「41歳、新人です!」安江祥光選手はチームにどう貢献する? 2025-26シーズン方針発表記者会見レポ【後編】
昨シーズンに引き続き、10月11日に東京都江戸川区のタワーホール船堀で開催された「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ2025 -26シーズン方針発表記者会見」。後編では、安江祥光選手の入団記者会見や新ジャージー発表の様子、ファンクラブ「Spears+」会員の質疑応答タイムを中心にお届けします。
【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
スピアーズに入団していなければ、今も雨の中を走っているかもしれない
安江選手の名前が呼ばれると、ひと際大きな拍手が起こりました。「日本一激しい応援をしてくださるオレンジアーミーのみなさま、はじめまして。新人の41歳、安江です!」の一言で、会場はぐっと和やかな雰囲気に。「激しい応援をしていただけたらうれしい。老体にムチを打って頑張ります!」とメッセージ。
安江選手のこれまでの経歴は、帝京高校→帝京大学→日本IBM→神戸製鋼コベルコスティーラーズ→三菱重工相模原ダイナボアーズ。日本代表2キャップ、リーグ戦通算155キャップ(2025年10月時点)
【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
質疑応答では、スピアーズ入団の経緯について記者から質問を受け、次のように答えました。「プレーヤーにこだわりたいという思いがありました。入団19年目で唯一成し遂げていないことは優勝。決勝戦に出たことはありますが、ラグビー選手として優勝を経験して、選手生命を終えたい。スピアーズが受け入れてくれたことに感銘を受け、チームのために命を懸けてみたいと思いました」。
さらに、ここ2週間ほどの間に入団が決まったという前川GMの話を受け、もし決まっていなかったらどうしていたかを尋ねられると「もしかしたら、今も雨の中を走っているかもしれない(笑)。某スポーツジムに月契約をして通っていたのですが、今はいい環境でトレーニングできていて、体も仕上がっています!」との回答。ユーモアあふれるコメントに、会場は大きな笑いに包まれました。
スピアーズのフッカー陣にはすばらしい選手がたくさんいる中、同じポジションの安江選手がどこで勝負できるか、どう貢献できるかという質問には、心強い答えが返ってきました。
「経験値という部分では 何かアウトプットできるのではと感じています。例えば、ゲームのあやを見極めること。“この時間帯でこういうプレーをすれば勝ちを手繰り寄せられるのでは”というタイミングは、一朝一夕ではなかなか学べません。自分自身、安定したハイレベルなプレーをし続けることが、スピアーズが優勝する大事なプロセスではないかと感じています」
安江選手はステージに残ったまま、新ジャージー発表コーナーに移りました。前川GMのネゴシエーションにより、ショーン・スティーブン選手の代打で現れたのは、3rdジャージーを着用したオペティ・ヘル選手! 2ndジャージーを着た押川敦治選手も登壇しました。そして安江選手は上着を脱いで、新1stジャージーをアピールします。
押川選手(写真左)、オペティ選手(写真右)や会場のみなさんに注目されながら、安江選手は1stジャージーを披露
【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
オレンジアーミーの楽し気な笑い声に包まれながら、フォトセッションに対応。ポーズも決まっています。
【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
「オレンジ色のジャージーの着心地はいかがでしょうか?」という記者の質問には「逆にどうでしょう? 僕としては似合っていると思いますが(笑)」と上手に切り返す安江選手。さらに「ちなみに、好きな色は?」と聞かれると「オレンジです!」と即答。会場がどっと沸きました。
ここで、さらにゲストが登場。スピアーズのマスコットキャラクター・スッピーです! 前川GM、フランHCも再度登壇し、集合写真の撮影が行われました。
スッピーは3rdジャージーを着用して登壇しました
【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
いよいよラストは、ファンクラブ「Spears+」会員向けの質疑応答タイムです。事前に募集した質問に対し、選手たちが回答するスタイルで進行します。
押川選手がオフに食べたいものは、今スピアーズの若手選手の間で流行っている“二郎系ラーメン”だそう
【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
ステージ上のみなさんの笑顔が、楽しさを物語っていますね!
トライを取ったときのポーズを聞かれて、スッピーポーズを決める安江選手
【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
ちなみに、ラストの質問は「スピアーズの中で誰が一番お酒が強いか?」というものでした。押川選手から「僕が聞いた話では、リーグワン界隈で安江さんが一番強いとのうわさなので、どれぐらい強いのか楽しみです。飲みの場で強さを見せてほしい!」との回答があり、それに対して安江選手は「グラウンドでも(笑)」と答えて、質問コーナーはお開きに。この後、集合写真をグループごとに撮影し、2025-26シーズンの記者会見は幕を閉じました。
パートナー企業のみなさんもスッピーポーズ!
【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
●チケット販売のお知らせ
11月2日(日)までSpears+会員を対象に、スピアーズえどりくフィールド(えどりく)を中心に行われるホストゲーム6試合をまとめてお得に購入できる「シーズンシート」、東京サントリーサンゴリアス・埼玉ワイルドナイツとの2試合の良席を狙える「秩父宮パック」を販売中です。さまざまな席種が用意されている中で注目は、えどりく(スピアーズえどりくフィールド)の「NISHIOエキサイティングシート」!
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オリジナルキーホルダーは試合当日に会場で受け渡しとなります
【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
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取材・文:せきねみき(ライター・コラムニスト)
写真:チームフォトグラファー 福島宏治