【柏レイソル】東洋大4年山之内佑成 堂々デビュー「2025Reysol Report Vol.19」
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「彼は通常左サイドでプレーする選手ですので、慣れていないポジションにもかかわらず、彼の貢献度もあり、右サイドの攻撃が活性化しました。難しい試合展開、プレッシャーのかかる中で素晴らしいパフォーマンスを披露してくれたと思います」(リカルド・ロドリゲス監督)
「個人的にはちょっと慎重になりすぎて、パスを選択するところがあったので、シュートを打てる場面で打たなくてチャンスを逃したという後悔があります」(山之内)
無理もない。期待の若手有望株とはいえ、プロでの出場はまだ2試合目。東洋大学との活動と並行しての練習参加であり、シーズンのスタートから常時レイソルでプレーしているわけではない。連携面も含めて難しい立場であるが、それでもリカルド監督の言葉どおり右サイドを活性化させた。フロンターレ戦の自分のプレーに満足できなかったという心情は、むしろ「まだまだやれる」という山之内の高い意識の表れでもある。
彼は右利きだが、左サイドを主戦場とする選手だ。だがレイソルでは、今のチーム事情もあって右サイドを務めている。この慣れないポジションに対しても、山之内は「新たなチャンレンジ」と言い、このチャレンジが自分のさらなる成長につながると前向きに捉えている。
高い技術や優れた個人戦術を持っていても、対戦相手をリスペクトしすぎるあまり、腰が引けてしまっては、その能力をフルに発揮することはできない。ただ、山之内は頼もしいメンタリティーを持っており、今回の第2戦のポイントを聞いてみると「ビビらずにチャレンジすることが重要」と言う。
山之内は、チームにそんな勢いをもたらせる若手の一人である。決勝進出には2点差の逆転が必要なこの大事な試合、そこで自分がプレーすることを考えると「ワクワクします」と笑顔を見せて言うのだから、なんとも頼もしいメンタリティーである。
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