「見えない壁」を感じますか?楽天が4年連続の4位。来年こそ、明るい未来の予感。ルーキーの宗山選手がチーム新人歴代2位の112安打。日当投手の白星など「プロ入り初」が続々

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チーム・協会
【これはnoteに投稿されたセイノさんによる記事です。】
「見えない壁」を感じますか?楽天が4年連続となる4位となった。なかなかポストシーズンにたどり着けない。それでもドラ1ルーキーの宗山塁選手はシーズン112安打を放ち、球団の新人歴代2位に。日当直喜投手の白星など「プロ入り初」を達成する選手が続出。来年こそ、明るい未来の予感がする。

3日にホームの仙台で行われた西武戦。2点を追う九回に、楽天が鮮やかな逆転劇を見せた。

この回の先頭打者が四球で出塁。村林一輝選手がレフトへのヒットで続く。さらに四球で無死満塁のチャンス。ここで4番のボイド選手がレフトへ2点適時安打。これで同点に追いついた。さらに送りバントで走者を二、三塁へと進めた。

ビッグチャンスで打席に立ったのはドラ1ルーキーの宗山選手。低めのチェンジアップをライト前へ弾き返した。三塁走者が生還して、7-6のサヨナラ勝ち。宗山選手は、この日3安打。シーズン112安打として、球団の新人歴代2位の記録を生み出した。

昨年のドラフト会議で、楽天のほか、西武、広島、日本ハム、ソフトバンクの計5球団からドラフト1位指名を受けただけのことはある。明治大学時代の安打製造機は、プロになってもヒットメーカーとなった。

楽天はすでにBクラスが確定している。そんな中でチャンスを与えられた若手選手の活躍が目立った。

この日、九回のマウンドに立ったのは、プロ入り2年目の日当投手。プロ入り2度目の登板で、今季初のマウンドだった。2者連続で空振り三振を奪うなど三者凡退に。その後にチームが逆転勝利を収めたため、プロ初勝利を手にした。

六回にはルーキーの陽柏翔選手が代打で登場してレフトへヒット。これがプロ初安打となった。

そして八回には吉野創士選手が2死満塁からセンターへ2点適時打。プロ4年目の21歳にとって、これがプロ初打点だ。

この日の先発マウンドに立ったのは、大内誠弥投手。プロ入り2年目の19歳が5回2失点と、しっかりゲームを作った。今季初めて1軍でプレーして、2度目の登板だったが、落ち着いたピッチングを披露した。

楽天にとって、4年連続の4位。Aクラスとの間に、まるで「見えない壁」が存在しているかのようだ。それでも、この試合で活躍した若手選手が成長を続ければ、来年こそ、明るい未来となりそうな予感がする。

楽天の前に立ちはだかる「見えない壁」。これを打ち崩すのは、きっと若手の力だろう。もっと、もっと若手選手にチャンスが与えられるように願っている。
見出し画像:T-Akagi
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