苦しむバスクの両雄が激突。ラ・レアルとアトレティック、ダービーを復調の足掛かりとできるか
イマノル・アルグアシル前監督が昨季終了と共に退任した後、チュリウルディン(白青=レアル・ソシエダの愛称)はBチームから昇格したセルヒオ・フランシスコ監督の指揮下で再スタートを切った。だがチームは苦しい船出を強いられ、ラリーガ EA SPORTS 第8節まで1勝2分5敗と低迷。10月の代表ウィーク明け以降は2試合で勝ち点4を加えたものの、まだ復調したとは言い難い状態にある。
第9節セルタ戦はハーフタイム前に退場者を出した相手に大苦戦を強いられ、終盤のゴールで1ー1に持ち込むのがやっと。2ー1で辛勝した前節セビージャ戦も、ミケル・オヤルサバルが決めた2ゴールはいずれも相手のミスがもたらしたものだった。順位的にもこの勝利で降格圏からは脱出したものの、まだ18位バレンシアと同勝ち点の17位に沈んでいる。
一方、サンマメス開催を含めた直近3試合のダービーはアトレティックが2勝1分と上回っている。レアル・ソシエダの最後の勝利は2023年のホームゲームで、その後はアトレティックがホームで2連勝。最後の対戦はアノエタで行われた今年5月のダービーで、0ー0の引き分けに終わっている。
果たして今回はレアル・ソシエダがホームでの無敗記録を伸ばすのか、それともアトレティックが流れを変える勝利を掴むのか。苦しむバスクの両雄による、絶対に負けられないダービーがもうすぐ始まる。
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