ボートレース蒲郡(ナイター)の「G1オールジャパン竹島特別 開設70周年記念競走」（優勝賞金1200万円）は8日、開催4日目が終了。準優18ピットが決定した。4日目を振り返ると、1Rは南西からの向かい風2メートルで始まったが、6Rは左横風、7･8Rは追い風、9Rは無風、そして10R以降は右横風と、微風だったがグルッと回りながら変化していった。

　4日目の決まり手は逃げが10本と1コースが幅を利かせ、抜きとまくり差し(ともに3コース)が1本ずつだった。配当面では、4Rの河合佑樹がバック3番手から2マークで内寄り絶妙なクイックターンを決め、逆転の万舟券が飛び出した。

　4日間の予選を終えて得点率トップは1･2･2･2･2･3着で平本真之(愛知出身・愛知支部41歳)【冒頭の写真】。予選ラスト走だった4日目6Rは、機敏なコーナー戦で追い上げての3着だった。平本は「周回展示が若干かったるい感じがあって展示タイムも出ていなかったけれど、レースでは悪くないです。グリップしていたし、進み方も良かったです」と得点率は8.33でフィニッシュ。「直線に関しては普通で、伸びに振っている人には分が悪いです。ただ、着もそれなりに取れているし、レース足はいいです」と出足関係には自信を持っている。準優11Rは絶好枠から逃げあるのみだ。

　予選2位は深谷知博(静岡出身・静岡支部37歳)【写真上】。4日目の2走を3･2着とまとめ、得点率は8.17だった。深谷は「少し調整を外していたけれど、行き足を中心に乗りやすさがあるので気に入っています」と1位の平本には得点率では及ばなかったが、仕上がりでは上をいく。「ちょっとのところですが、そこを合わせることに専念していきます」と気持ちを引き締めていた。準優10Rをパワフルに押し切るか。

　予選3位は8.00の末永和也(佐賀出身・佐賀支部26歳)【写真上】。上位2人との得点差（3人とも6走ずつで平本とは2点差、深谷とは1点差）が示すように僅差の3番手だった。末永は「足負けすることはないと思うし、上位って言い切れます」と胸を張る。「出足はトップ級にいいですし、伸びも道中で高橋竜矢選手と競っても変わらなかったし、伸びも十分にいい方だと思います」と具体的に説明した。準優第1弾の9Rは1コースから華麗な逃走劇を披露するか。

　準優3個レースのメンバーは次のとおり。

＜蒲郡 5日目 9R 準優勝戦＞
1枠 末永　和也 (佐賀・佐賀)
2枠 辻　　栄蔵 (広島・広島)
3枠 太田　和美 (奈良・大阪)
4枠 瓜生　正義 (福岡・福岡)
5枠 山口　達也 (岡山・岡山)
6枠 村上　　遼 (長崎・長崎)
※()内は出身・支部の順

＜蒲郡 5日目 10R 準優勝戦＞
1枠 深谷　知博 (静岡・静岡)
2枠 高橋　竜矢 (広島・広島)
3枠 畑田　汰一 (東京・埼玉)
4枠 杉山　裕也 (愛知・愛知)
5枠 吉川　元浩 (兵庫・兵庫)
6枠 山田　哲也 (千葉・東京)

＜蒲郡 5日目 11R 準優勝戦＞
1枠 平本　真之 (愛知・愛知)
2枠 定松　勇樹 (福岡・佐賀)
3枠 井口　佳典 (三重・三重)
4枠 佐々木完太 (山口・山口)
5枠 池田　浩二 (愛知・愛知)
6枠 澤田　尚也 (京都・滋賀)

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