【世界アマチュアゴルフ選手権・4R】最終ラウンド終了

日本ゴルフ協会(JGA)
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日本チームは2つスコアを伸ばすも通算9アンダーで10位タイ

【最終ラウンドを終えたナショナルチームメンバー】

2025年度(第34回)世界アマチュアゴルフチーム選手権は11日、シンガポールのタメナラカントリークラブで最終ラウンドを行い、通算7アンダーパーの8位でスタートした日本チームは2つスコアを伸ばし、通算9アンダーパーとしてアメリカとともに10位タイで終えた。優勝は通算26アンダーパーで独走体制を築いた南アフリカが後続につけ入る隙を与えない万全のプレーでチームスコアを3つのばし、通算29アンダーパーで本選手権初優勝を飾った。
8打差の2位にオーストラリア、さらに2打差の通算19アンダーパーでこの日7つスコアを伸ばしたイングランドが入賞。なお個人戦は、南アフリカの初優勝に貢献したChristiaan Maasが通算22アンダーパーで優勝を果たし、本選手権は閉幕した。

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表彰台を目標に最終ラウンドのプレーをスタートした日本チーム。1番手の田村軍馬は、4番ホールまで3ボギーと苦しい展開となる。8番でバーディを奪うも9番で4つ目のボギーを喫し前半を3オーバーパーで終える。後半は11番のバーディで本来のプレーを取り戻すかと思われたが、14番でボギー、16番バーディ、17番ボギーとプレーは落ち着かない。それでも最終18番をバーディで締める意地を見せてくれた。田村は4バーディ・6ボギーの74でホールアウト。不採用スコアに悔しさを隠せなかった。

ムービングデーにチームトップのスコアを叩き出して貢献した長﨑大星。連日のビッグスコアを期待されたが、3番でボギーが先行してしまう。それでも8番、13番でバーディを決めて、このままスコアを伸ばすかと思われたが、17番で痛恨のダブルボギーを喫してしまい、2バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの73でプレーを終えた。本大会日本チーム最年少ながら、期間中は切れ味鋭いショットと攻めのプレーが光った長﨑。今後のナショナルチームの中心選手としての成長を期待させる試合となった。

【頼れるエースとしてチームを牽引した中野麟太朗】

ナショナルチームとして最後の18ホールに臨んだ中野麟太朗。前日の不完全燃焼のプレーのリベンジを期して1番ホールをティーオフする。2番でボギーを叩いたものの5番でバーディを決めて前半をパープレーで凌ぐと、10番では会心のイーグルを決めてみせる。12番はこの日2つ目ボギーとしたが、16番に続いて自身最後の世界アマの72ホール目となる最終ホールもバーディでフィニッシュ。1イーグル・3バーディ・2ボギーの69で最後までエースの役割を果たしてくれた。
中野は個人戦も通算7アンダーパーで7位タイと存在感を示して世界アマチュアゴルフチーム選手権を戦い抜いた。
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著者プロフィール

(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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