【埼玉西武育成3位】最速155km/hの技巧派「斎藤佳紳」を徹底解説!【徳島の鉄壁エース】

徳島インディゴソックス
チーム・協会

【徳島インディゴソックス】

プロフィール

【徳島インディゴソックス】

ふりがな:さいとう けいしん
背番号:16
出身:京都府
生年月日:2003/03/16
身長:181cm
体重:89kg
投/打:右/左
経歴:近畿大学泉州高-天理大(中退)

多彩な変化球を操る技巧派ながら、最速155km/hと力強い真っ直ぐも持ち合わせる右腕。前期は主に中継ぎ・抑えとして、リーグ1位の防御率0.84をマーク。後期からはそれらに加え、昨年の9月8日以来の先発としても登板。7月18日の高知FD戦では、先発として8回2失点6奪三振の力投を見せた。プレイヤータイプとしては最多勝などのタイトルを獲得した村上頌樹投手のような高い制球力で丁寧な投球が光るタイプだ。

高校は近畿大学泉州高校に進学。1年生の夏からベンチ入りし、選手権南大阪大会で公式戦デビューを果たした。

大学は天理大学に進学。1年生の春からベンチ入りを果たし、春季リーグ戦で公式戦初登板。秋季リーグでは初の先発として登板し、5回無失点の好投を見せ、初勝利を収めた。その後も4試合に登板し、2季連続優勝に大きく貢献した。2年生では、春季リーグで2試合、夏季OP戦で2試合に登板するも、秋季リーグでは登板は1試合にとどまった。

大学を中退後は「野球を続けたい」という強い思いから、独立リーグの道を選ぶことを決断し、徳島インディゴソックスに入団。1年目から18試合に登板、防御率2.19をマークし、安定感のある投球を見せた。

2年目は4月に台湾の社会人チーム「全越運動」へのレンタル移籍を経験。苦手としていたフォーク、スプリットを武器として、徳島に復帰。変化球は主にスライダーに頼っていた彼にとって大きな収穫となった。順調に登板回数を重ねてある程度の結果を残してきた反面、どれだけ練習しても150km/hが出ない悔しさもあったが、8月に念願の150km/h計測。その年は18試合に登板し、防御率1.64と好成績を残した。

基本成績

【徳島インディゴソックス】

斎藤のこれまでの成績をまとめたものがこちら。これまでの3年間は安定した成績を残し、先発・中継ぎの両方でチームに貢献してきた。コントロールが良く、変化球とストレートのコンビネーションで丁寧に打者を抑える投球スタイルが持ち味。今季は防御率1.88、10勝で投手2冠を獲得した。

特に今季はストレートが最速155㎞/hにまで伸びるなど、投球に力強さが加わったことが印象的で、奪三振率9.04と3年目で初めてイニング以上の数の三振を奪った。今季の四国アイランドリーグは打高傾向で、40イニング以上投げた投手の中で奪三振率9.00以上の投手は5名しかおらず、三振が取れる貴重な存在だった。

マウンドでは打者を抑えると吼えることが多くあり、特にピンチであればあるほど感情が強く出るタイプ。得点圏では被打率.169とピンチに強く、得点圏で打たれた長打はわずか1本のみ。ランナーを許しても粘り強く、打者に立ち向かっていくピッチングで中継ぎがメインながら、勝ちを拾ってきた。

【先発成績】
2023年 8試合36.1回 防御率2.72
2024年 5試合21回  防御率0.86
2025年 5試合27回  防御率1.67
【中継ぎ成績】
2023年 10試合11回  防御率0.82
2024年 13試合17.1回 防御率2.60
2025年 28試合44.2回 防御率2.01


ここ3年間の成績を先発・中継ぎの成績に分けてみると、どちらでも優れた内容だったことがわかる。特に今季の中継ぎでは44.2回を投げて50三振、奪三振率10.03と多くの三振を奪っており、欲しいところで狙って三振を奪えるようになったことは今季の成長の1つ。

球種別スタッツ

SwStr% = 空振り数/全投球数 (一般的な「空振り率」)、 Whiff% = 空振り数/スイングした投球数 【スポナビより独自集計】 【徳島インディゴソックス】

