三国「ボートレースバトルトーナメント」開幕 前検1番時計の武井莉里佳に期待!

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【(C)BOATRACE 武井莉里佳】

ボートレース三国の「ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント」がきょう11日、開幕した。午前9時半から始まったオープニングセレモニーは大盛況。参戦48名に大きな声援が送られていた。
わずか3日間の超短期決戦の勝ち上がり方式は次のとおりだ。

【初日】
「トーナメント(5R~12R)」
【2日目】
「セミファイナル(9R~12R)」=「トーナメント」で3着までに入った24名(3名×8個レース)が対決。
「復活戦(5R~8R)」=「トーナメント」で4着以下となった24名が対戦
【3日目】
「ファイナル(12R)」
なお、ファイナルに進出できる6名と枠番決定の仕組みは以下のとおりとなっている。

【(C)BOATRACE】

この大会、超短期決戦であるということのほかに大きな特徴がある。シード制がないのだ。
通常、一般戦であれ記念レースであれ、ドリーム戦などの“点増しレース”が組まれているものだが、このシリーズはすべてが同条件。さらに、枠番も抽選で決せられるため実績などを考慮した「番組の妙」は存在しない。
つまり、実力はいうまでもないが、運も結果に大きく影響を及ぼす戦いといっていいだろう。そういう意味で外枠になったメンバーの動向が気になるところだ。

その1人がトーナメント11R5号艇の武井莉里佳(兵庫出身・兵庫支部25歳)【写真2枚】。1つ内の4号艇に今年V8の藤原啓史朗がいるため、その出方次第の面がある。当然、判断力が求められ、一瞬でも遅れれば手遅れになってしまう可能性は小さくない。難しい外枠といっていいだろう。

【(C)BOATRACE 武井莉里佳】

しかし、武井莉里佳には“武器”がある。
前検タイムで1番時計(6秒62)をマークした“伸び”がそれだ。

全速スタートできれば、やはり伸びに感触のある藤原啓史朗の先攻めを誘発できる。そこを突く作戦である。
7月から初めてA2級入りしている武井莉里佳の展開力に期待していいだろう。

【(C)BOATRACE】

三国の「ファン感謝3Days ボートレースバトルトーナメント」の模様を伝える公式YouTube初日は、元プロ野球選手の川上憲伸さんを迎え午後2時から配信される。

中日ドラゴンズのエースとして活躍するとともに大リーグ・アトランタブレーブスでもプレーした経験をもつ川上憲伸さんはサービス精神の人。その親しみある性格は多くが知るところだが、ボートレースの見立てでもきっと楽しませてくれるはずだ。内容とともに、その話術も堪能したい。
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