日本女子唯一の100㎏超えパワーリフターの飽くなき向上心
「キリのいい100㎏を挙げられて素直にうれしい。ほっとしました」
そう笑う田中は、コロナ禍でトレーナーに誘われたことがきっかけで競技を始め、競技歴わずか3年で国内トップに定着した、注目のパラアスリートだ。100㎏の大台を突破した女子73Kg級&79Kg級の日本記録保持者は、2025年10月の世界選手権(カイロ)でさらなる記録更新を狙う。
もっと吸収したい
多くを学び吸収したい気持ちがある一方、すべての情報を得る難しさという歯がゆさもあるだろう。それでも、「新しいことを取り入れることができて充実している」と前を向く田中からは、しなやかな強さが感じられた。
次なる目標
女子のエースは、控えめに話す。
「世界を見たら、追いつけるレベルじゃない。引き続き、自分の記録をちょっとずつでも挙げていくだけです」
「3月に100㎏を挙げたときは疲労や風邪などでパワーダウンしていました。今は取り戻せてきたので、世界選手権では最低110kgは取って、取れるなら111㎏を取りたいです」
いつもは温和な田中の瞳に、負けん気の強さが映った。
text by Asuka Senaga
photo by Atsushi Mihara
※本記事はパラサポWEBに2025年10月に掲載されたものです。
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