楽天イーグルス2025ドラフト予想

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チーム・協会
【これはnoteに投稿された黒木段 / Jing Tha Eaglesさんによる記事です。】
こんにちは、ジンです。

ドラフトまであと一週間と迫ってきたので、
今回は楽天イーグルスの2025ドラフトを予想していきたいと思います。

今年の補強ポイント

まず今年の補強ポイントを考えていきます。


25歳以下の分布で見てみると、捕手が0人と最も少ないので最重要課題の一つと言えそうです。島内、岡島のベテラン外野も抜けるので、外野も補強ポイントと言えそうです。また、投手も22歳以下は頭数が多いとは言えないので、大卒、高卒投手はい一定数確保しそうですが、社会人世代は可能性薄かもしれません。内野は一、三塁は少ないですが、唯一ショートに関しては宗山、入江、陽、ワォーターズと選手が豊富なのでショートの上位指名はなさそうに思えます。

市場分析

今年の市場は入札候補に関しては立石正広(創価大)、石垣元気(健大高崎)の2強です。

立石は強打の内野手で、主に三塁、二塁を守ります。守備力は大山悠輔、もしくは牧秀吾クラスで、牧秀吾が無理やりセカンドを守らされている大山悠輔だと考えると、二塁で指名する球団は無きにしも非ずだと言える、くらいの守備力と考えます。

石垣は最速158km/hの高校生右腕で、甲子園にも出場しています。身長は180cmとプロ候補の右腕の中ではそれほど高くありませんが、VAAなどのMLBのトレンドを考えると必ずしも低身長は不利には働かないと私は考えます。

その他選手は例年のハズレ1位クラスで、そのクラスが多く、ハズレでも潰しが効くことからも、入札で立石、石垣以外に行くメリットは少ないと言えるでしょう。

楽天の指名傾向分析

楽天イーグルスに石井GMが就任した2018年からの指名傾向を分析してみましょう。
上位3人を振り返ります。

18 ×藤原 辰己太田引地
19 ×佐々木 小深田黒川津留崎
20 早川 早川高田藤井
21 吉野 吉野安田前田
22 荘司 荘司小孫渡辺
23 ×常広 ×前田 古謝坂井日當
24 宗山 宗山徳山中込

まず第一に目につくのは「上位3人まで投手含む全てセンターライン」という徹底ぶりです。指名した野手は外した選手含めて

キャッチャー 太田安田
セカンド 黒川
ショート 小深田宗山
センター 藤原辰己吉野前田

と全てセンターラインで徹底しています。2019年に指名を匂わせていた石川昂弥(現中日)を除けば、大砲タイプのサード、ファースト、レフト、ライトは石井GMになって以降ドラフト3位まで一人も指名していません。

また、野手の指名身長はそれほど重視しておらず、藤原181cm、辰己180cm、太田177cm、小深田168cm、黒川182cm、吉野185cm、前田180cm、宗山175cmと、他球団は185cm以上の選手で足切りし上位指名を重視する球団も多い中、楽天は野手は身長で足切りすることはまずありません。

投手の指名傾向は
ドラフト1位入札は佐々木163km/h、早川155km/h、荘司157km/h、常広155km/hの全てが最速155km/h超えです。昨年4球団競合の金丸が最速154km/hだったことも踏まえると、入札にはある程度球速を目処に指名していることがわかります。
ハズレ1位以下になると古謝が最速153km/hで、23年ドラ2の坂井の149m/hに至っては他球団でもなかなかドラフト2位クラスには浮上しない遅めですが、基本的には引地153km/h、津留崎153km/h、高田155km/h、小孫156km/h、日當153km/hなど、球速は比較的重視してパワーピッチャーを多く指名する傾向にあります。

高卒右腕は全て185cm以上の高身長で、引地189cm、坂井186cm、日當190cmですが、左腕を見てみると23年ハズレ1位の前田悠伍は身長179cmであり、21年ドラフト4位の泰が172cmであることからも、高卒左腕においては180cm以下を指名しています。

大卒でも荘司は189cm、21年ドラ5の松井友翔も190cmの高身長ですが、早川や高田はそれほど高くないことからも、小関スカウトの言う「同じクラスなら身長が高い方を優先する」以上でも以下でもないのかなと言うのは言えそうです。

上位3人予想

入札 石垣元気 投手 健大高崎
ハズレ1位 小島大河 捕手 明治大
2位 エドポロケイン 外野手 大阪学院大
3位 渡邊一生 投手 仙台大

入札は最速158km/hを誇る石垣元気を指名すると予想。
立石はセンターラインを守れてもセカンドで、黒川史陽と被ることからも回避すると現時点では予想。
ハズレ1位では貴重な上位候補の捕手である小島大河を指名すると予想。
179cmの大柄、スラッガーとは言えない捕手ですが、今年の市場や楽天の指名傾向から考えてもセンターラインの大卒野手は指名傾向、補強ポイントと合致します。
2位にはエドポロケイン選手を指名予想。4年時に成績を上げてきた、横振り傾向のセンターの選手で、スラッガー、外野手の欲しい楽天と補強ポイント、好みの傾向が合致する。
3位は仙台大の渡邊を指名予想。左腕であれば比較的身長を気にしない楽天で、即戦力の先発を3位で欲しい場合に瀧中、藤井など2位以下で制球力重視の安定型の先発を指名する傾向にある楽天と補強ポイントが合致します。

以上が、私の楽天イーグルス2025年の指名予想になります。ご覧いただきありがとうございました。

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