの脚も使えるのが武器で、昨年の当レースを勝利。①②③に当てはまる。
大井から笹川翼騎手が乗りに来るカナラクリークは門別、船橋、名古屋の中距離で勝利を挙げてきた馬。前走は中団から脚を伸ばし、4コーナーでは勝ち馬に並びかけるところまで行った。
②③④に該当。
ダノンターキッシュはJRA2勝クラスから今春に移籍すると、一貫して1750m以上を使われてきた。重賞2着の実績もあり、侮れない。
③⑤に該当。
文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「Number」「netkeiba.com」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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