斎藤の投球をさらに球種別に見ていこう。ストレートとスライダーのコンビネーションが投球の軸となっている。どちらも66%以上のストライク率が出ており、ストライクを取ることには苦労しない、リードのし甲斐があるピッチャーだ。さらにストレートの平均球速148.2km/hはリーグ1位の数字で、安定して150㎞/h前後のボールをコントロール良く投げる能力はリーグでも図抜けた存在だ。

変化球を見てみると、スライダーの空振り率は高く、被打率.139と1割台の数字が出ており、ストライクを取るだけでなく、バッターを打ち取るウイニングショットとしても使える武器だ。フォークも高い空振り率を記録しており、今季の72個の奪三振のうち、47個は変化球で奪った三振。

NPBの1軍のストレート平均球速は147km/hほどであり、斎藤の平均球速はすでに1軍レベルにある。それでいて変化球でカウントを取る、決め球として三振を奪うなど投手としての完成度は高い。昨季、徳島からNPBに指名された4選手は全員1軍デビューを果たしたが、斎藤も1軍の舞台でいきなり活躍する可能性は十分ありそうだ。

球速帯

【徳島インディゴソックス】

斎藤の持ち球の球速帯はこのようになる。ストレート(青)は150㎞/hを計測したものが最も多かった。グラフを見ても145km/h以下のストレートが少なく、150km/h前後が安定して出せるピッチャーであることがわかる。スライダー(赤)は130km/h台前半~中盤、フォーク(緑)は130㎞/台前半~140km/hを多く計測している。フォークはストライクを取るボールと空振りを誘う決め球のボールと2種類を使い分けている。

◎データが導く!ストロングポイント!

徳島での活躍についてテーマを設定し、さらに深掘りしていきたい。まずはテーマは3年かけて伸ばしてきた「球速」だ。

【徳島インディゴソックス】

斎藤のシーズンごとの各球種の球速を並べてみると、年々右肩上がりに成長していることがわかる。1年目はストレートの最速が140km/h中盤に留まっており、平均球速では140km/hを切っている。この年は阪神タイガースで2位指名された椎葉剛など最速150㎞/h以上の投手が10名所属していた剛腕揃いの投手陣の中で「技巧派」という珍しい存在だった。

2年目もなかなか球速が伸びなかった中、後期シーズンである8月に150㎞/hを計測。シーズン終盤に力強い投球でアピールするも、NPB球団から調査書は届かなかった。成績の数字はよかったものの最も足りていないものは「ボールの力強さ」だった。

3年目を迎えた今季は、昨季終盤からの成長そのままに飛躍的にパワーアップした姿で1年間アピールに成功。最速155km/hで平均球速148.2km/hと、入団当初の2年前の最速球速を平均球速で出せるレベルにまで大幅にパワーアップした。奪三振率の向上に球速アップは直結する大事な要素の1つだ。ストレートの出力が上がったことで、スライダー・フォークの球速も上がっている。変化球を丁寧に投げ込んでいく「技巧派」のピッチャーではあるが、ストレートの球速が上がったことで、力でも打者を抑えられるようになった。

☆ステップアップ!1軍への道!

あくまで技巧派!丁寧に4隅を突いて、役割を全うせよ!

チームの主戦投手として開幕時には抑えを任されるなど、高く期待された1年だった。球速を伸ばしたことで、ピッチングの幅が広がり、3年目にようやく投手として一皮むけた姿が見られた。先発でも中継ぎでも投げることができ、どちらでも大崩れしないでゲームを作ることができるのが強みだ。1軍のマウンドで打者を抑え、吼える姿が見られることを楽しみにしたい。

データ担当 
中俊輔(@SNaka99400680)
【球団よりお知らせ】
徳島インディゴソックスでは2020年シーズンより
SNSやYouTubeをはじめとした広報活動を
学生インターンの皆さんと共に行ってまいりました。
来シーズンもチームを一緒に盛り上げてくださる学生を募集いたします。
↓詳しくはこちらのnoteをチェック!↓
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著者プロフィール

徳島インディゴソックスは、四国アイランドリーグplusに所属するプロ野球独立リーグの球団です。球団ミッションに「徳島から夢追う人を増やす」を掲げ、現在10年連続NPBドラフト指名選手輩出中!YouTubeではホームゲーム全試合実況生中継!

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