【世界アマチュアゴルフ選手権・3R】第3ラウンド終了
日本チームは通算7アンダーとスコアを伸ばせず悔しいムービングデーに
表彰台を目指してムービングデーに臨んだ日本チームだったが、思うようにスコアを伸ばせない苦しい一日となった。
田村軍馬はバーディを先行させたものの前半で3ボギーを叩くと、後半は16番(パー3)でよもやのダブルボギーを喫し、3オーバーパーでホールアウト。
続く長﨑大星は前日の不採用スコアの鬱憤を晴らすように6バーディ・2ボギ―でこの日のチームベストとなる4アンダーパーをマークする見事なカムバックを見せた。
個人戦でも上位につけてチームを牽引してきた中野麟太朗は、ボギーが先行する悪い流れを断ち切れぬまま前半で1つスコアを落とすと、後半も2ボギーに終わりこの日3オーバーパーで不採用スコアとなってしまった。
日本チームは1つスコアを伸ばし通算7アンダーパーでムービングデーを終えて8位で明日の最終ラウンドを迎えることとなった。
首位と19ストローク、2位グループのオーストラリア、メキシコとの7打差を追いかける日本チーム。表彰台に立つことを目標にチーム一丸となって明日の最終ラウンドも全力を出し切る。
首位スタートの南アフリカはChristlaan Maasがボギーフリーの7アンダーパー、Daniel Bennettも5アンダーパーをマークし、この日もチームスコアを12ストローク伸ばして通算26アンダーパーで2位タイのオーストラリアとメキシコに11打差をつけて2006年大会以来2度目の世界一の座に王手をかけた。
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しかし、16番(パー3)で風を読みきれずにティーショットをハザードに打ち込みダブルボギーを喫してしまい、2バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの75と「悔いしか残らない」という結果に終わった。「明日ぐらいは、精一杯に。失うものもないので、攻めのプレーでチームに貢献できるように頑張りたい」と唇を噛み締めた。
「今日はティーショットがあまり良くありませんでしたが、セカンドショットとパッティングが良い1日でした」と、屈託ない笑顔を見せる。「明日は、チーム戦でトップ3を。個人戦では10位以内を目指してプレーしたいです。チーム全員がアンダーパーでプレーできれば良い順位に行けると思うので、諦めずに頑張りたいと思います」と、力強い言葉で明日の最終ラウンドへの決意を語った。
結局、中野は2バーディ・5ボギーの3オーバーパーで不採用スコアと、チームの上位進出に貢献することができなかった。「今日は何もないです。久々に自分にイライラするゴルフでした」と言葉を振り絞る中野の様に忸怩たる思いと悔しさが現れていた。「チームに迷惑をかけてしまったので……なんとか切り替えて明日頑張りたいです。引きずってもしょうがないので。明日、1日頑張ります」
日本代表として戦う最後の一日。72ホール目のグリーン上で中野の笑顔が見られるか?!
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