Kリーグ、2026年より外国籍選手の保有上限を撤廃。同時出場は1部が最大5人、2部が最大4人に

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全北現代のイタリア人FWアンドレア・コンパーニョ 【写真=韓国プロサッカー連盟】

韓国プロサッカー連盟(以下、連盟)は10月30日に2025年度第5次理事会を行った。

今回の理事会では、昇格プレーオフの大会要項確定、外国籍選手制度の改正、U-22選手義務出場規定の改正などの案件を審議・議決した。

2025年シーズン昇格プレーオフ大会要項確定

2025年シーズンのKリーグ昇格プレーオフの大会要項が確定した。

今回の昇格プレーオフは、Kリーグ1の11位とKリーグ2の2位が対戦する「昇格プレーオフ1」、そしてKリーグ1の10位とKリーグ2のプレーオフ勝者が対戦する「昇格プレーオフ2」の2カードで行われる。

昇格プレーオフ1の第1戦は12月3日、第2戦は12月7日に実施。昇格プレーオフ2の第1戦は12月4日、第2戦は12月7日に行われる。

外国籍選手は最大5人まで出場エントリーに含めるることができ、試合には4人まで出場できる。延長戦に突入した場合は、交代人数が1人、交代回数が1回追加される。

2026年シーズンより外国籍選手の保有上限撤廃

2026年シーズンから、Kリーグにおいて外国籍選手の保有上限が撤廃される。これにより、各クラブは外国籍選手を人数制限なく登録できるようになる。

また、Kリーグ1における外国籍選手の出場可能人数は、これまでの4人から5人に増える。1試合におけるエントリー登録および試合出場は、Kリーグ1で5人、Kリーグ2で4人までとなる。

この決定は、AFCチャンピオンズリーグおよび周辺国リーグにおける外国籍選手の保有枠拡大の流れに合わせ、Kリーグの国際競争力を高めることを目的としたものだ。

併せて、外国籍選手の獲得における柔軟性と多様性を確保し、最上位リーグであるKリーグ1で外国籍選手の出場人数を増やすことで、試合レベルと商業的価値を向上させる狙いもある。

「U-22選手義務出場規定」緩和

2026年シーズンから、Kリーグの「U-22選手義務出場規定」が緩和される。

Kリーグ1では、22歳以下の選手の出場有無にかかわらず、試合中に5人の交代が可能となる。ただし、22歳以下の選手が2人以上、出場選手リスト(20人エントリー)に含まれていなければならないという規定は維持される。

22歳以下の選手が1人しかリストにいない場合、エントリーは最大19人となり、1人もいない場合は最大18人に減少する。

これは、2026年シーズンから外国籍選手の保有上限が撤廃され、Kリーグ1の外国籍選手出場枠が4人から5人に拡大されることに伴い、22歳を超えた“全盛期”の選手たちの出場機会を確保する狙いがある。

今回の改正を通じて、最上位リーグであるKリーグ1の試合レベルと商業的価値が一層向上するものと見られている。

Kリーグ2も、既存のKリーグ1と同様の以下の方式に規定が緩和される。

△22歳以下の選手が出場しない場合:「交代枠3人」
△22歳以下の選手が1人先発出場し、追加で交代出場がない場合:「交代枠4人」
△22歳以下の選手が先発出場せず、途中交代で2人以上出場する場合:「交代枠4人」
△22歳以下の選手が2人以上先発出場するか、1人先発出場して1人交代出場した場合:「交代枠5人」

【文=ピッチコミュニケーションズ】
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著者プロフィール

アジア初のプロサッカーリーグとして1983年に創設。現在はKリーグ1(1部リーグ/12クラブ)、Kリーグ2(2部リーグ/13クラブ)で構成。 最新ニュースはもちろん、ACL出場クラブや日本人選手たちの活躍なども紹介していきます。

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