久保は招集外、レアル・ソシエダはSDネグレイラに0−3で勝利

レアル・ソシエダ
チーム・協会

今季初の公式戦2連勝

【©️RealSociedad】

 国王杯第一回戦に臨んだラ・レアル(レアル・ソシエダの愛称)はSDネグレイラ(6部)と対戦。カトリック三大聖地のひとつサンティアゴ・デ・コンポステラ近郊に本拠地を構えるネグレイラ。2,000人収容のスタジアムには仮設スタンドが設けられ、駆けつけた多くのサポーターで超満員となった。久保は遠征には帯同しなかった。

 過密日程も考慮され、メンバーを大きく入れ替えてこの試合に臨んだセルヒオ・フランシスコ監督。先発メンバーは以下の通り、マレロ、オドリオソラ、エルストンド、チャレタ=ツァル、アイエン、トゥリエンテス、ザハリャン、スチッチ、ゴティ、マリン、サディク。出場機会の限られている選手にとっては大きなアピールの場となった。

 持ち前のフィジカルで相手守備陣を圧倒するサディクは12分、右サイドを抉りエリア内でマイナス方向へパス、これをゴティが押し込み先制に成功。先制は許したもののホームのネグレイラは果敢な攻撃でラ・レアルゴールへと迫る。インテンシティの下がったラ・レアルは同点弾をを狙う相手の攻撃に苦しむが、守敏陣が立ちはだかり失点を許さず、前半を0−1で終える。

 54分、ボールはゴティ、スチッチと繋がれザハリャンの元へ。倒れ込みながら放った左足のシュートはゴール左隅へと吸い込まれ、追加点を記録。ハーフタイムを経て修正に成功したチームはこのゴールで落ち着きを取り戻す。さらにセルヒオ・ゴメス、ゴロチャテギ、アランブル、オヤルサバルとベンチの選手を惜しみなく投入するセルヒオ監督。

 そして82分、ダメ押しとなる3点目を決めたのはトゥリエンテス。エリア内、相手に当たって溢れてきた球を巧みなフェイントから豪快に左足を振り抜き勝利を決定づけた。スコアほどの差をがない拮抗した試合となったが、クリーンシートで国王杯一回戦を勝ち抜いた。公式戦2連勝としたラ・レアルは11月1日の本拠地アノエタでのアトレティック・クルブとのバスクダービーに臨む。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

レアル・ソシエダは1900年代初頭に創設され、2度のリーグ優勝と3度の国王杯を制したスペインの名門サッカークラブです。過去にはミケル・アルテタやシャビ・アロンソといった名選手がプレーし、2022年からは日本代表の久保建英が所属しています。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント