【佐世保シニアOP/1R】シニア3シーズン目を迎える山下和宏が67をマークして単独首位「Just do itです」
第12回トラストグループカップ 佐世保シニアオープンゴルフトーナメント2025
首位1打差4アンダーに菊地純(51)、久保谷健一(53)、内田勝也(51)、寺西明(59)、中山正芳(57)が首位を追い、3アンダーには細川和彦(54)、沢田尚(57)が続いている。前年覇者のソク・ジョンユル(56)は5オーバー75位タイと出遅れている。
シニアデビュー後、3戦目のノジマチャンピオンカップ箱根と5戦目のスターツシニアで優勝争いに加わったが、思うようなプレーができずに自らチャンスを逃してしまっていた。自力で掴んだ3度目の優勝争いに「シニアツアー後半戦も大詰めですし、せっかくの賞金シードを一年で終わらせるのは嫌ですから」と惜敗した悔しさを胸に、今大会への決意をにじませている。
第1ラウンドで量産した6つのバーディは「ティーショットも安定していた上、ミドルパットが決まってくれました」と一日を振り返った。ピンチがあったとすれば「7 番のボギーはティーショット右に打ってしまい、バンカーでド目玉。ギリギリのところでボールの頭しか見えていないところに突き刺さって。セカンド出すのが精一杯」と難所を切り抜けたようだ。
練習は裏切らない。山下は今季10試合に参加しているが上位30位以内には一度も入れず、現在の賞金ランキングは57位。「思うようなショットが出来ていない」とシニア2年目、原因究明に追われる日々を過ごしていた。それが大会2日前に行った練習場で「ハーフショットの練習量を増やしたらアイアンショットが劇的に良くなったんです。久々にショートアイアンでピンの方に飛んでくれて」と顔色も明るい。「アプローチが随分良くなってきて、アプローチの雰囲気の延長でハーフショットをしたらすごく良くなった感じです。ショットとアプローチは改めて繋がっているなと思います」。不安要素でもある”アプローチ”への取り組みに、手ごたえを掴み始めている。
何事も真面目に取り組む山下は、没頭しやすい性格。「これから練習にいこうかどうか。うん、あまり気合入れすぎてもなぁ」と迷いつつ「やっぱりいく事に決めました!やれることをやっていきたいですから。ジャスト・ドゥ・イット」と3度目の優勝争いにむけ、山下は着々と準備進行中である。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