勝たねばならない理由 ラグビー日本代表対オーストラリア代表 

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ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの3戦シリーズ(7月、8月)には負け越すも、最終戦で一矢報いた。ザ・ラグビーチャンピオンシップでは敵地で南アフリカに勝った(8月)。
 ワラビーズの愛称で知られるオーストラリア代表はワールドランキング7位も、現在のぼり調子。上位国との差は詰まっている。10月25日、ラグビーワールドカップ(以下、RWC)優勝2度の実績があるそのワラビーズが国立競技場のピッチに立ち、日本代表と『リポビタンDチャレンジカップ2025』を戦う。
 2027年にはオーストラリアの地でRWCが開催される。そのホスト国でもある今回の相手とは大会で同じプールに入る可能性もあるから、東京での試合結果は、2年後の現地での注目度も左右する。
日本代表はワールドランキング13位。先に行われた『アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2025』(以下、PNC)の決勝では昨年同様、フィジー(ワールドランキング9位)に敗れて準優勝に終わるも、試合内容は1年前とは違った。標榜する超速ラグビーは、キック戦術と絡めることで厚みを増し、得点力が高まった。終盤に相手を追い詰めたのは、動き続けるタフさでは上回れたからだった。
 両チームの現在地、そして2年後のRWCまでの時間を考えれば、日本代表が今回の対戦で残す結果は、今後の成長の糧になるだろう。しかし、勝たねばならない理由がある。
 今年12月3日には、11月までの全国際試合の結果を反映させたワールドランキングを利用した、RWC2027のプール分けがおこなわれる。24チームが4チーム×6プールに振り分けられる。
 1-6位、7-12位、13-18位、19位-24位の4つのバンドのどこに入るかによって、自分たちより上位のチームがいくつ同じプールに入るか決まる。日本は悪くても12位まで順位を上げたい。その観点から言えばワラビーズも6位以内に入っておきたいから、両チームが国立競技場での一戦を必勝のマインドで戦うことは約束されている。
 日本代表はオーストラリア代表と戦った後、南アフリカ、アイルランド、ウェールズ、ジョージアと続く欧州遠征へ出掛けるが、エディー・ジョーンズ ヘッドコーチは「ワラビーズ戦のことしか考えていない」と言う。その試合の結果がその後のツアーへ向かうチームの空気を決める。また、目の前の試合に勝つこと以外に前進していく道はないからだ。
 10月2日に発表されたこの秋の戦いに臨む日本代表トレーニングスコッドは、7月の『アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2025 日本代表×ウェールズ代表』とPNCを経て選ばれた2025年シーズンのベストメンバーだ。
 今季ここまで主将を務めたリーチ マイケル(LO/FL/NO8)、ワーナー・ディアンズ(LO)の両選手が名を連ね、HO江良颯、WTB石田吉平など国際経験を積み上げつつある選手たちもいる。また、208センチのハリー・ホッキングス(LO)ら、新しく加わった選手たちが付け加えてくれるものも楽しみ。
 ワラビーズもRWC2023のスコッドから大きくメンバーが変わり、試合を重ねるごとに結束を高めている。13人制のラグビー・リーグから転向、CTBとして存在感を示すジョセフ=アウクソ・スアリィイら強烈なランナーやハードワーカー揃いのフォワードは難敵。
 この先のテストマッチはすべて、チームとファンの両者にとって、2027年の祭典に直結する前哨戦となる。

※ワールドランキングは10月6日現在

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(公財)日本ラグビーフットボール協会は、日本におけるラグビー競技の普及振興に関する事業を行い、その健全なる発達を図るとともに国民体力の向上と明朗なスポーツマンシップの涵養につとめ、もって社会文化の向上発展に寄与することを目的とした競技団体です。 1926年に日本ラグビー蹴球協会として設立されて以降、ラグビー競技の普及発展のための国内唯一の統括団体として活動を続け、2013年に公益財団に移行しました。詳細はこちら(https://www.rugby-japan.jp/jrfu)

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